マクロ写真では、ピントの合わせ方で、写真のイメージを左右する。
ストロボを使い、絞りを絞って撮れば、被写界深度も深いのでそんなに気にすることはない。
しかし、絞りを開けた場合、被写界深度は浅くなる、等倍で撮ればなおさらである。
こちらのスカーレットジェムの写真は、F6.3で撮っているので被写界深度も微妙になってくる。
最初にピンとリングを回して画角をきめる。(この場合は、最短距離にあわせ等倍にしている。)
カメラを動かしピントを合わせる。初めは前後に動かし眼にピントを持ってきて、ちょこっとずらす。
この場合は、眼と胸鰭にピントが合うようにした。
慣れないと難しいかもしれないが、眼だけにあっているより、シャープ感が増す。
解りにくいかもしれないのでこの写真であれば、丸の部分3点を結んだ三角形とカメラのレンズが平行になればいい。
この写真は、開放 F2.8 で撮っているのでまわりはきれいにボケており、主題を浮き立たせている。
ピント合わせで写真の印象を大きく帰ることが出来るわけである。