もうすぐ春ですよ~
お花がいっぱいになってきました。
朝6時半の気温21度。
ちょっと水遣りもさぼり勝ちかな~
ゲッ・・・
ひょっとしたら
花。。飽きてきたりして
私の男 (文春文庫)桜庭 一樹文藝春秋このアイテムの詳細を見る |
、
桜庭一樹の「私の男」を読んでいる。第138回直木賞受賞作
日本に帰ると
本屋に平積みされているものを適当に選ぶのだが
今回久々に
好きな作家を発見できて嬉しい。
ずっと男性だと思っていたが女性だったか~
どおりで男の魅力をしっかり描けているわ・・・
私は小説の情景描写はちょっと面倒くさくて
飽きて斜め読みする癖があるが
彼女のは本当に文章が美しいのに
(美しすぎる文章は現実離れして
実感しにくいときがある)
情景が
目の前に
浮かぶように
すんなりと
心にはいってくる。
それにしても
よくぞここまで
禁忌の愛を
(まさしく神にそむく)
描ききったことです。
しかし
ヒーローの論理的には
自分から始まった命なら
それを
無条件に見返りを求めないで愛するというのは
ある意味
自然?
いやいやそれは不自然。
また
登場人物に悪人はいない。
感受性の鈍そうな人間もいない。
ま
それぞれの登場人物の目から通して
構成が成立しているから
おバカ系の記述
では
小説にはならないが。
しかもミステリー仕立てで。
時々
オカルトもはいってくる。
だから飽きない。
いずれにしてもおみごと。
最後に結論が出るかと
わくわくしながら
読みすすんだが
田岡の遺体と腐野淳悟は消えちゃって
もう戻らないの?
でも最初に
「骨になっても」とキーワードのように
出てくるから
一生離れないのかな?
花のママと淳悟の
いきさつはご想像にお任せ?
花のオットはもしかして
霊感 強っ?
と
ミステリーではないので
明確な種明かしはない。
そこはやっぱり
「ブンガク」しとかないといけないし。
いずれにしても
直木賞ダントツだったんじゃないでしょうか?
もしも
映画にするなら
腐野淳悟は
トヨエツかな~
花は
ノダメ
上野樹里か
「白夜行」の暗い系の演技で
綾瀬はるか
ってとこでしょうか。
でも
ほんとは
私の頭の中には
若かりしころの
草刈正雄の顔が
ずっと
腐野淳悟でした。
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