大分市美術館で、始まっている。
企画展示室に降りて行く階段正面、
天井付近からデジタルアートの瀑布が
流れ落ちる

憑依する滝
会場内に入る。暗くて足元がおぼつかない。
最初の部屋です。

花と人、コントロ-ルできないけれども、共に生きる
壁面に無数の花たちが開いては消えて行く。ソフトな光の 花々だ。
国東半島の山の桜やふもとの菜の花を見ているうちに、コントロ-ル出来ない自然への人為的な行為とはどのようなものなのか考えさせられた。とキャプションにある。

観客の動きにつれて、花のなかった場所にも花が湧き出てくる。…ゆっくりと。
急いでいると気付けない…

百年海図巻 アニメ-ションのジオラマ
こちらでは、地球温暖化で海水面が上がり、百年で島々が水没して行く有様を
狩野派絵画的図柄で表現している。
寄せ来る波に、ゆっくりゆっくりと
島が沈んで行く。10分程会場の椅子ビ-ズクッションに身体を任せ見ていよう。

世界は、統合されつつ、分割もされ、繰り返しつつ、いつも違う
モザイク画のような描き方でお馴染みの
若冲の屏風絵とコラボした、アート。

こちらも観客の動きを画面がとらえて変化する。

追われるカラス、追うカラスも追われるカラス、そして分割された視点-light in dark
光の動きが速く、流れる音楽と共に刺激的で美しい。
飛び立つカラス達は、やがて花となり散って行く。
これは飽きずに観ていたい。
画面が大変なスピ-ドで動くので、写真がついていけずここでは、きれいにお見せ出来ず
残念ですが。
このチ-ムラボの会場は写真撮影OKです
展覧会は9月25日まで。