美しい大分

大分に暮らし,その美しさに気づかされ 癒される日常を、折々綴り,残してみたいと思っています。

佐藤健寿展 奇界/世界

2024年06月29日 | 美術館




大分市美術館では、
佐藤健寿(さとうけんじ)展、「奇界/世界」
が始まりました。









以下、文章はパンフレットから一部抜粋しました。





佐藤健寿
1978年生まれの歳若き写真家







これまで、
世界120カ国以上を巡り、各地のありとあらゆる"奇妙なもの"をカメラに収め、




独特の視点で切り取られる、世界中の文化や建築・自然が生んだ奇景・奇妙に見える風俗を持つ人々などの不思議な世界は、見る者の好奇心と想像力をかき立ててきました。




本展では、佐藤健寿の造語をタイトルとして出版され、人気を博した『奇怪遺産』をはじめ、過去20年にわたる旅をシンプルな視点で捉えた『世界』さらに、大分市美術館展示のために大分で撮り下ろした作品など、200点あまりを一堂に展示します。




九州初開催の佐藤健寿展です。




↑訪れたマップには、もちろん 大分/日本 も記されています。


先週土曜日、大分朝日放送では
「世界的写真家が大分の"奇界"を撮影する」と題した放送がありました。
その時訪れた佐伯市鶴見の、水の子灯台や、竹田市の摩崖仏の写真展示もありましたよ^ ^






私個人的には…
とてもなじめない感じで、敬遠する気持ちがあり会場内でも早足で見て回っていましたが、中程を過ぎたあたり、
「現代の神話II  古代からの問い」の所でハマってしまい
入り口近くまであと戻って見直しました。
…と言っても作品も多く全て丁寧にとはいきませんが。



展示はほぼ撮影禁止です。

9月23日まで
入場料 大人1200円

面白いです。
又、ちょっと
旅をしている様な感覚に浸ったりしました。


余談ですが
水の子灯台は
母校の校歌にも歌われている孤島の灯台です。
大分朝日放送の番組には感動でした^ ^




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ロートレックとベル・エポックの時代

2024年05月26日 | 美術館





フランスの貴族の家系に生まれたロートレックですが、両親の近親婚のせいか骨が弱く両足とも骨折してしまいその後成長出来なくなり小柄な大人になりました。

跡継ぎになる事なくパリに出て好きな絵を描く道を選びます。




ムーランルージュに出入りする女性たちを描き、店のポスターなどで起用され人気物になっていきます。



この4人の踊り子たちは、
それぞれが牽制し合いひどい表情です。
ロートレックは必ずしも女性たちを美しくは描かなかった様です。



この作品が、


ピカソの描いた絵のなかに掛けられています→右上の方
好きだったのですね♡→このピカソの絵は印刷物です。


この時代、石版画(リトグラフ)で広告、ポスター用に沢山の枚数の絵を作る様になりました。ロートレックのポスターは街に貼っても貼っても剥がし持ち去られる人気だったようです。









上はミュシャの作品

ヨーロッパ美術史、「ベルエポック」と呼ばれる19世紀末から第一次世界大戦勃発前までのパリでの、華やかで美しき良き時代ミュシャ他多くの作品も多数展示されています。
















上の踊り子で有名なドガのリトグラフは
モンマルトル周辺の下層の女性たちの、リアルな姿を描き、
鑑賞するに気が滅入る心持ちになって…


そうした後、






この姿を観るのは、ドガの絵との落差にホッとしたり又言いようのないものを感じたりもしました。







館内に置かれたミュシャのポスター
ガラスの外は緑が眩しい季節です。


大分市美術館では、数年前に大ミュシャ展を開催しています。
今回作品は少ないですが、再びミュシャに触れ、やっぱり美しいし上手いなあと感じるところでした。








『ロートレックと
ベル・エポックの巴里ー1900年』

☆大分市美術館
☆6/9(日)まで
 
     この展示会では嬉しい写真OK







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佐藤哲の世界展 オーパム・大分県立美術館

2024年03月30日 | 美術館




「荒波」




大分市美術館所属の作品もお邪魔しています。



先生の、カラフルな富士図をよく目にしていましたが、こちらはモノトーンのようでありながら、立体的かつ神々しい雰囲気に感じました。



頻繁に描かれる母娘。




「七月の窓」
窓辺や、テーブルに置かれたガラスの器が美しくて😍。








ちょっと驚いたのはこちらの作品。
遠目に3曲の屏風のよう。
近づくと、もちろん油絵。そして3枚の絵は蝶番で繋がれていました。










屏風ふうの作品は他にも。



4曲の 「りんご園」





冒頭の「荒波」
美しい水の色
打ち寄せる波、轟音が聞こえてきそうです。




大分出身の画家、「佐藤哲」
そろそろ80歳を迎えられるそうで、

郷里大分で区切りの個展…という展覧会は会期一週間で、明日31日が最終日です。






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オーパム - 大分県立美術館・畠山記念館名品展

2024年03月17日 | 美術館


先日、県立美術館に出かけました。
コレクション展ー「風景をめぐる」



美術館で、空想上の旅をすることができる。

近くの土地を見つめ直したり、

まだ見ぬ風景を探したりで展示室を歩いてみよう
という展示です。




大分の風景を、絵画で旅しよう!

大分市美術館、県立美術館、そのほか県内各地の美術館、資料館などで大分県にゆかりの画家の方々の作品をみることができます。




そんな中、
今回の県美の展示を観てふーっと思ったことがあります。



どの作品を観ても、
ほぼどこの場所かわかる…。
なぜなら、、、


大分に暮らし、ここ数年大分の美しい場所に会いたくて訪れた数々の場所があります。

それは、自分で訪ね歩いた所もありますが、友人に教えられ共に訪れた場所も数知れずです。


又、別の友人に勧められブログを始める時
『これを書こう』と考えたのも、
友人が連れて行ってくれた久住山系、黒岳の清らかな湧き水、「男池」でした。





専門知識もないまま
楽しんでブログを書いていますが、

大分にもこんな美しい所があるんだ‼︎って
感動した日があり、
四季折々美しさも移り変わる大分を今も楽しんでいます。

でもまだ、行けてない、
行って見たいところはたくさん💦。


ところで、
大分県立美術館 「畠山記念館 名品展」
を開催中です。








どちらかと言うと、この展覧会を観に出かけたのですが^ ^。





茶道具を中心に国宝、重文なども含まれた名品展です。
伊賀の花入、志野の水指
中国明代の青花龍濤紋天球瓶など、圧巻でした。

琳派
尾形光琳、酒井抱一、鈴木其一、
それに俵屋宗達らの絵画作品もずらり!

(写真はパンフレットより)
撮影はNGでした。


(ブログを始めて以来、男池の事をまだ書いていません🙇‍♀️)




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折り鶴 連鶴

2024年02月22日 | 美術館



美術館の仲間に折り鶴について教えて頂く機会がありました。


折り鶴は、
幼い頃から手が覚えていてすぐにできますが、折り鶴が連なって出来上がる連鶴の折り方に興味はあったもののやってみたことはありません。




これは教えてもらって初めて折った鶴。
なんと二羽の羽部分が連なり共有されています。


自宅に帰ってもう一つの手法で挑戦。

羽と尾が連なった形にできました。



ならばと、
四羽連ねて。


羽が連なって折上がりました。意外とこちらの折り方の方が簡単に感じます。


明けて今日
今度はくちばしが連なったものをと取り掛かるも、


出来上がると2つのくちばしと2枚の羽が連なりなんとも不恰好で、



羽が連なった二羽をもう一度開き
くちばしになる方を慎重に見極め折りました。
なんとか四羽がくちばしを連ねて。



色々な連ね方、
立体的に重なるように折る事もできるようです。


以前、友人宅の玄関に、
1㎝四方(その時そう感じたのですが)程の鶴を額いっぱい連ねて折っているのを見せてもらい感動したのを覚えています。

あそこまで折るって大変なことですね。







コメント (2)
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