沖縄良いとこ一度はめんそ~れ!!

沖縄の美味しい、楽しい、嬉しいを。。。たまには番外編も。
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星野道夫

2019-09-16 16:16:16 | 番頭の独り言

図書館でたまたま手にしたこの一冊。

間違いなく今年一番、いや今までの中
でもトップ10間違いなし!

久し振りに幸せな気分になれる本に
出会えました。

何が好きって、出てくる人、出てくる
人みんな素敵過ぎる。

例えば・・、

「世の中の大切なことは忘れちゃって
るのに、アラスカの歴史のことになると
本当につまらないことまで覚えている
のよ」
アラスカの州都ジュノーで古本屋を営む
女店主ディイ。

リツヤベイに浮かぶ小島にたった一人で
22年間暮らしていながら、いつも他人の
ことを思いやるジム。

60代の後半になって日本語を学び始め、
600以上の漢字を覚えた後、自転車で
北海道から九州へとまるで二十代の学生
のような旅をして帰ってきたビルなど。

私のように「なんとなく」ではなく
みんな目的を持って「生き抜いている

アラスカという極寒の地では、
「なんとなく」では生き残れない。

そしてみんなアラスカ愛に満ちている。

当然星野道夫さんもその一人。

この方の撮る写真ってどんなんだろう?
(星野さんは写真家、旅する木はエッセイ
なので写真はありません)

図書館に再び行って探したら


これだけありました♪
(左下の"地球の歩き方"を除く)

命あるものに対する尊敬と愛情の心が
ひしひしと伝わってきます。

さらに星野さんの優しい語り口。

長く、きびしい冬があるというのは
いいことだ。
もし冬がなければ、
春の訪れや、太陽の沈まぬ夏、
そして美しい極北の秋に
これほど感謝することはできないだろう。

人間の気持ちとは可笑しいものですね。
どうしようもなく些細な日常に左右されて
いる一方で、
風の感触や初夏の気配で、
こんなにも豊かになれるのですから。
人の心は、深くて、そして不思議なほど
浅いのだと思います。
きっと、その浅さで、人は生きてゆけるの
でしょう
(どちらも「オーロラの彼方へ」より引用)

アラスカ・・、いつか絶対行く。



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