ユーロシティのコンパートメントから

欧州旅行がメインですが、最近は日本の旅行が多いです。そして”鉄分”濃くなってきてます・・(笑)

クラカウ行きの夜行列車・8 真夜中に再びポーランド!

2007年08月23日 00時01分11秒 | ③’07夏旅行&中欧キャンペーン
夜中0時半ころ、我が夜行列車は、ようやく「国境駅フランクフルト」を出発。


先回書き忘れたけど、この駅で機関車が交換されてました。

「ドイツの」から「ポーランドの」へと。

それでも4,50分の停車はめちゃ長すぎないか???


もしかして車内に良からぬ人がいたとか???


えっ、それがウチだって?!

あちこち写真とってたから???

国境審査が終わっても、真夜中でも起きていたから???



「でもそんなのカンケーねっ!!!
(と左コブシで地面にパァ~~~~ンチッ!)


・・・・・・・・「おっぱっぴぃ~~~~~~っ!」


いかんいかん、話が脱線してもうたっ!
(単に、「旬のギャグ」を使いたかっただけ!)


国境駅を出発すると、しばらくは真っ暗闇の中をゆっくり走りました。

ほんと、ほぼ真っ暗。。。

だから、国境となってる「オーデル川」にいつたどり着くか全然つかめず・・・


と、その時・・・


「ごぉ~~~~~~~~~~~~~~~~っ」


橋を渡る音が・・・


でも、あたりは、ホント真っ暗闇・・・・・
もちろんどんな風景か、どんな川か分からずじまい。。。


なんとも消化不良な国境越えの瞬間でした。。。



でも、しばらくすると灯りにともされた「ポーランド語」らしき文字の看板があちこちに見えて。。。

今、この瞬間、再びポーランドに踏み入れたことを実感できました!



その時、反対側から列車が!



寝台車と座席者を連結した一見典型的なこの列車。

実は最後にロシアの寝台車もつなげてました!

はるばるモスクワから来た寝台車と、ワルシャワから加わった車両と共にドイツのケルンまで行くユーロナイト「Jan Kiepura」号でした!

ベルリンで見たパリ行きもそうだけど、ヨーロッパではまだまだ夜行列車が頑張ってますね!
行き先も列車の色もいろいろ!
この一瞬のすれ違いでも「ヨーロッパ」を感じましたよ!




30分位して、Rzepin駅に到着。
ここがポーランドの最初の停車駅。

もう時間は午前1時。

さすがにプラットホームにはだれもいませんでした。
そして、ここもシ~~~~~~ンとしてました。

先のドイツの国境駅よりも小さいせいか、気持ちヒンヤリとしてましたよ!
窓から顔を出してると、ほんのりと涼しい風が入ってきて、気持ちよかったです。。。



よーく見ると、向かいのホームには青い電車が。

クラッシックで「ごっつい」造りのその電車は、まさに旧共産圏、って感じのものでした!
変貌激しい旧東欧ですが、鉄道の世界ではまだまだオールドタイマーががんばってるようです。(見かけは、ねっ!)




そして10分くらい停まった後、Rzepin駅を発車。
淡い光に灯された構内を過ぎると、再び闇の世界へ。。。



パスポートチェックも終え・・・

国境越えもこの目で確かめられたんで・・・・

そして、何よりも眠たかったんで・・・



これ以上は体に逆らわないで、ベッドにもぐりました。。。


「ガタンゴトンガタン、ガタンゴトンガタン、ガタンゴトンガタン・・・」


部屋の明かりを消して横になると、この列車の音が「眠りへの案内人」となって・・・

始めは狭さと揺れと音がやっぱり気になったけど。。。

段々と・・・・・