どもう、ごきげんやう。
いよいよ 『tough weeds 光の射す方へ』 も本日で千秋楽を迎えます。
横山裕原作、という肩書きに見せられてあたくしNaNaは大阪へと足を運びました。
松竹座で見た風景は、あたくしにとって、とても新鮮で素敵なものでした。
あの舞台をご覧になった方は、思い出してみてください。
ご覧になられていない方には、彼の、彼らの作品の素晴らしさが伝われば幸いです。
(以下ネタバレします)
まずはじめに
大体の話の内容から。
地球のどこか、ある国の、とある少年刑務所のお話。
ここにいる少年達(関ジュ)は、所長や看守からの理不尽な扱いに耐えながらパイを夢見ていた。
真っ直ぐに生きるあまりに、罪を犯してしまった少年達。
それらの少年の誰もがなにかを守るために、罪を犯してしまった。
そんな9人の少年らが収容されているのはZ房である。
一方所内には、Z房と対立するR房の少年たちもいる。
しかしそれらの少年たたちは親の権力で所内で特別待遇を受けている。
そんな彼らの苦しみの日々や、幸せの風景、仲間の大切さなどがこの作品内では描かれている。
舞台の構成としては
オープニングで軽いshowtimeがあり(NYCゆうまw/bishadowの曲など)本編へ。
本編前半は時間にして約1時間40分。
本編後半は約1時間の内容となっていた。
その後再び30分程度のshowtimeがあり、Tough weeds 光の射す方へ…は終演となった。
大まかな舞台の内容としては、以下のようになっていた。
1.横山裕によるナレーション
"どうも関ジャニ∞の横山裕です。この度、僕が原作をさせていただいた たふうぃーず。今回は関西jr.が出演で、僕たち関ジャニ∞が育った松竹座で行われます。是非最後までお楽しみください。"
このようなニュアンスのナレーションで舞台本編は幕を開けました。
2.役紹介
それぞれの役名と、刑務所への入所日、それから罪名が書かれたものがモニターに映り、みんなが登場する。
3.Z房に新入りメンバー
7人だったZ房に2人の新入りが入所する。(照史演じるリュウジ、菊演じるケッペキ)
登場と同時に…
リュウジが
『どうもイマイツバサでーす。中国語でいうとちんちんいーでーす。』などとといいながら牢屋に入ってくる。
対象的に、静かに、椅子を赤いハンカチでふいたり…ひたすらに引け腰なケッペキ。
その後、無事に仲良くなり…
『一番強いのはどんなときでも、笑える人間なんや!』
というリュウジの言葉を胸に…
暗転し、場面は転換される。
4.約束を交わす
仲良くなったメンバーたちは、ある約束を交わす。
その約束とは…
全員がシャバに出ることが出来たら…
刑務所の上にある丘からこの刑務所を見おろしてやろう、というもの。
5.アドリブコーナー
セットの壁につかまりながらトレーニングをするタイソン(文ちゃん)。
その姿勢がまさに木に止まるセミのようだ、とリュウジ。(てるし)
確かにセミみたいだったけれど…
あのセミならあたくし大丈夫!あれくらいだねノープログレムなセミって、うんうん。
その後くじ引きによって"アントニオさんのモノマネをするひと"がケッペキ(菊に決定)
59%くらいの完成度のアントニオさんを披露したあと…
オバマ大統領の真似をハーフのjr.の子が披露。(名前がわからなくてごめんなさいね)
6.トシロー(濱ちゃん)がZ房のリーダーに
一番優しくて頼れるトシローをZ房のリーダーにすることに。
和やかな空気が流れるが…。
一転、抜き打ち検査だ、といいZ房内に看守長や所長が入ってくる。
すると間もなくパイが決まっていたシュン(淳太くん)のポケットからタバコの箱が…。
なんとこのような罠を所長らが仕掛けていたのだ。
しかし、ここでリーダーであるトシローが一言。
『それは僕のです、シュンのポケットに間違って入れてもうて…』
パイが近いシュンを庇うリーダー。事態は一転、リーダートシローが独房(収監中に違法行為を犯した者が容れられる、独立した牢屋)に入れられ所長らに虐待をされることに…。
7.トシローの想い
独房へと収監されたトシローは、酷い暴力を受け、息も絶え絶えに…。
そんな彼のもとに、こっそりZ房のメンバーが食事を持って行く。
大丈夫か?
頑張れよ!
などのメンバーの言葉に対し、ぼろぼろのからだと心でリーダーはこう答える。
『大丈夫やって!俺リーダーやもん!リーダーはどんな時でも笑えるんや!心配すんなって…』
その後、見回りの足音を聞きメンバーたちはZ房に戻る。
そしてトシローは女でひとつで自らを育てた母へ向けて手紙を書く。
すると入れ替わるように独房に入ってきた所長。
彼は意地悪な顔をしてこう言葉を放った。
『良いご身分だなあ。何が仲間だ?しょうもない。雑草の分際で友情などと言って…このっ!』
所長の暴力はエスカレートし、トシローはこんな言葉を残し息を絶してしまう。
『オカン、俺良いリーダーになれたかな、』
痛々しい暴力シーンや最期まで優しいトシローを、会場が涙で包んだシーンであった。
8.臨時朝礼とZ房メンバーの結束
トシローが独房に入れられた翌朝。臨時朝礼が行われた。
所長からの発表は信じがたい内容であった。
"昨夜、トシローが脱獄を試みた為に射殺をした。"というのだ。
思わず所長に飛び掛るメンバー達…。
さすがにこの事態には、Z房と対立していたR房のメンバーも許せないといった態度を見せた。
朝礼が終わり、Z房に再び戻ってきたメンバー。
そんな中で、トシローがオカンに向けて書いた手紙を発見する。
その手紙の内容は自分が人生ではじめてひとに認められて、リーダーになったこと、外に出たらいっぱいオカンを楽させてやりたいということ、パイがもうじきであること…などであった。
憤りの気持ちでどうしようもない状態のZ房メンバー。
今すぐにでも、自分はどうなってもいいから所長をぶん殴ってくる、と言い出すタイソン(文ちゃん)
悪いのは全部あいつらや、と繰り返し宥めるシュン(淳太)
それでもやはり腹の虫が治まらないタイソン(文ちゃん)
(シュン)「一人でかっこつけんなよ。」
(タイソン)「なあ?リュウジ!(てるし)こんな時でも笑うんか?なあ?なあ?」
(リュウジ)『…脱獄や。…皆でこっから出んねん!!!』
リュウジのいきなりの発言に驚くメンバーだが、もちろん皆の思うことは同じ。
固い結束の元、彼らの脱獄作戦は幕を開けた。
(シュン)『俺かばって、リーダーはあんなことになったんや。俺が全部作戦を立てる。俺らは雑草やろ?どんなに踏まれても大丈夫やねん。踏まれても踏まれても…リーダーの為に。』
前半終了。
ここで休憩を挟み後半へ。
9.脱獄大作戦
それぞれZ房メンバーの特徴を生かした作戦が出来上がった。
リュウジとタイソン(てるしとぶんちゃん)は、一発喧嘩をして独房に入り、見回りの時間をチェックする。
カラス(まーしー)は、口の上手さを生かして、看守のひとりから警備の夏季休業の期間を聞き出す。
ケッペキ(菊)は、絵を書くのが得意なので、刑務所の地図を書く。
くず鉄(くんた)は、鉄を使って鍵を作る。
レンとノリのコンビニ兄弟(室兄弟)は、今回の作戦に後に必要になるらしいサッカーボールを隠す。
このサッカーボールとはJリーガーになる事を夢見リュウジ(てるし)のものである。
それぞれが作戦に向けて動き、いよいよ決行の夜をむかえた。
無事に全員がとりあえず牢屋からは脱出。
あわただしい騒ぎに驚く看守、所長…。
そしてなんと…Z房のメンバー全員が牢屋から逃げたのと同時にR房のメンバー全員も牢屋から抜け出したというのだ。
途中で何手かに分かれて逃げるシーンでは…。
看守ら十数人一気に殴り倒そうとするタイソン(ぶんちゃん)を、なんとR房のリーダーカイト(重岡くん)が助けに来たり…。
とにかくZ、R房共に協力して、刑務所の人々を混乱させる…。
もの凄くスピーディーで、スリルのあるこのシーンでは、誰もが息をのんで刑務所内の様子を眺めていたことだろう。
10.ボールの使い道
ようやく目的の門の前に着いたメンバー数人。(中にはまだ戦っているメンバーも居るので)
そこで、あのサッカーボールの使い道が明かされる。
(シュン)『お前が、このボールであのブレーカーを潰すんや。あのブレーカーを落とせば全ての電気機能は停止し、当然門も開く…。リュウジ、お前に任せた。』
会場内に緊迫した空気が流れる。
リュウジが静かにボールを置き、狙いを定める。
リュウジのボールは、真っ直ぐにブレーカーをめがけて飛び、破壊した。
11.ドンデンガエシ
ブレーカー大破と共に、大きな門が開き始める。
完全に開いた瞬間。
けたたましい銃声と共に倒れるくず鉄。(くんた)姿を現した所長。
倒れこんだくず鉄の元へと駆け寄り、声をかけるメンバー。反応はない。
それと同時に罵詈雑言を吐く所長。
そんな、所長が一転、その場で逮捕されることになる。
実は看守である佐久間(中田くん)は、潜入捜査官だったのである。
法律ではいけない発砲をした所長はその場で逮捕。
そこで舞台は暗転。
12.一年後
明るくなった舞台には、一年後と書かれたモニターが写り、各々のメンバーが登場する。
リーダートシローのお墓を囲むようにして、彼らは雑談を始める。
その場面に、くず鉄はいない…。
と、思いきや遅れて登場。
『鉄の世界は厳しいねん!』 と一言。
あの日、くず鉄はリーダーにもらった鉄のお陰で、銃弾から身を守れたのだという。
そしてそこから、みんなで歌い始めて…。
13.横山裕によるナレーション
"雑草のように強く…。踏まれても踏まれても…。辛い時、苦しい時こそ、笑顔で…。"
そんな彼のナレーションで舞台本編は幕を閉じた。
***
以下感想。(あくまでNaNaが思ったことなので、苦情は受け付けません…)
今回この舞台が横山裕原作で行われると聞いて、自分の中で大阪行きは確実なものとなった。
少しすつ情報が、流れ出すにつれて、あらすじなど読むにつれて…。
ストーリーがある漫画にとても似ているように思えてならなかった。
まだ実物を見にいかぬ段階であったためだ。
公演が始まり、待ちきれず情報を沢山得た。
わくわくした気持ちが日に日に増していった。
当日、素敵なお友達に沢山出逢えたことにより、若干の緊張は解れていたが、やはり鼓動は高まるばかり。
開演のブザーが鳴るまで、口の中がすっぱいような乾いたような感覚であった。
いざ舞台が始まると、断片的に知っていた情報が繋がる。
知らない情報がどんどん出てくる。ペンを走らせる腕が早まる。
手元なんて見ない。
ただただ手を静かに激しく走らせて、生きた彼らの芝居を見る。
少し、ほんの少しだけ、5,6年前のこの舞台の様子と重ねてみる。
一気に感動がこみ上げてきた。
舞台でも佳境だ。
会場は切ない涙に包まれている。
すすり泣く声も聞こえる。すごく静かにメモをめくる。
一本の照明が、これまた切なくて。
ストーリーを盛り上げる。
少し、彼の影を感じてみる。
キーポイントとなるセリフでは、彼が考えたところもあるのだろうか?
雑草のように強く、踏まれても、進み続けるというエネルギッシュな言葉は彼から生まれたものなのだろうか?
あまり涙を見せない彼、弱みをあまり見せない彼…。
辛くても、悲しくても、苦しくても、泣きたくても彼は笑うのだろうか。
自分は、母親にだって弱いところは見せたくないと思って生きていた。いつも強い自分でありたいと、いつの日からか、というかあの日からそう思って生きてきた。
自分の中で一本の糸がぷつんと静かに音を立てて切れた。
自分は間違っていなかったのだ、と。
そして彼は間違っていないのだ、と。
他人から馬鹿にされても構わない。
自分は自分を持ち続ける。踏まれても踏まれてもタフに、光の射す方を目指し続ける。
製作に関わったすべてのひとに、有り難う御座います。
最後に…。
横山裕有り難う。ごめん、一生着いてくわ。
ジャニーズブログランキング参加中!よろしくお願いいたします。ぽちっ
追記でコメントのお返事…じゃなくってごめんなさい。
深夜1時29分頃に、記事が何故か大半部分が消えてしまいまして、家族が寝静まった家の中で泣きかけましたが一命をとりとめ、ようやく完成!
途中からとめる事の出来ない、深夜のテンションが入り混じってしまい…。
もう、もっちゃ脳内confUsionで、困っちゃう。
いつもと違うトーンでレポやら、感想を書いてみようと思い立ち、違うテイストで書いて見ました。
改めてみると、気持ち悪恥ずかし面白いです。、自分でも(笑)
絶対にコメントへのお返事はいたしますので、もう少々お待ちくださいませ。
それではおやすみなさい。皆々様がよい夢が見られますように。
いよいよ 『tough weeds 光の射す方へ』 も本日で千秋楽を迎えます。
横山裕原作、という肩書きに見せられてあたくしNaNaは大阪へと足を運びました。
松竹座で見た風景は、あたくしにとって、とても新鮮で素敵なものでした。
あの舞台をご覧になった方は、思い出してみてください。
ご覧になられていない方には、彼の、彼らの作品の素晴らしさが伝われば幸いです。
(以下ネタバレします)
まずはじめに
大体の話の内容から。
地球のどこか、ある国の、とある少年刑務所のお話。
ここにいる少年達(関ジュ)は、所長や看守からの理不尽な扱いに耐えながらパイを夢見ていた。
真っ直ぐに生きるあまりに、罪を犯してしまった少年達。
それらの少年の誰もがなにかを守るために、罪を犯してしまった。
そんな9人の少年らが収容されているのはZ房である。
一方所内には、Z房と対立するR房の少年たちもいる。
しかしそれらの少年たたちは親の権力で所内で特別待遇を受けている。
そんな彼らの苦しみの日々や、幸せの風景、仲間の大切さなどがこの作品内では描かれている。
舞台の構成としては
オープニングで軽いshowtimeがあり(NYCゆうまw/bishadowの曲など)本編へ。
本編前半は時間にして約1時間40分。
本編後半は約1時間の内容となっていた。
その後再び30分程度のshowtimeがあり、Tough weeds 光の射す方へ…は終演となった。
大まかな舞台の内容としては、以下のようになっていた。
1.横山裕によるナレーション
"どうも関ジャニ∞の横山裕です。この度、僕が原作をさせていただいた たふうぃーず。今回は関西jr.が出演で、僕たち関ジャニ∞が育った松竹座で行われます。是非最後までお楽しみください。"
このようなニュアンスのナレーションで舞台本編は幕を開けました。
2.役紹介
それぞれの役名と、刑務所への入所日、それから罪名が書かれたものがモニターに映り、みんなが登場する。
3.Z房に新入りメンバー
7人だったZ房に2人の新入りが入所する。(照史演じるリュウジ、菊演じるケッペキ)
登場と同時に…
リュウジが
『どうもイマイツバサでーす。中国語でいうとちんちんいーでーす。』などとといいながら牢屋に入ってくる。
対象的に、静かに、椅子を赤いハンカチでふいたり…ひたすらに引け腰なケッペキ。
その後、無事に仲良くなり…
『一番強いのはどんなときでも、笑える人間なんや!』
というリュウジの言葉を胸に…
暗転し、場面は転換される。
4.約束を交わす
仲良くなったメンバーたちは、ある約束を交わす。
その約束とは…
全員がシャバに出ることが出来たら…
刑務所の上にある丘からこの刑務所を見おろしてやろう、というもの。
5.アドリブコーナー
セットの壁につかまりながらトレーニングをするタイソン(文ちゃん)。
その姿勢がまさに木に止まるセミのようだ、とリュウジ。(てるし)
確かにセミみたいだったけれど…
あのセミならあたくし大丈夫!あれくらいだねノープログレムなセミって、うんうん。
その後くじ引きによって"アントニオさんのモノマネをするひと"がケッペキ(菊に決定)
59%くらいの完成度のアントニオさんを披露したあと…
オバマ大統領の真似をハーフのjr.の子が披露。(名前がわからなくてごめんなさいね)
6.トシロー(濱ちゃん)がZ房のリーダーに
一番優しくて頼れるトシローをZ房のリーダーにすることに。
和やかな空気が流れるが…。
一転、抜き打ち検査だ、といいZ房内に看守長や所長が入ってくる。
すると間もなくパイが決まっていたシュン(淳太くん)のポケットからタバコの箱が…。
なんとこのような罠を所長らが仕掛けていたのだ。
しかし、ここでリーダーであるトシローが一言。
『それは僕のです、シュンのポケットに間違って入れてもうて…』
パイが近いシュンを庇うリーダー。事態は一転、リーダートシローが独房(収監中に違法行為を犯した者が容れられる、独立した牢屋)に入れられ所長らに虐待をされることに…。
7.トシローの想い
独房へと収監されたトシローは、酷い暴力を受け、息も絶え絶えに…。
そんな彼のもとに、こっそりZ房のメンバーが食事を持って行く。
大丈夫か?
頑張れよ!
などのメンバーの言葉に対し、ぼろぼろのからだと心でリーダーはこう答える。
『大丈夫やって!俺リーダーやもん!リーダーはどんな時でも笑えるんや!心配すんなって…』
その後、見回りの足音を聞きメンバーたちはZ房に戻る。
そしてトシローは女でひとつで自らを育てた母へ向けて手紙を書く。
すると入れ替わるように独房に入ってきた所長。
彼は意地悪な顔をしてこう言葉を放った。
『良いご身分だなあ。何が仲間だ?しょうもない。雑草の分際で友情などと言って…このっ!』
所長の暴力はエスカレートし、トシローはこんな言葉を残し息を絶してしまう。
『オカン、俺良いリーダーになれたかな、』
痛々しい暴力シーンや最期まで優しいトシローを、会場が涙で包んだシーンであった。
8.臨時朝礼とZ房メンバーの結束
トシローが独房に入れられた翌朝。臨時朝礼が行われた。
所長からの発表は信じがたい内容であった。
"昨夜、トシローが脱獄を試みた為に射殺をした。"というのだ。
思わず所長に飛び掛るメンバー達…。
さすがにこの事態には、Z房と対立していたR房のメンバーも許せないといった態度を見せた。
朝礼が終わり、Z房に再び戻ってきたメンバー。
そんな中で、トシローがオカンに向けて書いた手紙を発見する。
その手紙の内容は自分が人生ではじめてひとに認められて、リーダーになったこと、外に出たらいっぱいオカンを楽させてやりたいということ、パイがもうじきであること…などであった。
憤りの気持ちでどうしようもない状態のZ房メンバー。
今すぐにでも、自分はどうなってもいいから所長をぶん殴ってくる、と言い出すタイソン(文ちゃん)
悪いのは全部あいつらや、と繰り返し宥めるシュン(淳太)
それでもやはり腹の虫が治まらないタイソン(文ちゃん)
(シュン)「一人でかっこつけんなよ。」
(タイソン)「なあ?リュウジ!(てるし)こんな時でも笑うんか?なあ?なあ?」
(リュウジ)『…脱獄や。…皆でこっから出んねん!!!』
リュウジのいきなりの発言に驚くメンバーだが、もちろん皆の思うことは同じ。
固い結束の元、彼らの脱獄作戦は幕を開けた。
(シュン)『俺かばって、リーダーはあんなことになったんや。俺が全部作戦を立てる。俺らは雑草やろ?どんなに踏まれても大丈夫やねん。踏まれても踏まれても…リーダーの為に。』
前半終了。
ここで休憩を挟み後半へ。
9.脱獄大作戦
それぞれZ房メンバーの特徴を生かした作戦が出来上がった。
リュウジとタイソン(てるしとぶんちゃん)は、一発喧嘩をして独房に入り、見回りの時間をチェックする。
カラス(まーしー)は、口の上手さを生かして、看守のひとりから警備の夏季休業の期間を聞き出す。
ケッペキ(菊)は、絵を書くのが得意なので、刑務所の地図を書く。
くず鉄(くんた)は、鉄を使って鍵を作る。
レンとノリのコンビニ兄弟(室兄弟)は、今回の作戦に後に必要になるらしいサッカーボールを隠す。
このサッカーボールとはJリーガーになる事を夢見リュウジ(てるし)のものである。
それぞれが作戦に向けて動き、いよいよ決行の夜をむかえた。
無事に全員がとりあえず牢屋からは脱出。
あわただしい騒ぎに驚く看守、所長…。
そしてなんと…Z房のメンバー全員が牢屋から逃げたのと同時にR房のメンバー全員も牢屋から抜け出したというのだ。
途中で何手かに分かれて逃げるシーンでは…。
看守ら十数人一気に殴り倒そうとするタイソン(ぶんちゃん)を、なんとR房のリーダーカイト(重岡くん)が助けに来たり…。
とにかくZ、R房共に協力して、刑務所の人々を混乱させる…。
もの凄くスピーディーで、スリルのあるこのシーンでは、誰もが息をのんで刑務所内の様子を眺めていたことだろう。
10.ボールの使い道
ようやく目的の門の前に着いたメンバー数人。(中にはまだ戦っているメンバーも居るので)
そこで、あのサッカーボールの使い道が明かされる。
(シュン)『お前が、このボールであのブレーカーを潰すんや。あのブレーカーを落とせば全ての電気機能は停止し、当然門も開く…。リュウジ、お前に任せた。』
会場内に緊迫した空気が流れる。
リュウジが静かにボールを置き、狙いを定める。
リュウジのボールは、真っ直ぐにブレーカーをめがけて飛び、破壊した。
11.ドンデンガエシ
ブレーカー大破と共に、大きな門が開き始める。
完全に開いた瞬間。
けたたましい銃声と共に倒れるくず鉄。(くんた)姿を現した所長。
倒れこんだくず鉄の元へと駆け寄り、声をかけるメンバー。反応はない。
それと同時に罵詈雑言を吐く所長。
そんな、所長が一転、その場で逮捕されることになる。
実は看守である佐久間(中田くん)は、潜入捜査官だったのである。
法律ではいけない発砲をした所長はその場で逮捕。
そこで舞台は暗転。
12.一年後
明るくなった舞台には、一年後と書かれたモニターが写り、各々のメンバーが登場する。
リーダートシローのお墓を囲むようにして、彼らは雑談を始める。
その場面に、くず鉄はいない…。
と、思いきや遅れて登場。
『鉄の世界は厳しいねん!』 と一言。
あの日、くず鉄はリーダーにもらった鉄のお陰で、銃弾から身を守れたのだという。
そしてそこから、みんなで歌い始めて…。
13.横山裕によるナレーション
"雑草のように強く…。踏まれても踏まれても…。辛い時、苦しい時こそ、笑顔で…。"
そんな彼のナレーションで舞台本編は幕を閉じた。
***
以下感想。(あくまでNaNaが思ったことなので、苦情は受け付けません…)
今回この舞台が横山裕原作で行われると聞いて、自分の中で大阪行きは確実なものとなった。
少しすつ情報が、流れ出すにつれて、あらすじなど読むにつれて…。
ストーリーがある漫画にとても似ているように思えてならなかった。
まだ実物を見にいかぬ段階であったためだ。
公演が始まり、待ちきれず情報を沢山得た。
わくわくした気持ちが日に日に増していった。
当日、素敵なお友達に沢山出逢えたことにより、若干の緊張は解れていたが、やはり鼓動は高まるばかり。
開演のブザーが鳴るまで、口の中がすっぱいような乾いたような感覚であった。
いざ舞台が始まると、断片的に知っていた情報が繋がる。
知らない情報がどんどん出てくる。ペンを走らせる腕が早まる。
手元なんて見ない。
ただただ手を静かに激しく走らせて、生きた彼らの芝居を見る。
少し、ほんの少しだけ、5,6年前のこの舞台の様子と重ねてみる。
一気に感動がこみ上げてきた。
舞台でも佳境だ。
会場は切ない涙に包まれている。
すすり泣く声も聞こえる。すごく静かにメモをめくる。
一本の照明が、これまた切なくて。
ストーリーを盛り上げる。
少し、彼の影を感じてみる。
キーポイントとなるセリフでは、彼が考えたところもあるのだろうか?
雑草のように強く、踏まれても、進み続けるというエネルギッシュな言葉は彼から生まれたものなのだろうか?
あまり涙を見せない彼、弱みをあまり見せない彼…。
辛くても、悲しくても、苦しくても、泣きたくても彼は笑うのだろうか。
自分は、母親にだって弱いところは見せたくないと思って生きていた。いつも強い自分でありたいと、いつの日からか、というかあの日からそう思って生きてきた。
自分の中で一本の糸がぷつんと静かに音を立てて切れた。
自分は間違っていなかったのだ、と。
そして彼は間違っていないのだ、と。
他人から馬鹿にされても構わない。
自分は自分を持ち続ける。踏まれても踏まれてもタフに、光の射す方を目指し続ける。
製作に関わったすべてのひとに、有り難う御座います。
最後に…。
横山裕有り難う。ごめん、一生着いてくわ。
ジャニーズブログランキング参加中!よろしくお願いいたします。ぽちっ
追記でコメントのお返事…じゃなくってごめんなさい。
深夜1時29分頃に、記事が何故か大半部分が消えてしまいまして、家族が寝静まった家の中で泣きかけましたが一命をとりとめ、ようやく完成!
途中からとめる事の出来ない、深夜のテンションが入り混じってしまい…。
もう、もっちゃ脳内confUsionで、困っちゃう。
いつもと違うトーンでレポやら、感想を書いてみようと思い立ち、違うテイストで書いて見ました。
改めてみると、気持ち悪恥ずかし面白いです。、自分でも(笑)
絶対にコメントへのお返事はいたしますので、もう少々お待ちくださいませ。
それではおやすみなさい。皆々様がよい夢が見られますように。