ホテルを出たのは9時過ぎ。
とにかく急ぎ足で劇場へ向かいました。
ロトンド広場も、ミラボー大通りも、「ここで早歩きするのはウチしかいない!」ってくらい早歩きっ!
・・・あぁ~、やっぱりウチは日本人。。。。。(爆)
でも、急いだ甲斐あって、約束の時間の少し前に劇場に付きました。
そこには、すでにTさんが待ってました。
昼とは違ったドレスアップ、つまり演奏のフォーマルの衣装で。
とっても「せくすぃ~」でしたよっ!
「お待たせしましたっ!」とあいさつしてすぐ、Tさんに連れられて早速劇場の中へ。
業界者向けのパスを受け取って、、、
関係者だけが入れる通路を通り、、、
演奏開始直前までお話して、、、
なんか気分はVIPでした。。。。。
でも、服装はカジュアルでしたが・・・・・(苦笑)
ただ、ジーンズを履かず、着たのも襟付きのしゃつだったんで、最低限のファッションマナーだったかな、と思ってます。
周りは、、、、、男女ともキメてきてる方、大勢!
さすがオペラ、って感じでした。
でも、男の人でもノータイ多かったし、そんなに堅苦しい雰囲気でもなかったんで、よかったよかった。。。
そして夜10時。
陽がようやく落ちた頃、オペラが始まりました。
この日の催しは、、、、、
「ザイーダ」
モーツアルトのオペラです。
Tさんいわく、、、、、
「すごく暗く、重いですよ、このオペラ・・・・・。だからSuzukkyさんが楽しめるかどうか心配なんですが・・・・」
奴隷のように扱われて自由を奪われた人々が、自由を求めて訴える、、、、、というのが簡単な内容。
ただ、舞台はかなり前衛的で、普通のオペラとはちょっと違う感じ、と教えてくれました。
そう、お昼ごはんのときに教えていただいて、「やっぱりへヴィーかな、どうしようかな、、、、、」と、最初は思いました。
でも、せっかくの招待だし、しかも初オペラ!
「いろいろ経験するのもいいこと!」と前向きにとらえて、見ることにしました。
そして、オペラが始まって、、、、、
舞台はこんな感じ!
(お開きになってからの撮影ですが、、、)
「ここに毎日、閉じ込められて寝る。」と言う設定です。
最初は、単調に見えたこのオペラ。
でも話が進むにつれて、段々味わい深くなってきました。
まるで「かめばかむほど味が出るあたりめ」のように!(爆)
なんていうか、、、、、
アクション
言葉
重みがあるんです。
その肝心の言葉、、、
歌はドイツ語。
字幕がフランス語。
だから、100%は分からなかったけど、でも辛うじて分かるフランス語と、先に教えてもらった簡単な内容とあわせて、何とかストーリーは理解できました。
てか、話が進むうちに、どんどんウチ、はまってきて。。。。。
時間が経つのを忘れたほどでした!
だから、オペラが終わった時は「もう終わったの?」って思ったほど!
その時はもう真夜中だったんですが、、、、、
不思議なものですね。。。。。
お開きになってから、再度Tさんと会って、「お疲れさま!」しました。
それは中庭の関係者だけが入れるところのドリンクパーティー。
Tさんと一緒だったおかげで、みんな優しく迎えてくれてひと安心!
ようやく落ち着いてTさんとおしゃべりできました。
今晩のオペラのこと、、、、、
夕方行った海のこと、、、、、
そして明日からの旅行のこと、、、、、
オペラの感想を伝えたら、すごく喜んでくれて!
海の画像を見せたら、驚いてくれて!
そして、明日イタリアへ行く、と言ったら、また驚いて!
「見て見て!満月?!」
Tさんとの会話は、こんな感じでずっと盛り上がりました!
雲ひとつない、明るい満月が輝く夜空の下。
これ以上ない、最高のシチュエーションですよね。
そして、もちろんTさんと一緒で。。。。。
ウチにとっては、ほんとに夢のようでした。
・・・・・時計はすでに1時半。
Tさんは滞在先の郊外まで戻らなければならなかったので、残念ながら、、、、、
うん、本当に残念ながら、ここでお別れのあいさつとなりました。
「楽しかったです、本当にありがとうございます!」
「こんどは、日本で、また会いましょう!」
そんなことをお互い言って、握手して、、、、、
さらに、なんと、ウチ、、、、、
ハグされました!
(恥ずかしい・・・・)
やっぱり、気持ちが広い方です、Tさんは。
ここまで迎えてくださり、ほんとうに感謝、感謝でした。
ありがとうございます、Tさんっ!