おきると荘の書斎

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心理学雑談③

2013-08-22 00:19:00 | ノンジャンル
どうも。

心理学雑談その③は、抑圧についてのお話。
抑圧は簡潔に言うと「抑え込むこと」ですね。


「あれ、ここでこれ言ったらまずいんじゃね……?」

と、思うこと、ありますよね。意識レベルでの抑圧って、恐らくそういうものの事を言うんだと思います。

ただ、フロイトの言っていた抑圧はもっと深い所、無意識の世界のお話。

無意識のお話は②でもした通りですが、簡単に言えば、人間の心には意識と無意識の世界がある、ということでした。



じゃあもっと深い所の抑圧ってなんなのか。

……例えば、皆さんは街中で不意に服を脱ぎはじめたりするでしょうか。

……例えば、道端ですれ違った、凄くタイプな人を捕まえて、セックスし始めたりするでしょうか。

……例えば、突然電車で隣に座っている人をぶん殴ったりするでしょうか。




まあ、結果どれも犯罪行為なんですが。
ただ、犯罪という事は、やる人がいるわけですよ。それを。

上のようにまで行かなくても、


道端ですれ違った人が凄くタイプだったら色々な方に妄想がいったり

イライラしている時に近くの人がうるさかったら殺してやろうかと思ったり


そんなことはあっても不思議ではないですね。


そもそも、人間は動物だから、性欲とか暴力性とか、そういったものは生まれながらに持っているんですよね。
でも、それを出しっぱなしにしているわけにはいかない。

だから適度に抑圧しておいて、それに見合った場所で発散しましょう、となるわけですね。


ただ、過度な抑圧は色々な問題を生みます。
例えば、戦後の日本は暴力性をかなり抑圧しているのではないか、と言われています(詳しくは、『村上春樹、河合隼雄に会いに行く(新潮文庫)』を参照の事)。

今の教育を見ると、比較的納得いく話だと思います。暴力とか喧嘩とかそういったものは一切認めない、そういった風潮ですね。


勿論、積極的に暴力云々を認める事が良いという事ではないんですが、耐性が付かないよね、まず。
潔癖の人が結局菌なんかの影響に凄く弱くなる、みたいなもので。


まあ、話は逸れたんですが、人間が元々持っているものを、抑圧し過ぎて「上手く出せなくなる」と、色々ややこしい事になってきます。

例えば強迫性障害みたくなったり、診断されるところまでいかなくても、


(俺はこういう下ネタの話はできない……)


となって人との距離が上手く取れなくなったり。



かといって、解放しっぱなしにしておくのは良くない。それこそ社会に上手く適合できない。人に迷惑をかける所までいけば犯罪に至る。


これって、親になってからの子どもの教育の仕方でも、結構難しい所だと思うんですよね。

スメ[ツや件p活動なんかは、ある意味でこういう抑圧を上手く発散(昇華)させる手段だとは思うんですがね。



みなさんなら、どうやって子どもに丁度いいコントロールの仕方を教えていきますか……?


さて、言いたい事言ったのでこの辺で。