親子eighterはじめました。~母はなにわ男子も嗜みはじめました。~

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激しくも優しく切ない舞台でした ~#俺節~

2017-05-30 23:42:12 | 母によるレポ


溢れる激情を抑える事が出来ません。

幕が下りた後もずっと座って余韻を味わいたいと思いました。



みなさま、ごきげんよう。

本日、行って参りました!赤坂ACTシアターで「俺節」を観劇して参りました。

久しぶりの赤坂・・・昔はここで働いていました。

すっかり様変わりして、浦島太郎の気持ちが少し分かるようでした(笑)


舞台の前に俺節の原画展を見ました。

会場内は撮影可でしたので、カメラに収めました。

手書きの温もりを感じ、力強さに驚きました。

展示された原画の中に書かれたコージが動き出しそうでした。


お友達にも会えてお話出来ました(≧◇≦)

と言っても、話したのは携帯電話が無い時代のお話ですけども。

東海道線に駆け込み乗車した女子二人組に起こった珍妙なお話でしたけどね(笑)



肝心の舞台ですけども!


すごい!


すごいよ!



舞台上で演じられている、というより舞台の上で生きているんです。

みんなが必死に生きているんです。

引き込まれるので、まるで一緒に生きて、過ごして来たかのような錯覚を起こすのです。

コージに寄り添い生きる事の出来る時間がそこにありました。

素敵な舞台でした。





俺節の主人公はコージですが、その他の登場人物がそれぞれに抱える物までも十分に感じ取れました。

少し前まで、みれん横丁は日本のどこかに実在していたのでは?と思うほどに、人々の息遣いの荒さや体温を感じられました。


ネタバレになるので追記に書きます。






歌がうまい!


演歌を歌う事は分かっていました。

どんな歌唱になるのかな?と楽しみにしていました。

演歌なんだけど、章大君の節回しがあり、いつもの歌い方を感じる所もありました。

でも、あんな声量で身体ごと歌う姿は初めてでした。

確かに悲しい場面でもあったので泣けるんです。

でも、こんなに泣く程悲しいのか?と聞かれると、そこまででもなく。

では、どうしてこんなに涙が溢れて止まらないのかと言えば、それは、まさにコージの歌、章大の歌に泣かされてしまうのです。

こんなにも感動に心が打ち震える事を自分自身で驚いてしまうくらいです。


いやー、かっこいいです。

津軽弁のコージはちょっと可愛くて憎めない男子でした。

でも、歌うとスゴイの!

先ほど見た原画展の世界が目の前で3次元で繰り広げられているのも、少し不思議な感じがしました。



そしてね、、歌う時の表情がいいんです。

とても良い顔をしていました、最高でした。




おほほほほほほほほほ、ほほほほほほほほ。

あ、突然ごめんなさいね。

だって、ラブシーンがあったんですもの( *´艸`)

おほほほほほほほほほっほほほほほっ。


チッスしてました。

不器用なコージはチッスも不器用でした。

そして、テレサを無骨に押し倒すっ!



でも、出来ない。

出来ない事にイラつくコージ。


この辺りの純朴なコージが可愛かったですねー。

トランクスで床にゴロンとするので、まあ、それは、その、気になりますよね( *´艸`)

もちろん双眼鏡が大活躍する瞬間でございました!!


とは言え、イヤらしいシーンではありません。

テレサが抱えて来た辛い事に向き合う大切なシーンでもあったと感じます。



シャーロットは美しかった。

そして歌声も澄んでいてキレイでした。


これだけ激しく感情をぶつけ合っているのですから、演技とはいえ何度も何度も繰り返ししていたら、そのーなんというかー芽生えたりしませんかね?

愛情ってヤツが


オキナワの福士さんはシュッとしてカッコよかったです。

イケメンでございました。


六角さんの演技も渋くてステキでしたね。

いい塩梅のくたびれ感が出ていて流石でした。


高田さんのアイドル姿も似合っていました。

クリーミーマミの歌を歌い始めた時にえ!?って双眼鏡で見て、高田さんだと分かったくらいでした。

女優さんて、スゴイ。


西岡さんも存在感ありましたね。

お茶目な一面もある役でしたけど、大御所感たっぷりでした。




そんなスゴ腕の方々を引っ張る座長が・・・座長が・・・スマートでした。

カーテンコールで舞台上に出て来る時の輝くオーラ

そして、一列に並んで、スッと手を前に出してカンパニーのみんなを促す所とか、もう、もう、きゃーーーーー、カッコイイ。

なんてかっこいいんだろう。


スタンディングオベーションで迎えられたカーテンコールの間に観客席を見上げている表情は、いつもの章大君で、それは可愛くて愛しくて、愛すべき姿でした。

瞳はキラキラと輝いていました。



笑いあり、涙あり、ラブシーンあり、感動あり、安田章大ありの素晴らしい舞台でした!!