【ゴージャスおしゃれライフ】in オーストラリア

ゴールドコーストの海や町並み、料理、ボーダーコリーとの日々,
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面白かったわ~この本 直木賞 「私の男」

2010年09月12日 12時46分29秒 | オーストラリア、ホワイトシェパード&ラブ







もうすぐ春ですよ~

お花がいっぱいになってきました。

朝6時半の気温21度。






ちょっと水遣りもさぼり勝ちかな~

ゲッ・・・
ひょっとしたら
花。。飽きてきたりして







私の男 (文春文庫)
桜庭 一樹
文藝春秋

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桜庭一樹の「私の男」を読んでいる。第138回直木賞受賞作


日本に帰ると
本屋に平積みされているものを適当に選ぶのだが
今回久々に
好きな作家を発見できて嬉しい。

ずっと男性だと思っていたが女性だったか~
どおりで男の魅力をしっかり描けているわ・・・

私は小説の情景描写はちょっと面倒くさくて
飽きて斜め読みする癖があるが

彼女のは本当に文章が美しいのに

(美しすぎる文章は現実離れして
実感しにくいときがある)

情景が
目の前に
浮かぶように
すんなりと
心にはいってくる。


それにしても
よくぞここまで
禁忌の愛を
(まさしく神にそむく)
描ききったことです。

しかし
ヒーローの論理的には
自分から始まった命なら
それを
無条件に見返りを求めないで愛するというのは
ある意味
自然?

いやいやそれは不自然。

また
登場人物に悪人はいない。
感受性の鈍そうな人間もいない。


それぞれの登場人物の目から通して
構成が成立しているから
おバカ系の記述
では
小説にはならないが。


しかもミステリー仕立てで。
時々
オカルトもはいってくる。

だから飽きない。


いずれにしてもおみごと。

最後に結論が出るかと
わくわくしながら

読みすすんだが



田岡の遺体と腐野淳悟は消えちゃって
もう戻らないの?

でも最初に
「骨になっても」とキーワードのように
出てくるから
一生離れないのかな?

花のママと淳悟の
いきさつはご想像にお任せ?

花のオットはもしかして
霊感 強っ?


ミステリーではないので

明確な種明かしはない。


そこはやっぱり
「ブンガク」しとかないといけないし。

いずれにしても
直木賞ダントツだったんじゃないでしょうか?

もしも
映画にするなら

腐野淳悟は
トヨエツかな~

花は 
ノダメ
上野樹里か

「白夜行」の暗い系の演技で
綾瀬はるか



ってとこでしょうか。

でも
ほんとは
私の頭の中には

若かりしころの
草刈正雄の顔が
ずっと
腐野淳悟でした。








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