先日来、さるお方の女性軽視ともとれる発言が物議を醸しているが、今に始まったことではない。
こちらさんに代表されるが、大体男性各々方にその感覚は沁み込んでいるのではあるまいか。
一応、理屈では皆さんご理解がある筈と思う。解っているが、ある時フイと芯のところにしみこんだものが出てしまう。今回の失言も、そういうことではないかと考える。
これは、メディアでも取り上げられているので、おこがましく私が何かを言うこともない。
そこで、思い出したことがある。
昭和の末ごろか、平成の初めのころか、定かでないが、まぁその当たり。
島にいた私は周囲の考え方になじめないでいた。
皆が一つであるのはいいことだが、考え方は固定していた。違った意見を持ち発言することはタブーだった。思ったことを言う私は「女のくせに」とたたかれる、陰口を言われる。
雌鶏が時を告げるなんてないことで、「あそこは女がものを言う」と、夫が足を引っ張られる。雌鶏が鳴いてというのだった。そこまではっきり言わずとも、要するにそういうことだった。
夫の仕事に関して、委託事業をうけていた会社の若手がチョコチョコ遊びに来ていたころのことである。
何かの件で、その人が「女が…」何といったか覚えないが、要するに蔑視したようなことを言ったのに対して私の表情が変わったようだった。
「ア、キッとなりましたね」と彼は言った。顔色を読むのもうまい人だった。かねがね私が、どんな考えでいるかを知っていたということである。
それは一例に過ぎない。
こんな私は所謂異端児で、最後まで溶け込めなかったなぁ~
嫌がらせで婦人会長だってやらされた。困らせようとしてのことと分かっていた。
困りませんでしたね。楽しかった。なってしまえば、下の役員は協力しないことは無く、話を纏めるのは楽しいことだった。
やっと自分の出番が来た!くらいのものだった。これ以上書くと自慢になるので止めておこう(笑)
そういうことで、今でも、何処にでも、女性蔑視はあるということ。そんな人はいるということだ。諦めずに女性の地位向上を訴え続けねばならないだろう。
我に似合わず、偉そうなことを言っちゃった。戯言です。
ではまた、お会いしましょう