本日より《南方単車旅案内》は、だいたい30回前後の予定で、「初夏の加計呂麻を行く」と題してお送りします。
奄美大島は5月13日に、全国のトップを気って梅雨入りしました。
より南にある沖縄よりも早い入梅で、たいてい沖縄よりも遅く梅雨明けします。長いんです。
そんなわけで、梅雨の間にぼちぼちやろうか、と長期連載のつもりです。
梅雨の晴れ間に追加探訪して連載がさらに長引くことも考えられます。
どちらにしろ、気長にお付き合いください。
また、《旅案内》という性格上、過去に撮影した画像も混在しますので、ご了承ください。
なお、カテゴリー《お蔵出し》で、「奄美のフツーの生き物たち」シリーズの12~17は加計呂麻で撮影した昆虫や海浜の生き物たちを紹介しています。
併せてご覧いただければ幸いです。
オートバイをはじめとする車両は、大島郡瀬戸内町(おおしまぐんせとうちちょう)古仁屋(こにや)と加計呂麻(かけろま)島の瀬相(せそう)、生間(いけんま or いきんま)を結ぶ町営フェリー[かけろま]にて渡される。
フェリー[かけろま]は、一日7便が運行され、うち4往復を瀬相港に、3往復を生間港と結んでいる。→時刻・料金表
徒歩、あるいは自転車であれば、海上タクシー(行き先により異なるが、最低料金で2,500円程度)も利用可能で、古仁屋港には2つの海上タクシー組合の待合所が並んでいる。
レンタカーを利用してのグループ旅行の場合、フェリーで車ごと渡すよりも海上タクシーで目的地まで直行したり、海岸伝いに移動する方が安上がりでかつ趣のある旅になることもある。
加計呂麻島内には加計呂麻バスがフェリーの時刻に合わせて走っている。
バス運転手のひとり、徳島勝郎氏は奄美の民謡大会で上位に入賞する名人でもある。
古仁屋港からは、10:20発の第3便以降は港に隣接するAコープ横の券売所で乗船券を購入する。
第1便、第2便は乗船後に船内で購入する。
瀬相行き、生間行きで旅客の料金は異なるが、車両の料金は共通である。
往復券も販売され、割引はないが、期限もない。
通常、バイクは早めに載せられ、位置も出入り口脇の個所に誘導される。
下船の順番も早めなので、入港時にはいつでも発車可能な状態にしておくのが望ましい。
入港直後の港は車両(乗船車両以外に送迎車が多数ある)と歩行者で混雑するため、上陸後は早めに移動したほうがいい。
「加計呂麻って、半日あれば回れるでしょ?」とはよく聞く質問だが、南端の安脚場(あんきゃば)と北端の実久(さねく)に行くだけなら不可能ではないが、
すこし見て回ろうと思ったら、加計呂麻に宿泊することを勧める。
オレがはじめて加計呂麻に渡ったのは1995年のことで、その時は第2便のフェリーで渡り、持参した弁当を食う以外は走りに走ったのだが、
約200kmを費やしてなお、割愛せざるを得ない個所がいくつもあった。
これは、ひとつには複雑な海岸線に沿って造られた加計呂麻の道路によるところが大きい。
《直線》と呼べる個所がほとんどない島内の道路では、どんな高性能車でも性能の数分の一しか生かせない。
島内の、ある民宿の息子は数年前に東京で働きはじめたが、里帰りの際、CB400 SFに乗ってきた。
「やっぱクラブマンにすればよかった」
「アホよのう、観光客じゃあるまいし」
そんなことを思い出しながら、瀬相港から実久へ、16kmほどの道のりを20分ほど掛けて辿り着いた。
奄美大島は5月13日に、全国のトップを気って梅雨入りしました。
より南にある沖縄よりも早い入梅で、たいてい沖縄よりも遅く梅雨明けします。長いんです。
そんなわけで、梅雨の間にぼちぼちやろうか、と長期連載のつもりです。
梅雨の晴れ間に追加探訪して連載がさらに長引くことも考えられます。
どちらにしろ、気長にお付き合いください。
また、《旅案内》という性格上、過去に撮影した画像も混在しますので、ご了承ください。
なお、カテゴリー《お蔵出し》で、「奄美のフツーの生き物たち」シリーズの12~17は加計呂麻で撮影した昆虫や海浜の生き物たちを紹介しています。
併せてご覧いただければ幸いです。
オートバイをはじめとする車両は、大島郡瀬戸内町(おおしまぐんせとうちちょう)古仁屋(こにや)と加計呂麻(かけろま)島の瀬相(せそう)、生間(いけんま or いきんま)を結ぶ町営フェリー[かけろま]にて渡される。
フェリー[かけろま]は、一日7便が運行され、うち4往復を瀬相港に、3往復を生間港と結んでいる。→時刻・料金表
徒歩、あるいは自転車であれば、海上タクシー(行き先により異なるが、最低料金で2,500円程度)も利用可能で、古仁屋港には2つの海上タクシー組合の待合所が並んでいる。
レンタカーを利用してのグループ旅行の場合、フェリーで車ごと渡すよりも海上タクシーで目的地まで直行したり、海岸伝いに移動する方が安上がりでかつ趣のある旅になることもある。
加計呂麻島内には加計呂麻バスがフェリーの時刻に合わせて走っている。
バス運転手のひとり、徳島勝郎氏は奄美の民謡大会で上位に入賞する名人でもある。
古仁屋港からは、10:20発の第3便以降は港に隣接するAコープ横の券売所で乗船券を購入する。
第1便、第2便は乗船後に船内で購入する。
瀬相行き、生間行きで旅客の料金は異なるが、車両の料金は共通である。
往復券も販売され、割引はないが、期限もない。
通常、バイクは早めに載せられ、位置も出入り口脇の個所に誘導される。
下船の順番も早めなので、入港時にはいつでも発車可能な状態にしておくのが望ましい。
入港直後の港は車両(乗船車両以外に送迎車が多数ある)と歩行者で混雑するため、上陸後は早めに移動したほうがいい。
「加計呂麻って、半日あれば回れるでしょ?」とはよく聞く質問だが、南端の安脚場(あんきゃば)と北端の実久(さねく)に行くだけなら不可能ではないが、
すこし見て回ろうと思ったら、加計呂麻に宿泊することを勧める。
オレがはじめて加計呂麻に渡ったのは1995年のことで、その時は第2便のフェリーで渡り、持参した弁当を食う以外は走りに走ったのだが、
約200kmを費やしてなお、割愛せざるを得ない個所がいくつもあった。
これは、ひとつには複雑な海岸線に沿って造られた加計呂麻の道路によるところが大きい。
《直線》と呼べる個所がほとんどない島内の道路では、どんな高性能車でも性能の数分の一しか生かせない。
島内の、ある民宿の息子は数年前に東京で働きはじめたが、里帰りの際、CB400 SFに乗ってきた。
「やっぱクラブマンにすればよかった」
「アホよのう、観光客じゃあるまいし」
そんなことを思い出しながら、瀬相港から実久へ、16kmほどの道のりを20分ほど掛けて辿り着いた。
つづく