親子eighterはじめました。~母はなにわ男子も嗜みはじめました。~

AmBitiousも応援中!真弓のタケ垣にタケ立て掛けたのはタケ立て掛けたかったからタケ立て掛けたのです。

まいりまんじゅう。

2009-02-19 20:08:21 | 妄話
皆様こんにちは。

いやいや、先日のジャニ勉の章ちゃん。ヘンテコお帽子は相変わらずでしたが、なんだかフェロモンが出てましたヘンテコお帽子では隠し切れないほどの色気を漂わせていた様に思います。続くありえへんでも同様に、視線が何だか鋭いんです。

黒髪も視線もみんな好き。そんな章ちゃんに毎日『まいりまんじゅう』な母です。

でも、妄想はたっちょんで。










私が初めて、その塾に行ったのは中3に進学する春休みだった。綺麗に掃除されている階段を登って行くと、受付に若い先生がいて、お弁当を食べていた。


あの~、入塾の申し込みに来たんですけど、今いいですか。

ああ、はいはい。すみません、今バイトの僕しかいないんですけど話は聞いてますんで・・・・。

なんとも頼りなさそうなアルバイトの先生は、食べかけのお弁当もそのままに書類に目を通していた。

これで、大丈夫です。そしたら、明後日の春季講習からになるんで、これが教材です。課題の指示は・・・・あ~このプリントや、これに書いてあるんで良く読んで来て下さい。

はい、ありがとうございます。

アルバイトの先生は私が書類をカバンに入れているのに、途中だったお弁当を食べている・・・なに、この先生?感じ悪いな。説明の先生は良かったのにな。あっ、でも受付のバイトか。


春季講習の初日。苦手な数学の時間になると、この前の受付のバイトが入ってきた。また説明?と思っていると・・・。


みなさん、こんにちは。春期講習で数学を担当する大倉です。よろしくお願いします。

えーっ、コイツ?不運だな~、数学苦手だから頑張ろうっておもったのに、アルバイトの弁当兄ちゃんじゃん。

そんな第一印象は授業が始まると何処かへ消えていってしまった。大倉先生は数学が苦手な私にも分かりやすくポイントを挙げて教えてくれる。

それでも、塾のお昼には大倉先生は生徒のお弁当のおかずを貰って、嬉しそうに食べていた。4月になって通常の授業が始まった。私の数学の担当は大倉先生だった。授業の合間の休み時間の先生は教室で他の先生にばれないようにウトウトしているか、生徒のお弁当のつまみ食いをしていた。

その日も先生はウトウトしていたので、ちょっと声を掛けてみた。

先生はどうしていつも眠そうなんですか?

ああ、うん。センセなあ、塾はバイトやんか。ホンマは医学部に通ってんねん。学校も忙しいし、塾も生徒がおるから責任あるやん。忙しくてな~、この時間は眠いねん。

先生は医学部に通ってるんですか。

そうや。

ふふふっ。

なにぃ~、なんで笑ろてんねん。これでもな~、大学受験の模試では数学は毎回100満点を取り続けた伝説があんねんで。

数学の神様じゃん。



大倉先生のお陰で、私は苦手な数学も何とか克服・・・までは行かないけれど頑張って希望の高校に合格した。高校に合格してからも同じ様に塾に通い、数学の担当は大倉先生のままだった。


塾内のテストの返却の時の事。

大学はどの辺りを狙ってるん?

う~ん、指定校の推薦で行きたい所があるんだけど、どうしても数学の評定がね~。

俺はちゃんと責任持って教えてるよ~。

先生のせいじゃなくて、もちろん。私立の文系だったら数学ないし・・・悩んでます。


そんな会話をしたのが高1の終わり頃のことだった。

塾へ通う事が生活の一部になってから丸3年が経った高3の春。私は指定校推薦を狙いつつ、私立文系を受験するという方向で行こうと決めていた。

指定校なら評定平均がな~数学も頑張らな!

そんな先生の言葉も当たり前に思っていた高3の夏休み。系列塾の生徒が集まる学習合宿に参加した私。
私立文系コースを選択していた私に同じクラスになった子が声をかけて来た。

ねねっ、大倉先生と同じ校舎なんでしょ?いいな~あんなカッコイイ先生がいるだなんて・・ウチの校舎はオジサンばっかだもん。

かっこいいかな・・・?授業は分かりやすいけど、休み時間は机に突っ伏してるし、お弁当のおかずもってくし。

5日間の合宿で大倉先生は女子塾生の憧れの的になっていて、同じ校舎の私が羨ましがられていた。


先生~、なんか大人気ですね。

んふふっ。そうか~?俺の魅力に気付いて無いんはお前だけちゃうん。

ええっ?



そう言われて、改めて先生を良く見てみた。

教え方もソフトで上手だし、取っ付きにくいけど慣れてくれば話もする。板書するときのペンを持つ手は綺麗だし、横顔は鼻筋が通っている。後姿は手足も長いし、笑う時は口角がきゅっとして可愛いんだな。ホクロもこうして見るとチャームポイントかあ・・・。

うわっ、本当だ!大倉先生って「イケテル」って事?気付かなかった、本当に。へえ~かっこいいじゃん。

そんな夏合宿のせいか、私は大倉先生の事が気になって仕方が無くなってしまった。今までは集中出来ていた授業も、先生の横顔や後姿に見入ってしまったり、いつもの笑顔なのにドキッとしたり・・・ちょっと好きかも。


そんな浮ついた気持ちが直ぐに成績になって、辛い現実を突きつけて来た。夏休み明けの模擬テストの結果は惨憺たる内容だった。

夏休み中、頑張ってたんやろ?どうしたん?

先生が心配して声を掛けてくれても、その時は返す言葉がなかった。

次は挽回します・・・。

そう言うのが精一杯だった。落ち込む私に更に聞きたくない噂が耳に入って来た。先生が塾を辞めるらしい・・・。大学の勉強が忙しくなって来て、医学部の勉強だけに集中する為に塾を辞めるという噂。

私は怖くて本当の事を確かめられないままだった。先生が居なくなるのはイヤだ。でも今の成績のまま先生に逢えなくなるのはもっとイヤ。そう思った私は勉強に対してのシフトチェンジをした。


10月の模試の結果も、学校の中間テストの成績もどっちもバッチリやな。

はい!

頑張ってたもんな。指定校の方も大丈夫やろ。

頑張りました、先生の為にも・・・。

俺のため?

はい、先生が塾を辞めちゃうかもって聞いて、先生の為にも頑張ろうって思って。

・・・・

先生は何故か黙っていた。誉めてもらえる、誉めてもらいたい、そんな風に思っていた私の予想を裏切る言葉が先生の口から聞こえた。

俺の為じゃないやろ、自分の為や。そんな気持ちでおったら駄目だな。


失恋しちゃったよ・・・私。


その後も塾での大倉先生は今までと変わらなかった。ただ、私は失恋した事をバネにして何とか希望している指定校推薦に合格し、私が高校を卒業する頃には先生も塾を辞めていた。


桜が咲いて大学生になった私の前に先生が現われた。

先生!お久しぶりです。

お~、いらっしゃい新入生。

先生は何してるの?

いやいや、文学部のオリエンテーションは今日やから、ここに来たら会えるかなと思って。

えー会いに来てくれたんですか。

嬉しいやろ、憧れの大倉センセが来てくれたーって気分なん?

あははははっ・・・先生はやっぱり気付いてましたよね、私の気持ち。

うん。でもお前は俺の気持ちには気付かんかったな・・・。

先生の気持ち?

お昼まだやろ?美味しいお店を大学の先輩として教えたるわ。

数学以外を教わるのははじめてですね。






ウマイっ!うまいやろ、ここのランチ。

今度は友達と来ます。

先輩とも来ような、この大倉先輩とな。

先輩ってピンと来ないです、やっぱり先生だな。医学部忙しいですか?

うん、実習とか増えて大変やねん。塾のバイトと両立は正直辛かってん。

ああ、先生が辞めちゃうかもって噂ありましたよ。

そうやんな。あん時・・・先生の為に頑張りましたとか言うからさぁ、ほんま驚いてん。

あの時、失恋した~って思いましたモン。凹みましたよ(笑)

でもな、嬉しかった。嬉しくてお前の事好きって思ってまうかと・・・生徒やし高校生やしアカンやろ?

ええーっ、だってあの時冷たかった・・・。

ああ言わんとな、立場上も自分の気持ちも押さえようがなかったからな。あそこで優しくしてたら、お前は合格出来ひんって思ったし、突き放したほうが伸びるタイプの生徒やったから。

じゃあ、あの時は両思いだったって事?

そうやな。

先生って真面目なんですね。

先生って言うのやめようや。

それは無理かな~、だって先生じゃないですか。

うわ~っ、それって今俺が失恋したって事ぉ~・・・。

タイミングが合わなかったんですね、残念です。

最初に会うた時はイモっぽい中学生やったのに、今はこんなに可愛くなってな~。

だって新入生が一番モテるって言うじゃないですか。それに結構かっこいい人いたし・・・また美味しいお店とか教えて下さいね。先生も実習頑張って下さい。



あの時の冷たさは先生の優しさだったんだ。ちょっとタイミングがズレちゃってたんだな、先生と私。春の心地よい温かさと、先生の「またな~」って言う声が新入生の私の心と身体を包み込んでくれていた。










この後はレコメンに∞集合(?)ですね。実況レポでお会いしましょう。

続きでコメントのおへんじです。




とまとさんへ。

海苔文字よりもケチャップの方が難易度は高いと思います。
無理だわ・・・と諦める前にアクションを起こす事も大事ですよね。

HDDがフリーズしたのかと思うほど、「愛の一時停止」でしたね。

みーちゃん∞へ。

気が付けば久々の海苔文字でした~。ブログに載せない身内ネタも時々あるんですけれど(笑)

全国放送になるといいですね、本当に。

きんもくせいさんへ。

諦めない事時には大事ですよね。だって諦めないで居たら「例の教科書」だって買える様になりましたものね。

写経をするNaNaが好きだなんて・・・そう言って下さるきんもくせいさんの事も親子は大好きです。

臨さんへ。

二時間SPとか考えただけで嬉しくなりますね。夢に終わらないようにeighterとして、しっかり応援していきましょう。

海苔文字は切るだけなので、不器用な母でもできるんですよ。

愛さんへ。

娘の粘着質な視線・・・そりゃ、もう、薄型テレビに穴が開くんじゃないかって位見てました(笑)もう12回くらいリピートしてますよ。

那智ちゃんへ。

視聴者として単純に見れば、たっちょんはヘタレ王子でしたが、TV的にはよこちょとの対比が良く出ていたので、この人選をした方に拍手を送りたいです。

滝から途中で出てしまったけれど、きっと本当に白いのが攻めて来ていたんだと思います。もし、あそこで無理に頑張って倒れたり、怪我をしたらあの回はお蔵入りになってしまうから・・・そういった意味では途中で止める勇気も必要だったんだと感じています。



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