4月下旬から風邪に悩まされて、もう治りそうと思っても一考にスッキリしなかった。おかしいねと思い、風邪は万病のもとと言うけれど何か大きな病が潜んでいやしないかと、弟たちとも訝しんでいた。
6月1日、今日は水曜日、スケジュールは特にない。朝目覚めて、そう考え、「よし!起きよう掃除しなきゃ」とがバッと起きた。横を向くのと体を起こすのと足を垂らすのが一緒だった。
途端に壁が右に左に揺れているのを見ることになった。どうしたのか?訳が分からない。
足元を見た。割と止まっていた。地震じゃない、地震だったら、これほど揺れればバリバリ音がするはず。
取り敢えずトイレに行きたい。壁を伝って行こうとすれば壁も向こう側に倒れそう。これは私の気のせいだ。足を前にやればいい。己に言い聞かす。
やっとベッドに戻ったが体を起こせばグラグラする。胸もムカムカしてきた。何たることか、尋常じゃない。常に枕元に置いている携帯で隣に電話して来てもらった。
うつ伏せに寝たまま、こんな風だと話すと義妹が「眩暈だ」と言う。眩暈とはこういうの?知らなかった。取り敢えず病院に行かなきゃ、何処がいいか、状態を話して早く診てもらえるだろうか、いろいろ考えつつ着替えは何とかやった。
でも、体を起こせない。立てない。仕様がない、救急車をお願いしようと義妹が電話してくれた。それから救急の人たちが来てくれるのは早かった。
指を立てて分かるかと聞くので、1本と答えた。斜めや左右に動かして分かるかと言った。
目で追うのを見ていたようだ。車の中で、血圧を測ってくださったら170幾つあった。吃驚した。120台が通常なので、これでも十分驚きだった。
かかりつけ医に運んでもらったら、矢張り指を立てて分かるかと救急と同じことをされた。眩暈や吐き気をとめる点滴をしながらMRIを撮ったりしてくれた。
結果、末梢性何とかと聞いたけど病名は忘れた。お昼には戻れた。
眩暈ってこういうものだったのか。初めて知った。これまでは、眩暈と聞いても、目が舞ったの?と言うだけで実際には知らなかったということが分かった。初めての経験だった。
こういう病気を持ちだそうとして、一向風邪は治らなかったのかと思うことだった。
4日ほど安静にしていた。結果、風邪も眩暈も治った。やっぱり風邪は万病のもとだと思う。
歳には勝てない。これから今まで知らなかった身体の不調を一つ二つと経験するのだろうか。覚悟しておかねばならない。
母は、この年齢の時はどんな風だったかと彼女の体調を思い出したりした。母の逝った年齢までは私も生きたい。
まだ数年は頑張らねば。首が痛いけど、寝たきりにはならないように、認知症にはならないようにと出来ることはやろうと思う。
長々と書いたけど、飽きずに読んでいただいた方々には感謝です。
私の記憶のために書いたので、コメント欄は閉じます。ありがとうございました。
ではまた、お会いしましょう