南方単車亭日乗

奄美大島にIターンした中年単車乗りが、てげてげに綴ります。
はじめての方は、最初に《ごあいさつ》をお読みください。

奄美のフツーの生き物たち 6

2006年05月09日 00時22分13秒 | 奄美のフツーの生き物たち
おヒマでしたら、奄美のフツーの生き物たち 5もご覧ください。

南国奄美大島といえど、冬はそれなりに寒いもんです。
とはいえ雨がやみ(雨が多いんだ、これがまた)、北風が和らげば(風が強いんだ、これがまた)、島外出身者にとっては「絶好のバイク日和~♪」ってことになる。


ナマコ
2004年2月11日、奄美市笠利町辺留(べる)にて撮影。

この日は、最低気温こそ7.8度と、2月に入ってから一番の冷え込みとなったものの、
朝からずっと晴天で、最高気温は17.5度、風速も3m前後と、「ちょっと笠利まで行ってみますか」という気分になった、のだろう、たぶん。
太平洋側から笠利崎の手前を回り(笠利崎へ行く道は行き止まり)、笠利林道経由で佐仁(さに)、赤木名(あかきな or はっきな)と回った。



カラス
2004年2月11日、奄美市笠利町喜瀬(きせ)にて撮影。
喜瀬では、細ーい、堤防のオマケみたいな道に入り込み、海を眺めてみた。
喜瀬は、集落の中を流れる川を大きく曲げて、集落の一部を長崎の出島のような形で海に突き出させている。
高潮の際、川伝いに海水が逆流しないようにとの工夫だろう。
同じ事はあちこちの集落で行われている。
ところが、この先人の知恵を現代の土木工事が台無しにしてしまった。
瀬戸内町の嘉鉄(かてつ)集落では、川をまっすぐ海に向ける工事をしたところ、台風で高潮が押し寄せ、床上浸水や農作物への被害が頻発したらしい。
おっと、話が難しくなった。
「カラスの行水」とはよく名付けたもので、ばちゃばちゃっと水を跳ね上げては岸に上がり、またばちゃばちゃっとやっては岸に上がりを繰り返す。
しかし、オレが眺めている間、2、3分は繰り返していたのだから、かなりキレイ好きなカラスなんだろう。



小魚
2004年2月16日、瀬戸内町西阿室(にしあむろ)にて撮影。

冬にしては珍しく晴天が続き、気温の高い日が続いている。
「このまま春になるんかいな~♪」と思いつつ、大酒飲んで二日酔いになったりなどしつつ、
ある日、「このままではイケナイ!」と加計呂麻に行ってきた。
古仁屋(こにや or くにゃ)のA-coopで買った太巻き寿司とカレイの唐揚げを、西阿室(にしあむろ)の浜で食した。
集落内を流れる小川には、無数の小魚が泳ぎ、
「ああ、このまま春になるんだなぁ」と思ったのだ。

3月になって一度は冷え込んだが、だいたいその通りだった。
今にして思えば、過ごしやすい、いい冬だった。

次回は、3月はトバして、4月になります。
コメント
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