無会派 大竹功一の独り言

福島第一原発から約80キロの白河市在住。市議会議員7期目。
老病傷保護犬猫たちと暮らしています。

今、住民に必要なものは何か?

2016年04月25日 04時56分40秒 | 災害・事件・事故
おはようございます。昨日は、144人の方々にアクセスをいただきました。有難うございました.

熊本地震、前震発生から10日が経過した。しかし、今なお震度3以上の余震が続いているようだ。
震災発生後、多くの人々が避難している。ライフラインは徐々にではあるが復旧している。

時間の流れが、東日本大震災の時とほとんど同じように見える。

人々は、恐怖感から周りの方々と連帯感が生まれ、それが安心感につながる。しかし、安心感が続くと不平不満が生まれる。
10日間も過ぎるとそのような時期になるのではないかと思う。

昨日のNHKの番組で、震災の現状や今後について専門家と言われる人々が話をしていた。
仮設住宅の建設、子どもや高齢者の心のケアなど多くの問題について意見が出されていた。

その中でこんな話があった。
「現場では、人それぞれ悩みや苦労が違う。とにかく時間がかかっても一人一人の悩みを聞き、制度や相談場所を紹介する、それだけでも住民は安心する。」
その通りだと思う。

被災した行政やボランティアにそれを望むのは難しい。今必要なのは、他県の、特に被災を経験した自治体職員等の活躍が必要ではないかと思う。


行政と住民の協力

2016年04月24日 05時17分44秒 | 災害・事件・事故
おはようございます。昨日は、164人の方々にアクセスをいただきました。有難うございました.

昨日の新聞に「庁舎被災 行政に支障、5市町で使用不能」という記事があった。
公共施設は耐震性が高い建物と思われている。今回の地震、それだけ大きなものであったのだろう。
報道によれば、その他の公共施設、特に学校等も甚大な被害を受け、避難場所となっていないところが多いと言う。
今後、大きな地震が想定されているところもある。国等には、早急に対応してほしいと思う。

さて、東日本大震災でも多くの庁舎が使用不能となった。
行政にも支障はあったと思われる。
しかし、多くの自治体では、困惑しながらでも協力し合いながら、行政の仕事に従事している姿を住民は見ていたと思う。
特に福島県は、原発事故で地元にもいられない自治体が多かった。そんな中、頑張っていた職員たちを福島県民は見ている。
多少の不満なところはあると思うが、天災である。職員も被災者というところをわかってほしいと思う。
こんな時だからこそ「行政と住民」が協力していかなければと思う。

本日の新聞に「ライフライン復旧途上 避難なお6.7万人」とあった。
東日本大震災の時も、10日間程度の時は同じであったと記憶している。
我が家で水が出たのは10日後だったと記憶している。

被災し、亡くなられた方もいる。
命が助かっただけ「よかった」と思わなければいけないのではないだろうか。

私はそう思っている。


震災の中の良い話

2016年04月23日 05時51分02秒 | 災害・事件・事故
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なお続く余震、そして震災の影響、連日熊本地震関連の報道が続いています。

各自治体の支援の話、ボランティアの活躍の状況、そして住民同士でも徐々にボランティアや近所同士の助け合いする話題が報道されています。
そのような中、昨日の報道の中である女子中学生の言葉が印象的でした。
「じっとしているより、皆さんと一緒に何かしていると気がまぎれる。そして、人の役に立っていると思うと楽しい。でも、まだ夜寝ると地震のことを思い出して怖い。だから昼間、皆さんといることが楽しい。」
心の奥底では、いろんな心配事と葛藤していると思いますが、人間じっとしているといろんなことを考えます。しかし、こんな時こそ余計なことを考えず行動することが、精神的には良いのではないでしょうか。
この女子中学生にそれを教わった気がします。

夜眠れず車中泊を続けている方々も多いと聞きます。しかし、車の中にばかりいると余計なことは考えるし、一番身体に良くないと思います。
車から出て、周りを見渡し、少し行動すれば、気も休まるし身体の調子も良くなるのではないでしょうか。

また、今朝の天声人語に、家が倒壊の危険があり、車中泊している家族の話が載っていました。
家族4人、スーパーなどが休業し、困っていれば、近所の方から野菜のおすそ分け。
生物が好きな娘さんは、ヨモギや三つ葉などの野草を摘んできて食卓に彩を。
日頃仕事で忙しいお父さんは、鳴くウグイスの声、巣作りするカラスの姿、夜に飛ぶフクロウの姿を見て、これまで身近にありながら見たことのない風景に感動。

この震災で良いことも経験したと話していたようです。

まさに「災い転じて福となす」、このように思いながらこの震災を乗り越えてほしいと遠い地から思っています

震災の教訓は活かされていた。

2016年04月22日 05時25分30秒 | 災害・事件・事故
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熊本地震から1週間が経過しました。いまだに余震が続き、断水のところも多いようです。

さて先日のブログに、国や近隣自治体の協力のお話をしました。ボランティアが来ても指示を出す職員が足らないようだと。
昨日のテレビ報道を見ていたら、多くの自治体から救援物資のほかに人的派遣の自治体が増えてきたとの報道がありました。
それも影響してかボランティア活動がスムーズに行えているように報道がされていました。

本当に良かったと思います。あとは住民の協力と復興に向けた努力だと思います。
遠い地から何も出来ませんが、頑張ってほしいと願っています。

そんなテレビ報道の中で感心させられたものがありました。
報道によれば、各自治体等から送られた支援物資が分配されやすいように仕分けがされていたり、民間企業から送られた衣類などが年齢層及び男女の区別、下着・ズボン・シャツ等の細かく仕分けがされていて、各避難所への配達が大変楽になっているということでした。

先日「これまでの震災の教訓はどうしたのか」と問いましたが、教訓は活かされていたと実感し、安心しました。

まだまだ安心できる状態には、程遠いと思いますが、被災者の皆さんに「頑張れ、もう少し」、ボランティアの方々には「お手伝い、宜しくお願いします」と申し上げたいと思います。

熊本地震「関連死」11人。

2016年04月21日 05時37分43秒 | 災害・事件・事故
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熊本地震の「前震」から今日で1週間が経過します。
未だに「余震」が続き、被災者の不安は大変なものがあると東日本大震災を経験した者として思います。

昨日、エコノミークラス症候群についての記事を紹介しましたが、本日の新聞に「熊本地震『関連死』11人」との見出しがありました。熊本県の発表によるもののようです。
昨日の記事同様、車中泊をしていた方が車の中で死んでいたり、高齢者施設内で容態が急変したりと「避難の疲労」等が原因だと思われます。

昨日も申し上げましたが、これまでの大震災の教訓はどこへいったのかと思います。

朝日新聞「天声人語」の欄に
「自動車免許の教習で『だろう運転』と『かもしれない運転」を習ったことがある。人が飛び出してくることはないだろう。前の車だ急に止まることはないだろう。そんな思い込みを戒め『危険なことがあるかもしれない』と注意して運転すべきだと。(中略)川内原発のある薩摩川内市長は一昨年、事故当時の避難に九州新幹線を使う案を示していた。(中略)まさか『福島の事故はなかった』という気分になっているわけでもあるまい。余震が収まるまで川内原発をいったん止めることを考えてはどうか。」
との話がありました。
同感です。

最初の地震よりも大きな「本震」が起きるとは誰も予想してはいなかったと思います。
専門家によれば、活断層の範囲も想定外だったとか。

今回、すべての対応において「かもしれない運転」で臨んでほしいと思います。