どうも、シンプルなタイトルにしてみましたNaNaですけれどもー!
ネタバレがお厭な方も、いらっしゃると思いますので…。スクロールで感想書きますね。
いやあー、面白かった!!!
まず、脚本がG2さんということで…非常に楽しみにしておりました!!!
G2さんの作品といえば 「相対性浮世絵」 という作品を見た事があって…その独特の世界観に魅了されていたところなのです。
そんな期待の中、出向いたグローブ座。
生憎インフルさんの所為でいけなかった母の分まで存分に吸収するつもりで。
NaNa的見所はですねー。
その1.ラヴシーン
はいはいはいはい、どうもどうも、これから話しちゃいましょうかねー。もう。
スポーツ新聞などで多少取り上げられていましたが…。
シーンとしては、ギル山さんがですね、お電話をしている最中に不倫交際中の婦人が、ギル山さんの山頂に、おいたをする、というようなシーンです。(わあーおっ)
婦人はギル山さんの山の麓あたりを全面的に一枚の大きなシーツで包み込み、おいたをはじめます。
おっ…きた。
という思いと共に、前のめりになる身体。あたくしは上のほうのお席で俯瞰させていただいていたのですが…心なしか…会場全体が前のめりに…。
前のめり前のめり前のめりパラダイス。
かーらーのー。
「あうっ!」
ギル山さんのセクシーなお声。
ふおおおおおおおおおおお。(沸点に達しました。)
更に前のめりになる会場。全体が前に傾きすぎて、グローブ座涙目…。そして、そのシーンがナチュラルに終わると、心なしか安心したように背もたれに寄りかかる会場。
いやあー、にしてもシーツで隠す必要なんて無かったのにねー。ミセテクレーっつって。
まあ、ベールに包まれている方が、官能的でいとよろし。ダイレクトよりワンクッション合った方が、セクシーに見えるのは何故なのでしょうか。
その2.ギル山さんの気持ちはスクリーンに。
やはり、特殊な構成でしたね。
主人公であるギル山さんの本心は、すべて後にあるスクリーンに映し出されていました。
口で言っていることとスクリーンに映ってる心の声がまったく正反対だったり。
そういうことって自分達にもあるし、共感できますよね。
最初スクリーンに、文字が現れた時はー…正直そういう裏の気持ちも、表の演技から伝えるべきだろう、って思ったのです。でもね、だんだん見ていくうちに相反する言葉の綾に引き込まれていって、とっても面白いなって感じるようになりました。
ギル山さんの葛藤が目で見てすぐにわかるし、観ている人が舞台の世界に入り込み易いような細工の役割を果たしていたのだなあと感動しちゃいました。
その3.本物へのこだわり
舞台中に出てきた水や火がすべて本物だったことに驚きました。
本物を使うとトラブルが起きたりする可能性もあるし、使うのは大変だと思うのですが…やはりリアリティーが増すし、これまた舞台の世界に入り込みやすくなる効果ですよね。
水に入って演じるみなさんは、本当に身体をはってらっしゃるなーと。
婦人やベッキーが水の中から出てきたときは、妙にセクシーでこっちまでドキドキしちゃいましたもの。
その4.場面替え、セット替え
場面やセットを替えるのには、大きな舞台だったりすると、スタッフさんが登場しますよね。暗転して、場面がえーみたいな。
でも、ギルバートグレイプは違ったのです。
場面がえも、セットがえも全部出演者のみなさんで行っていました。
その場面には登場しないはずの登場人物がひょいっと端っこのほうに、きてソファーを運んだりしていて…更に、そこで役者さん同士がアドリブで面白い動きなんかをなさってたりして、思わず笑ってしまいました。
細かい所まで、本当に凝っているなあと思いました。
そしてやはり舞台というものは、出演者全員でつくろうっていう意思があったほうが、伝わると思うのですよね。そう考えると、出演者のみなさんで協力して裏方もやるっていうのは、いい方法だなと思いましたね。
その5.演技力
いやあー…もう、ね。中尾くんの演技力のすごさに圧巻でした…。
今まであたくしが色々(といっても、まだ少しですが)舞台を見てきた中で演技がずば抜けて巧いな、と思っている方はチームナックスの音尾さんなのですがー…。
中尾くんは匹敵する位、本当に本当に素晴らしい演技でした。
難しい役どころを見事に演じきっているし、個性もしっかり出てて。今回のこの舞台は中尾くんの演技なしでは語れない部分があると思いましたねー。心の底から感動した。
それから…ママ役の女優さんの演技にも舌を巻きましたねー。声のみの出演にもかかわらず、絶大な存在感。それから、空気感。
周りの役者さん、そして脚本演出が素晴らしかったので、そういう全てと比べると、少しまるちゃんが弱い印象を受けました。
あ、でも、1回目のまるちゃんの泣きのシーンには鳥肌が立ちました。感情が昂ぶって、泣き崩れるようなシーンの演技は迫力があって、かなり見入っちゃいました。
どうしてもまるちゃん…と思って見てしまう部分が多かったけれども、本当にそこにギルバートグレイプという人物の存在を感じさせる演技だったのは、そのシーンかな。
初めての舞台で、まるちゃんが100%の力を出しているのは、とっても伝わった。
これから毎日また100%のまるちゃんが更新されていくわけで…千秋楽には、あたくしの観た100%まるちゃんが、10倍くらいになるんだろうな。
*総括*
あとー…黒板のシーンの字って、あれ本当のまるちゃんの字かな?なんだか、そういうように見えてキュンとしちゃったのですが、あのまるい感じ…違うかしら?
うん、今までに見た事ないような新しい舞台で本当に楽しかった!!!出来る事なら、千秋楽のグルバードグレイプが観たいなあ。
毎回舞台観たあとに思うのはねー演劇部はいっておけばよかったなあ、って。
本当に楽しそうで、毎回思う。
いい舞台にまた出会えたなって、思えました。
まるちゃん、そして出演者の方、楽しい時間を有り難う御座いました!!!
それからー…現役演劇男子!
RYO的見所。
まるちゃんの全力感と演出のよさ。
演出だったら、その田舎町が舞台でやりやすそうな「いかにも田舎町」じゃなくて、本当にありそうな荒み具合だったのが良かった。
それから一つの水が、場面ごとに色んな水に変身するのが面白かった。
まるちゃんは、ナレーションの部分も担当していたけれど…演技のところと状況説明のナレーションのところのメリハリがもっとあった方が個人的には好きだなと思った。
まるちゃんの泣きの演技は、RYO自身は泣かなかったけれど、気がついたら周りが泣いていて、引き込まれているなあーとおもって感動した。
結論:ギルバードグレイプ面白かった。
というわけで、夜遅くになってしまったので、今宵このあたりでー…!おやすっすー!
ネタバレがお厭な方も、いらっしゃると思いますので…。スクロールで感想書きますね。
いやあー、面白かった!!!
まず、脚本がG2さんということで…非常に楽しみにしておりました!!!
G2さんの作品といえば 「相対性浮世絵」 という作品を見た事があって…その独特の世界観に魅了されていたところなのです。
そんな期待の中、出向いたグローブ座。
生憎インフルさんの所為でいけなかった母の分まで存分に吸収するつもりで。
NaNa的見所はですねー。
その1.ラヴシーン
はいはいはいはい、どうもどうも、これから話しちゃいましょうかねー。もう。
スポーツ新聞などで多少取り上げられていましたが…。
シーンとしては、ギル山さんがですね、お電話をしている最中に不倫交際中の婦人が、ギル山さんの山頂に、おいたをする、というようなシーンです。(わあーおっ)
婦人はギル山さんの山の麓あたりを全面的に一枚の大きなシーツで包み込み、おいたをはじめます。
おっ…きた。
という思いと共に、前のめりになる身体。あたくしは上のほうのお席で俯瞰させていただいていたのですが…心なしか…会場全体が前のめりに…。
前のめり前のめり前のめりパラダイス。
かーらーのー。
「あうっ!」
ギル山さんのセクシーなお声。
ふおおおおおおおおおおお。(沸点に達しました。)
更に前のめりになる会場。全体が前に傾きすぎて、グローブ座涙目…。そして、そのシーンがナチュラルに終わると、心なしか安心したように背もたれに寄りかかる会場。
いやあー、にしてもシーツで隠す必要なんて無かったのにねー。ミセテクレーっつって。
まあ、ベールに包まれている方が、官能的でいとよろし。ダイレクトよりワンクッション合った方が、セクシーに見えるのは何故なのでしょうか。
その2.ギル山さんの気持ちはスクリーンに。
やはり、特殊な構成でしたね。
主人公であるギル山さんの本心は、すべて後にあるスクリーンに映し出されていました。
口で言っていることとスクリーンに映ってる心の声がまったく正反対だったり。
そういうことって自分達にもあるし、共感できますよね。
最初スクリーンに、文字が現れた時はー…正直そういう裏の気持ちも、表の演技から伝えるべきだろう、って思ったのです。でもね、だんだん見ていくうちに相反する言葉の綾に引き込まれていって、とっても面白いなって感じるようになりました。
ギル山さんの葛藤が目で見てすぐにわかるし、観ている人が舞台の世界に入り込み易いような細工の役割を果たしていたのだなあと感動しちゃいました。
その3.本物へのこだわり
舞台中に出てきた水や火がすべて本物だったことに驚きました。
本物を使うとトラブルが起きたりする可能性もあるし、使うのは大変だと思うのですが…やはりリアリティーが増すし、これまた舞台の世界に入り込みやすくなる効果ですよね。
水に入って演じるみなさんは、本当に身体をはってらっしゃるなーと。
婦人やベッキーが水の中から出てきたときは、妙にセクシーでこっちまでドキドキしちゃいましたもの。
その4.場面替え、セット替え
場面やセットを替えるのには、大きな舞台だったりすると、スタッフさんが登場しますよね。暗転して、場面がえーみたいな。
でも、ギルバートグレイプは違ったのです。
場面がえも、セットがえも全部出演者のみなさんで行っていました。
その場面には登場しないはずの登場人物がひょいっと端っこのほうに、きてソファーを運んだりしていて…更に、そこで役者さん同士がアドリブで面白い動きなんかをなさってたりして、思わず笑ってしまいました。
細かい所まで、本当に凝っているなあと思いました。
そしてやはり舞台というものは、出演者全員でつくろうっていう意思があったほうが、伝わると思うのですよね。そう考えると、出演者のみなさんで協力して裏方もやるっていうのは、いい方法だなと思いましたね。
その5.演技力
いやあー…もう、ね。中尾くんの演技力のすごさに圧巻でした…。
今まであたくしが色々(といっても、まだ少しですが)舞台を見てきた中で演技がずば抜けて巧いな、と思っている方はチームナックスの音尾さんなのですがー…。
中尾くんは匹敵する位、本当に本当に素晴らしい演技でした。
難しい役どころを見事に演じきっているし、個性もしっかり出てて。今回のこの舞台は中尾くんの演技なしでは語れない部分があると思いましたねー。心の底から感動した。
それから…ママ役の女優さんの演技にも舌を巻きましたねー。声のみの出演にもかかわらず、絶大な存在感。それから、空気感。
周りの役者さん、そして脚本演出が素晴らしかったので、そういう全てと比べると、少しまるちゃんが弱い印象を受けました。
あ、でも、1回目のまるちゃんの泣きのシーンには鳥肌が立ちました。感情が昂ぶって、泣き崩れるようなシーンの演技は迫力があって、かなり見入っちゃいました。
どうしてもまるちゃん…と思って見てしまう部分が多かったけれども、本当にそこにギルバートグレイプという人物の存在を感じさせる演技だったのは、そのシーンかな。
初めての舞台で、まるちゃんが100%の力を出しているのは、とっても伝わった。
これから毎日また100%のまるちゃんが更新されていくわけで…千秋楽には、あたくしの観た100%まるちゃんが、10倍くらいになるんだろうな。
*総括*
あとー…黒板のシーンの字って、あれ本当のまるちゃんの字かな?なんだか、そういうように見えてキュンとしちゃったのですが、あのまるい感じ…違うかしら?
うん、今までに見た事ないような新しい舞台で本当に楽しかった!!!出来る事なら、千秋楽のグルバードグレイプが観たいなあ。
毎回舞台観たあとに思うのはねー演劇部はいっておけばよかったなあ、って。
本当に楽しそうで、毎回思う。
いい舞台にまた出会えたなって、思えました。
まるちゃん、そして出演者の方、楽しい時間を有り難う御座いました!!!
それからー…現役演劇男子!
RYO的見所。
まるちゃんの全力感と演出のよさ。
演出だったら、その田舎町が舞台でやりやすそうな「いかにも田舎町」じゃなくて、本当にありそうな荒み具合だったのが良かった。
それから一つの水が、場面ごとに色んな水に変身するのが面白かった。
まるちゃんは、ナレーションの部分も担当していたけれど…演技のところと状況説明のナレーションのところのメリハリがもっとあった方が個人的には好きだなと思った。
まるちゃんの泣きの演技は、RYO自身は泣かなかったけれど、気がついたら周りが泣いていて、引き込まれているなあーとおもって感動した。
結論:ギルバードグレイプ面白かった。
というわけで、夜遅くになってしまったので、今宵このあたりでー…!おやすっすー!