私の人生いろいろ

ある日の出来事

忘れた日傘

2020-09-13 10:27:56 | 日記

最近は、雨の天気もありますが

日中は、まだまだ高い気温にうんざりですね~

 

 

先日から、開催されていた天王寺美術館での展覧会に

連日通いつめの時に、日傘は欠かせません。

 

展覧会が終了し、搬出の日に作品が運び出された後

館内をチェツクして美術館へ点検してもらいます。

最後に、事務所内で使用した荷物の運び出しの仕事があります。

事務局長の車に積んで、5人で食事に向かいます。

そんなときの食事は、ホッとして美味しいですね~

 

食事の後、その後の事務処理の為に公園の喫茶店に3人で行きました。

さすがに、時間も夕方になり日傘もたたんでいた。

 

翌日、「あれ~

鞄に、日傘が入っていない、、、

食事をしたお店に電話すると、忘れ物はないとの事。

望みをかけて喫茶店に電話をすると「お預かりしております~」と

明るい声が電話先から帰ってきたので「ばんざ~い

 

この傘は、知り合いの娘さんにトールペイントでユリの花を

描いてもらっていた大事な日傘。

傘の内側にも、沢山のユリの花が描かれています。

この期間中にも、とても活躍してくれました。

 

 

翌日、着払いで日傘は我が家に届きました~

 

暫くお店には行かないので、着払いでお願いしていました。

お手紙付きで、お店の方達の親切さが伝わります。

早速、電話に出てくれた山本さんへお礼の電話をすると

「わざわざのお電話ありがとうございます」と笑顔迄思い浮かんでくるような

明るい声が聞こえてきました。

 

お気に入りの日傘が戻り、日本人の親切な心はまだまだ失われていないと

確信した一日でした。

ありがとうございます

 

 

会の、元大阪芸大教授が本を貸してくれました。

最近、明暗の作品を描いているので、話しの中から

こんな本を読んでみたらと、親切に持って来て下さいました。

谷崎潤一郎の『陰翳礼讃』

(いんえいらいさん)

 

 

 

先生は、昭和50年に文部省教科書研究会で文部省の先生が

推薦してくれた本との事で購入したとか・・・

 

かなり古い本ですが、展覧会が終わりゆっくりと自宅で読書。

 

日本の家屋の作り方は、陰翳の美しい見本のようです。

 

『陰翳礼讃』(いんえいらいさん)は、谷崎潤一郎随筆

まだ電灯がなかった時代の今日と違った日本感覚、生活と自然とが一体化し、

真に風の骨髄を知っていた日本人芸術的な感性について論じたもの。

谷崎の代表的評論作品で、関西に移住した谷崎が日本の古典回帰に目覚めた時期の随筆である。

西洋の文化では可能な限り部屋の隅々まで明るくし、陰翳を消す事に執着したが、

いにしえの日本ではむしろ陰翳を認め、それを利用することで陰翳の中でこそ

映える芸術を作り上げたのであり、それこそが日本古来の美意識美学の特徴だと主張する。

こうした主張のもと、建築照明食器食べ物化粧歌舞伎の衣装の色彩など、

多岐にわたって陰翳の考察がなされている。

この随筆は、日本的なデザインを考える上で注目され、国内だけでなく、

戦後翻訳されて以降、海外の知識人映画人にも影響を与えている

 

面白い鋭い角度からの考え方を教えられました。

そして、様々な連想とか想像が広がりました。

読み終わり文豪、谷崎潤一郎に驚かされました。

全く、この作家の本は読んだことがなかったのでなおさらです。

 

この本を貸していただいた、S先生に感謝

ありがとうございます

 

 

忙しかったので、なかなか友人にも会えませんでした。

「少しは、落ち着いた❓」と電話があり会う事に・・・

そしたら、こんな素敵な手帖カバーをくださいました。

 

 

可愛い着物柄の、手帖カバーです。

以前から、欲しいとは思っていましたが

買うか作ればいいのですが、なかなか着手していませんでした。

ちゃんとペン入れもついていますし、カバンからすぐ見つかる

赤い手帖カバー。

小躍りしてしまいました~

 

 

私には、手帖が欠かせません。

 

若い時から、愛用している手帖です。

予定もすぐわかるし、計画も出来る。

 

今は、二年間分のプランが出来る大事な手帖です。

スマホの中に予定を入力したこともありましたが

やはり、一ヶ月の予定がすぐに目で見れる手帖が好きです。

 

自分にも作ったので、私にも作ってくれたようです。

「あなたには、赤いのね~

友人に感謝

 

ありがとうございます

 

周りの人達に支えてもらいながら、生きている私です。