ステッチの神様が逃亡中で、まったく進捗がありません。
針すら持っていません。
ので今日は読書のことを。
私には職場に読み友さんがいました。
読み友さんといっても私より20も年上です。
上長でもありましたが仕事の話しよりも、本の好みが似ていたので、
読んで面白かった本を薦めたり、情報交換をしていました。
今は退職され、週2回の顧問契約に切り替えられましたが、
コロナ禍でテレワークとなり、すっかりお目にかかることはなくなってしまいました。
リアルでの読書仲間というのは貴重な存在なので、とても残念に思ったものです。
そんな読み友さんが、読み終えた本を段ボールに詰めてドッサリ送ってくれました。
その中にあったのが『隠蔽捜査』。
これはシリーズものなのですが、なぜか送られてきたのはシリーズの5巻目と6巻目。
私はシリーズものは最初から読まないと気が済まない性質なので、
(たいていの人がそうでしょうけれど)
さっそく図書館で初巻を借りてきました。
どうしたらこんなに汚れるのか、汚せるのか・・・。
ちょっとげんなりしますが、汚れているからといって内容が変わるわけでは無いのでね。
同じく読み友さんにオススメされた任侠シリーズの初巻、『任侠書房』も借りてきました。
『隠蔽捜査』は読み友さんご自身が、
「主人公の性格が自分に似ているので・・・」と言っていたので、興味深く読みましたが、
なるほど、その通り。
きまりを守り、融通がきかなくて自分が正しいと思ってしまう。
読み友さん、自分のことをよく分かっているなあ、
と、ちょっと笑ってしまいました。
警察小説を読む上で欠かせないのがこの雑誌。
私はけっこう警察小説が好きですが、
警察組織や階級が全然分からない。
恥ずかしながら、割と最近まで警察庁と警視庁の違いも知らなかった!
お恥ずかしい。
この雑誌のお陰で警察の階級社会や警察庁と警視庁の関係など、
よく分かるようになりました。
私にとって無くてはならない一冊です。
『任侠書房』も面白かった!
義理人情に厚く、一般人には1ミリでも迷惑をかけてはいけない、
そして一般社会で仕事をしてみたい。
そんな一風変わったヤクザさんが、潰れかかった出版社を建て直す情熱物語。
コミカルでテンポよく、隠蔽捜査とは違った作風を楽しめました。
『小説すばる』のような月刊の文芸誌は連載物が多いのであまり読まないのですが、
今月から北大路公子さんの連載エッセイが始まったと聞いて。
表紙がめちゃくちゃかわいい!
闘病にまつわるエッセイなのですが、
重篤な病気との闘いにも拘らず全く暗くなく、
その辛い闘病生活をも笑いに変えて書いてしまうという北大路さんの真骨頂。
まだ副作用が治まらないそうですが、快方に向かっているようで何よりです。
次回も楽しみにしてます。
ここのところ雨ばかり。
本当の意味での晴耕雨読とは程遠いですが、
雨の日にはゆっくりと読書に没頭するのもイイものです。
フォローして下さっている方、イイネ!押して下さった皆さま、
本当に、本当にありがとうございます。
感謝、感謝です
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