今回は高指導員の投稿です。大会前には役に立ちそうです。
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「メンタルトレーニング」って皆さんやってますか?
どんなスポーツ、競技でもコンスタントに結果を残すのは非常に難しいことです。
テコンドーでもそれは例外ではありません。
大会に出たことがある方ならわかると思いますが、試合前には誰もが大なり小なりの緊張をすると思います。
そんな時、私自身そうでしたが、「リラックスしなきゃ」とか「落ち着こう」とか考えますよね?
実際には、それで緊張がとれることはなかなか無いと思います。
なぜなら、俗に言う「リラックス」とは「余計な力を抜く」ことですが、普段は「意識しなくても」できていて、本来は「意識してするものでは無い」からです。
中には、試合前には緊張でがちがちたったのに、試合が始まると凄くいい動きをして、結果を残す人もいます。
そういう人は大抵、試合中は何も考えていなかったり、アドバイスがクリアに頭に入ってきて、試合後には試合内容を要所要所しか覚えていなかったりします。
要するに「集中」してるんですね。
実は、この「集中」と「リラックス」はほとんど同じことで、あれこれ考えて不安になっている時は本当の意味で「集中できていない」=「リラックスできない」ということになってしまいます。
なら大会の間中、常に緊張してしまうような人は、ずっとリラックスできないのかと言うとそうではありません。
普段からメンタルトレーニングを行っていれば、幾分かは解消できるはずです。
メンタルトレーニングといっても色んな方法がありますが、「反射」でリラックスできるようになるのが一番手っ取り早い方法だと思います。
例えば、普段仕事や学校から疲れて帰ってきてお風呂に入った後、好きな音楽を聴いてくつろいでいる時などは心身ともに非常にリラックスしていると思います。
この時、音楽をかける前に防具をつけてから、試合前や試合中の状況を少し考えながら音楽を聴いてみましょう。
姿を想像するとおかしいですが、大体1曲分くらいでも毎日続けていれば、試合前に「防具をつけてその曲を聴く」ことで「リラックス」という「反射」を作ることができます。
どうしても緊張してしまうという方は一度試してみてはどうでしょう?
また、ここで挙げたのはほんの一例なので自分で勉強して自分なりのメンタルトレーニングを実践してみてください。
テコンドーだけでなく仕事や学校における行事などにも応用できると思います。
まあまったく緊張しないという方には、興味の湧かない話になってしまいましたが・・。