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「でにをは」別口入力・三属性の変換による日本語入力 - ペンタクラスタキーボードのコンセプト解説

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P突堤2へようこそ♪
キーボード解説文を大幅増量してリニューアルしました!
こちらのリンクからコンセプトをご覧ください。

ニュースメディア課金してみる?

2023-04-24 | Yahoo!リアルタイム検索アプリで調査


※ちなみに読売新聞日曜版で連載されている「猫ピッチャー」(作:そにしけんじさん)のマンガは会員登録すれば読売新聞オンラインで読めます


初給料は何に使う?新卒社会人のみなさん、もう会社には慣れましたか?
春トクキャンペーン/春割キャンペーン/春のキャンペーン等々…新社会人やキャリアアップを目指すビジネスパーソンに向けて
有料ニュースメディア各社の売り込み勧誘活動の力の入れようが花盛りとなる季節になりましたね。
日本経済はこれからどうなっていくのか…先の見えない不確実性に加えて世界情勢の荒波も避けられない大変動期。
報道を安易に信じてはいけない、メディアリテラシーを身につけるべし、なんて言われますがそれは情報強者には前提条件であるかもしれないけれど
そもそもニュースを読み解く基礎事項とか政治経済の羅針盤さえ備わっていないのにどこがニュースバリューなのか正直ピンとこない
…そういった"基礎体力不足"に悩む若い方も多数いらっしゃるのではないでしょうか。

体力と言えば筋肉は裏切らないし自己肯定感をあげてくれるものでありますが
ニュースにはいくら詳しくなってもエライと言ってくれるわけでもないしネット論争は散々だしかえって憂いが増えるだけのイバラの道かもしれません。
でもそんな頼りない身であってもフェイクニュースには振り回されたくないしメディアが角度をつけてバイアスのかかったのを投げてきているな…というのくらいは見抜ける眼力を身につけておきたい昨今
「ニュースの基礎体力」を高めていくために有料ニュースメディア界隈がにわかに気になってきました。
最近話題の街の「チョコザップ」はじめてみるかぁ、と同じノリで気に入ったのがあったらトライしてみるのもいいかもしれません。

忙しい現代人は昔ほどニュースに割けるリソースがありません。
トレンドは追いかけたい、コンテンツ消費や推し活にインスタキラキラ活動もあるしマッチングアプリや副業や創作活動に勤しみたいというのもあるでしょう。
可処分時間の奪い合いの中で、ニュースのサブスク:月額制有料メディアの価値が今問われています。

このインターネット隆盛の時代に、情報というものはタダで手に入れるのが常識となっておりました。
しかしネットの情報は玉石混交であり情報品質が安定しません。優先順位、基幹情報の区別も門外漢には区別がつきにくいというのも不安材料です。
思わぬ無駄な時間を浪費するリスクに気付いたユーザーは信頼性のある情報源を求め始めるようになってきています。
そこへ加えてやはり動画の情報量は冗長、文字媒体の方が情報量が断然多いということがわかってきました。(検索性、一覧性、語彙表記性)
ユーザーは信頼できる文字メディアに回帰するのではないか、再評価の機運が高まってきている趨勢というものを感じています。

というわけで今回もYahooリアルタイム検索アプリを使って目ぼしい有料ニュースメディアをピックアップしてツイート界での盛り上がりの様子を可視化してみました。
メディアが生き残りを賭けてデジタル戦略の構築にしのぎを削っている中で本リサーチは頼れる指標となるのではないでしょうか。
注目の調査項目はこちらです↓

ちょっと注意点を申し上げますと今回は各サービスの具体的な価格についてはあえて解説しておりません。
メディアのアピールの特性やプランのラインナップの組み立てなどいろいろ評価軸が多すぎて単純にこれはいくら!みたいに処断するのが適切でないからです。
それに価格やプランは時々刻々変動するものであります。ひとくち解説を添えてありますのでトータルのフィット感というのを評価して判断していただきたいです。
また各アプリやインターフェースについての評価は、実際に使ったことがないのでこれも言及しません。
草稿編集時点では後の祭りですが「毎日新聞デジタル」というワードは「信濃毎日新聞デジタル」というワードをノイズとして拾ってきてしまっているのであまり参考にならないかもしれません。
ただ大手のメディアでもありますし価格的にも特典的にも魅力的なプレゼンスを持っていると思いますので列挙候補に入れる要件は満たしていると思いますのでご容赦ください。
プレジデントオンラインはオンラインは無料登録でリーチ広く(PV重視)、物理雑誌の定期購読をデジタルバックナンバー閲覧をつけて縦の展開。ちょっとプラン展開が他と異なります。
そして日経新聞系については横展開もしているのでサブメディアについても採り上げました。
日経xTECH(にっけいクロステック):ITや製造業・土木・建築・インフラに至るまで技術領域を広くカバー
日経MJ(Nikkei Marketing Journal):消費と流通、マーケティング情報に特化したメディア
と2つくらい候補がありましたが当ブログは一応ペンタクラスタキーボードというテック系のジャンルにも関係してくると判断したので日経xTECHのほうを最終的に採り上げました。

それでは気になる集計結果はこちらです↓


調査期間:2023年4月8日-4月9日(2日間)

1.日経電子版         25
2.日経xTECH         2
3.幻冬舎ゴールドオンライン 327
4.朝日新聞デジタル     999+
5.毎日新聞デジタル      86
6.Business Insider Japan   92
7.東洋経済オンライン    245
8.プレジデントオンライン  489
9.ダイヤモンドオンライン  866
10.クーリエ・ジャポン    288

各項目のひとくちメモを列記します。

・日経電子版▶経済ニュースの決定版。朝刊・夕刊の新聞記事が過去3ヶ月分検索できる。
・日経xTECH▶日経クロステックは、テクノロジー×ビジネスの最前線でさまざまな産業分野の技術者とビジネスリーダーに向けたデジタルメディア 
・幻冬舎ゴールドオンライン▶富裕層向け資産防衛メディア
・朝日新聞デジタル▶新聞記事は過去1年分(ベーシックコースは不可)、朝日新聞デジタル掲載記事は過去5年分をご覧いただけます
・毎日新聞デジタル▶プレミアムプランでは「サンデー毎日」「週刊エコノミスト」「ウォール・ストリート・ジャーナル」が読める
・Business Insider Japan▶若年層の人気を集める、米国で台頭するベンチャーキャピタル支援型の新興有力メディアのひとつ
・東洋経済オンライン▶上下硬軟カルチャー織り交ぜ。社会をよくする経済ニュース
・プレジデントオンライン▶ビジネス誌の雄がデジタルに展開。ヒキのあるタイトルで若者層の取り込みも狙う
・ダイヤモンドオンライン▶ダイヤモンド社発行の人気書籍が読めるほか、バックナンバー10年分以上、「ウォール・ストリート・ジャーナル」が読める
・クーリエ・ジャポン▶WSJはじめ海外の視点・日本がどう報じられているかがわかる。毎月5冊、知識人の勧める電子書籍が読める

意外な数字が叩き出されましたね。順を追って寸評しますと
日経系の数字があまり伸びない…不甲斐ないというか殿様商売というかSNS上での言及があまり芳しくないご様子。
調査期日が土日だったというのも関係してくるのでしょうか。それにしても意外な数値です。

それに代わって躍進しているのが朝日新聞デジタル…DX戦略に力を入れ開発体制の内製化でよりユーザーニーズをつかみSNSリーチも広いようです。
余談ですが朝日新聞デジタルは4月19日、言論サイト「Re:Ron」(リロン)をオープンしましたとのリリースが。
実質オピニオンサイト「論座」のリニューアルとなるところですがコンセプトは「立ち止まるためのメディア」とのことでデジタル展開とのシナジーやメッセージが気になるところであります。

東洋経済・プレジデント・ダイヤモンド(雑誌媒体)については楽天マガジンという灯台下暗しが急浮上。ネット記事目当てでなければ経済3誌だけでなく
月額418円(税込)で1000誌以上が読み放題というのも魅力的ですね。楽天経済圏の人は要チェックかも。

というわけで
最近は慣れてきてしまったのですがたしかに、「この記事の続きは会員登録で」みたいな文章を見るとゲンナリしてしまうんですが
なんなら複数サイトを束ねて横断的に一本化してくれよ、というのならぜひ見てみたい…そんなうっすらとした希望はありますね。
なんか聞く話によると
アメリカ人の20%がニュースに課金していて、その課金先の半分がNew York Timesとのこと。日本は8%で最下位グループだそう。ですって。
あらら日本人、情報への投資が少なすぎる…のか?…心配なところですが日本はかなり特殊で
Twitterの言論空間が異様に発達してきていますから瞬間湯沸かし器みたいなクソムーブがなければ本質情報はちゃんと埋蔵されていると思いたい…
…でも埋もれてしまうのが心配なんですよね、なんか最近の仕様変更なのかログインしないと検索できないようになっているのがちょっと心配です。これだとただのイナゴメディアになってしまう(厭)。

アメリカ発といえば2017年のローンチ以来、着実に成長を遂げているSubstack(サブスタック)の存在も目を離せません。
ニュースレターを個人で発信することができ、ブログみたいな使い方もPodcastとの連動もあり収益化も可能。
日本ではすでにnoteというプラットフォームが立ち位置を確立しておりますが日本での動向はまだ未知数です。
しかし大手メディアの林立する中、クリエイターエコノミーを掲げ独立性も高い、ジャーナリズムの展望を変える存在だと言われています。
個人の発信力が大手の発信力に肩を並べる…そんな時代がやってきているのですね。
このSubstackはつい先日Twitterと同様の新機能「Notes」を正式に公開したばかりでもあり
日本でもTwitterの地殻変動もありますし、個人ベースのニュースの狩場が「粒度変化」していくことも十分考えられます。
この記事では計測のまな板に乗っけられませんでしたが今後も注目していきたいです。


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自立語/付属語の分かち書き入力

2023-04-20 | でにをは別口入力がある事の利便性

「かな漢字変換の一方法.pdf 牧野寛 勝部康人 木澤誠 1977」
という文書があります。

重要なところを抜粋すると
---------------------------------------------------------------
2.自立語付属語分かち書き
現在までに報告されている仮名漢字変換は、識別のための特殊文字(制御記号)を挿入せねばならないという不便さを伴い、使用者に少なからず負担を強いる結果となっている。
仮名漢字変換は仮名入力文の形式と大いに関係し、これは仮名漢字変換システムにおける打鍵速度の差、変換の正確さの差となって現われてくる。
ここで、べた書きを含めて従来用いられてきた分かち書きの方法を以下の1)~5)にまとめると、

 1)空白****を全く用いないいわゆるべた書き
 2)恣意的に空白を挿入する分かち書き
  …最小の区切り単位は文節とし、複数個の文節が連続することを許した分かち書き
 3)文節分かち書き
  …文節単位ごとに空白が挿入される分かち書き
 4)単語分かち書き
  …単語ごとに空白が挿入される分かち書き
 5)文字種分かち書き
  …文字種ごとに空白が挿入される分かち書き

などが挙げられる。1),2),3)及び5)のそれぞれは仮名漢字変換が必要とする部分の抽出に難点があり、4)は入力規則が複雑となる。
このため筆者らは次のような分かち書き方法を提案する。

6)自立語付属語分かち書き
この規則は自立語**と付属語***との間に空白を挿入するという原則で示される。
但し、2個以上の自立語が連続し、それらが1語となって意味を成す場合以外は、自立語間に空白を挿入するという規則を含んだ分かち書きの方法である。
Fig.1に上記の1)~6)に対応した例を示す。

自立語付属語分かち書きを用いる仮名漢字変換の利点は以下にまとめることができる。

 a)入力規則が簡単であるから、自立語か付属語かの区別さえつけばよいので、正確な文法知識を要求せずオペレータの負担が軽い。
 b)かな漢字変換を要する部分の抽出が比較的容易である。
 c)付属語の性質すなわち付属語によって与えられる自立語の品詞情報を用いることができる。
-----------------------------------------------------------------------
となっています。(抜粋)

この文書自体は後から知ったことでありますが拙ブログで提案している「でにをは別口入力」に通ずるものがあります。
文/単語の切り分け、特に分かち書きの問題意識からスタートする、人間の介在する入力のプロセスとしてのかな漢字入力へのアプローチの源流は
すでに1977(46年前)の時点で指摘されていたという事であります。

しかし自立語と付属語の境界のたびに空白を挿入するという作業も煩雑ですし、リテラル使いの空白を使いたいときとの混線も懸念されるので
なにか空白以外の制御記号か、べた文の中に識別情報を埋め込むなどの差別化をして使い勝手を改良していく余地があります。
そういう意味においても「でにをは別口入力」というのは文法単位的にも入力者負荷的にもちょうど塩梅のいい、問題緩和的な粒度に適切に分節されて
なおかつ「が」「を」「に」等単文字助詞の文法標識づけと同時に打鍵進度が1文字分確実に進むというのがメリットであります。

さらに付け加えて「でにをは別口入力」では、別口パーツの一文字づつを通常のべたかなリテラルとは別の文字コードを立ててしまおうということでさらに意欲的な構えとなっております。
これによって慣用句フレーズの分解能が上がり、ぎなた読み回避はもちろんの事
「身を賭して」「根に持つ」「気が利く」等の検出・アサインがしやすくなると同時にユーザーには長文一括変換したくなるように促す効果もあります。

ただペンタクラスタキーボードの入力体系からしましても割り切れないフィーチャーというのがあります。
分かち書き奮闘の副産物とでも言いますか、複合語の処理や接頭辞の検出が接尾辞に比べて難易度が高いという性質も徐々に明らかになって来たので
転ばぬ先の杖としてØ文字マーカー:[Øゼロキー]というのもオルタナティブとして残してあります。
このキーの運用の全体像はまだ見えてこないのですが、すでに別口入力の守備範囲で文法標識としての眼目は用立てができておりますので
あと切り分けるとすればこの分野外でうまくカバーできていなかった要素
・長尺の複合語・合成語の切れ目検出のため
・連用中止法の切れ目の判別のため
・接頭辞の切れ目の判別のため
・アジェンダ名詞の文頭チャンクの切れ目を判別するため
・スク水揚げ・アフガン航空相撲殺される等の誤読・誤検知を防止するため
・清濁の畳語の判別サポートのため
・その他翻訳や音声読み上げのためのアノテーション付与に活用できないか

これらの諸問題に対してうまく手当てができればよいなと考えております。
各判定材料との競合もありますので、全部が全部盛り込めないかもしれませんが文解析のスタイルをもっと洗練したものにできるように試行錯誤していきたいと思います。

今記事は以上です。
カテゴリは「でにをは別口入力がある事の利便性」と「[Ø]活用と単漢字変換の打開策」のどちらにするか迷いましたが
引用論文が別口入力の本来的な意義に示唆を多くいただいたので
「でにをは別口入力がある事の利便性」のほうにしておきます。

分かち書きの有効性は今のAI隆盛の文生成の時流からすればいささか古臭い考え方だと一顧だにしない向きもあるかと思いますが
時代遅れと言われようが人間の「気づき」が介在するインターフェース:手業(てわざ)の重要性をもっと掘り進めて
今後も真摯に取り組んでいきたいと思います。
ありがとうございました。


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仁義とプロトコルと寅さん…コピペ保存

2023-04-13 | 番外編の番外編

プロトコル…外交儀礼だとかコンピューター同士の通信をする際の手順や規格のことだとか言われておりますが、なかなか抽象的でわかりづらい概念であります。
つい先日、ゆる言語学ラジオで「初対面の人とする薄い話は「プロトコル的会話」。」っていうトピックがやっていましてほほほん、となったので
10年くらい前のいにしえの「仁義とプロトコル」の考察のコピペを思い出したのでありました。
どこかにメモ残ってないかな…とサルベージしまたではいいのですが、あいにく元記事のソースが失われていて参照の手段を失ってしまった…どうしよう。
…と、いうことで貴重な共有知の財産を散逸させてしまうのはもったいないということでネットの海に漂流していた遺物をアーカイブすべく
こちらのブログにコピペ保存することにしました。

以下、tumblrからのコピペになります。ちょっとテキスト整形して貼り付けていきます。
なーした日記: 「仁義」の切り方 (via hkdmz)
TumblrのTEIZO tumbles

なかなか斬新な視点、かつ根源的な明快さ、コミュニケーションのありようを示した良考察だと思います。
ソースが失われていますので、ご興味のあるかたは各自ローカルに保存しておくと良いかと思います。
それでは

◆◆◆◆◆◆◆◆◆ここからコピペ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

なーした日記: 「仁義」の切り方

仁義を切るというのは、博徒・テキヤ・露天商・香具師などの仲間で、初対面の時に特殊な形の挨拶を交わすことを指す。
 「仁義」の口上では、面識のない相手方に対し、独特の言い廻しで先ず自己の姓名所属団体等を披瀝した上、用向きを述べる。

映画「男はつらいよ」の寅さんの台詞で有名。
 「わたくし、生まれも育ちも葛飾柴又です。帝釈天で産湯をつかい、姓は車、名は寅次郎、人呼んでフーテンの寅と発します。」
以下いろいろ、歯切れの良い口上が続く。

仁義を切ることによって、およそ次のことを相手に伝える。

•敵対する意志がないこと
•自分が常識人であるということ
•自分の出身地や生い立ち
•後ろだてとなる組織・親分
•自分の侠気をアピール
裏社会の事情で、淀みなく、しっかりとした仁義を切れないと、いきなり斬りつけられても仕方がないという掟なのだそうだ。
 文字通り、命がけである。
これは怖い。

例えば、次のように仁義を切るのだそうだ。
 「昭和残侠伝」(1965年/東映)より。

※ 軽い会釈の姿勢のまま、

●:「ご当家、軒先の仁義、失礼ですがお控えなすって・・・」
○:「有難う御座いやす。軒先の仁義を失礼さんにござんすが、手前控えさせて頂きやす。」

※腰を中腰に落とし、右手の手のひらを見せるように前へ突き出し、そのままの姿勢で、

●:「早速ながら、ご当家、三尺三寸借り受けまして、稼業、仁義を発します。」
○:「手前、当家の若い者で御座います。どうぞ、お控えなすって下さい。」
●:「手前、旅中の者で御座います。是非とも、お兄いさんからお控え下すって・・・」
○:「有難う御座います。再三のお言葉、逆意とは心得ますが、手前、これにて控えさせて頂きます。」
●:「早速、お控え下すって有難う御座います。手前、粗忽者ゆえ、前後間違いましたる節は、まっぴらご容赦願います。
    向かいましたるお兄いさんには、初のお目見えと心得ます。手前、生国は大日本帝国、
    日光 筑波 東北関東は吹き降ろし。野州は宇都宮で御座います。稼業、縁持ちまして、身の片親と発しますは、
    野州宇都宮に住まいを構えます、十文字一家三代目を継承致します坂本牛太郎に従います若い者で御座います。
    姓は風間、名は重吉。稼業、昨今の駆出し者で御座います。以後、万事万端、お願いなんして、ざっくばらんにお頼申します。」
○:「有難う御座います。ご丁寧なるお言葉。申し遅れて失礼さんにござんす。手前、当神津組四代目川田源之助に従います若い者。
    姓は江藤、名は昌吉。稼業、未熟の駆出し者。以後、万事万端、宜しくお頼申します。
●:「有難う御座います。どうぞ、お手をお上げなすって・・・」
○:「あんさんから、お上げなすって・・・」
●:「それでは困ります。」
○:「では、ご一緒にお手をお上げなすって・・・」
●:「有難う御座います。」
○:「有難う御座いました。」

仁義を切るのは、自分の身分証明をする手段である。
 身分証明証や紹介状では、偽造されたり、変造されたり、盗まれたりする場合がある。
また、昔は字が読めない人も割合い多くいたという事情もある。

形式化された、このやりとりのことを「プロトコル」といっても良いのかも知れない。

何かに似ていないか。
SSLである。
サーバーの証明書を作成するのに必要な入力項目は次のようになっている。(OpenSSLのことしか知らないけど)

CA cretificate filename (or enter tocreate): 上位の認証局があれば指定 
Enter PEM pass phrase: 証明書のパスフレーズを入力 
Country Name (2 letter code) [AU]: 国名、日本の場合、通常は’JP’ 
State or Province Name (full name) [Some-State]: 都道府県名を指定 
Location Name(eg,city) []: 組織の本拠地の市区町村名を指定 
Orgnaization Name(eg,company)[Internet Widgits Pty Ltd]: 組織名(法人名)を指定 
Orgnaization Unit Name(eg,section)[]: 部署名を指定 
Common Name (eg,YOUR name)[]: サーバーのホスト名(FQDN)を指定 
Email Address []: 連絡先E-Mailアドレスを指定 

やりとりしている情報は、大して違いはないように思える。
 人間が何を信頼するかは、昔と大して違っていないのだろう。

さしずめ、名の知れた大親分は、認証局といったところか。

しかし、今の暴力団社会では、「仁義をきる」習慣はほとんど廃れてきているといわれており、
仁義を切らず名刺を用いて初対面の挨拶をするのが一般化しているようである。
あらら、もったいない。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆コピペ ここまで◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


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「割引の寓話」を探してみたが見つからなかった

2023-04-09 | Yahoo!リアルタイム検索アプリで調査




「ハゲ割」――救済なのか激励なのか、はたまた大いなる祝祭なのか。
「ありのままの自分を、認める」自己申告の試練を乗り越えられたものだけに与えられるほろ苦い栄誉。
居酒屋やホテルなどでそんなユニークな割引制度が広がっています。
「審議!」「その自己申告、ちょっと待った」
判定困難な毛量と領域のせめぎあい!
店側も微妙なジャッジのケースには苦心しているそうです。
でもその心意気やよし!
こういった遊び心のある試みがもっと社会に広がるといいですね。

というわけで今回は購買・利用のインセンティブを高める、「割引」についてリサーチしてみました。
いろいろユニークな割引が出てきていますねー。
毎度のごとくYahooリアルタイム検索アプリの機能を利用させてもらっています。感謝。
まずは調査項目をドン!

このほかにも「合言葉割」「メガネ割」とかもあったのですけれど調査時点に間に合わず。惜しい…
適宜「追いトピック」も織り交ぜながら振り返ってみますと使いどころの難しそうな割引(ダジャレ割気まぐれ割自衛官割)や
あなたの個性を認めてくれる人とつながろうみたいな優しい割引(シングルマザー割引ニート割)なんてものや
ネット動向・地域振興みたいな世相を反映した割引(SNS割はしご割)などがありました。
ここでは収録できなかったのですけれどほか欄外では、保険会社のゴールド免許割引や
皿洗いをすると一食無料であるとか、年金の一括払いでお得な割引、
小学生から高校生までが対象でテストで80点以上取ったら一品ついてくる、なんてものもありました。

注目の集計結果はこちらです↓


調査期間:2023年2月21日-2023年4月3日(42日間)

1.デブ割         3
2.ハゲ割         20
3.ダジャレ割       0
4.気まぐれ割       2
5.自衛官割          1
6.シングルマザー 割引   26
7.SNS割          59
8.ニート割        1
9.遠方割          23
10.はしご割       48

さて調査日数粘ったんですけれどあまりカウントできなくてボリューム感に乏しい結果となりましたがなかなか特色が表れていると思います。
このご時世だけあって一番数値が出たのはSNS割。
twitterのリツイート画面やInstagramのフォロー画面などを見せると特典がつくみたいなプロモーションが今時ですね。
飲食店や夜の商売、歯医者さんのホワイトニングやiPhone修理サービスなど様々な業種が活用していました。

あとは同人誌の遠方割ってワードで2月ごろプチバズっていたんですけど今回そのカウントがあまり反映されていなくて
カウント取れ高が安定しなかったみたいでちょっとモヤつきます(確かに見た覚えと違う…嵩減らしあるかも)。
TwitterAPI有料化のゴタゴタでリアルタイム検索にも何か影響はあるのでしょうか…ちょっと心配です。
今のところはまあそのへんは誤差という事で大目に見てやってください。
とりあえずはざっと一巡り列挙できたので今回はそれでよしとします。

割引といえば大量買いでメリット還元するよ、っていうのが定番のパターンなのでありますが
こういうのが進むとたとえばコストコで大量買いできる限られた層だけが得をするなんてことにわれわれは手をこまねくしかないのがちょっと癪ですので
逆説的ですが「食べきり割引」「個食/孤食割引」みたいな時代のニーズに合った気の利いた割引が出てきてくれるといいな、と思っています。

最後に今回のリサーチでマクラのフレーズに使えそうなエピソードは何かないかな…と思って
割引の出てくる古代神話や聖書の寓話、はたまた中世の領主が農民の年貢を割引したなんて人情噺はないかなーと思って期待していたのですが
あいにくそういう面白そうな話は見つけられませんでした。
割引といえば有史以来の貨幣経済にはつきものだろうハズなんだがな、という目論見はもろくも崩れました。

でもまあ最近の話でいえばIT技術を駆使した「ダイナミックプライシング」という試みも盛んにおこなわれているようでありますし、
AIがどこまで優秀かどうかは知らないけどそういった新しい商習慣を認知・納得させていくいとなみのほうに興味がわいてきますね。

前人未到の「割引の寓話」はデジタルテクノロジーという形で輩出されるのでしょうか?
そしてその勝利者はダイナミックプライシングの不均衡の間隙を突いた「アービトラージ」を駆使した賢い消費者から生まれるに違いない。
もしかしたらあなたかも知れないですよ。それともご近所や親戚にいるのかもしれない。割引の神が。

-おわりに-
今記事は最初コメディタッチで入って終盤にシリアス調、哲学調な感じで落差の激しい構成となりましたが締めに何かミュージックをひとつ。
いい歌を見つけました!ヨルシカの歌う「風を食む」。
「二割引の心は誰かが買うんだろうか」って歌詞がいいんですよ。
割引に見立てたいろんなフレーズが出てきて、哀愁と清涼感のある素敵な曲です。
検索して、ぜひ聞いてみてね♪


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「外国人に地方参政権を与える」って言ってる自民党・茂木としみつ幹事長の泥船に乗りたくない

2023-04-01 | 番外編の番外編

茂木(もてぎ)幹事長が
高市大臣推薦の奈良県知事選候補の平木氏に公認を出さないために保守分裂となり、
外国人参政権推進派の元朝日の維新候補にリードを許しています。
奈良県が危ない!


…こんにちは、もう4月になりましたね、ご機嫌はいかがでしょうか?ぴとてつです。
しばらくブログ休止を宣言していたのに間髪を入れずに前言を翻し記事投稿…そんなのやっている場合じゃないの…か?
かどうかはひとまず置いておいて、目下の関心事項として採り上げさせていただきたいと思います。
私はくどくど長い評論とか憂国ぶって情に訴えたりするのは好まないので
愚直に材料を横ならべしてあまり押しつけがましくないよう
あくまで自分の処断の範囲内での「業務報告」くらいの位置づけで皆様にお届けしていきたいかと思います。

今回は岸田政権・自民党茂木幹事長に焦点を当てて深掘りしていきます。
参考URL:茂木敏充 - Wikipedia
参考URL:茂木敏充(@moteging)さん / Twitter

【ちょっと待って!冷静になるための材料】
・参考リンク:茂木としみつ氏、定住外国人に地方参政権を…「21世紀の日本を『多様性のある多民族社会』に変える」 | Share News Japan

・参考リンク:e-デモクラシー ~若手政治家の気概を問う~ 「茂木としみつの回答」

・eデモクラシーって20年前の投稿じゃないか?茂木さんが若手の頃って書いてるし
最近、ツイソクも劣化がひどくてデマの流布が多いから気をつけた方が良いよ@musasi643634

・これって、古いんですよ
2000年頃の朝日新聞での取り組みなので
2014年衆議院選挙で「朝日新聞の質問に」外国人参政権は反対としているので
茂木さんは外国人参政権に賛成の時期もあったが、今は外国人参政権に反対
というのが正しい@disordermonste7

・茂木外務大臣が、20年前の政策提言をネタに糾弾されている。
問題の記事は、氏の政策提言ページの一番下の記事。
2000年頃に流行った「e-デモクラシー」に絡んでの発言。
当時は、外国人地方参政権は今ほど危険視されなかったので、こういう発言も受け入れられたのだろう@oshow2001

・定期的に出てくる愛国ホイホイ。
朝日のeデモクラシーへの回答は2001年3月。何年前だよと。
その後ご本人も外国人参政権に対して反対されてるけど。(2012、2014)
使い古されたネタすぎて笑う。毎年何回釣られてんのさ、愛国者様。@tonoton47967402

・奈良県知事選で自民党奈良県連代表の高市さんが推してる平木候補を保守派が応援しているけど、立憲民主党も推薦してるよ🥹笑
荒井知事には自民県連一部と国民民主党。
あとは維新の山下候補と、共産党など。
主要3候補の保守度は似たり寄ったりかと思う。。。@msiw0813

 

【羹に懲りて膾を吹く…それでも慎重になりたい材料】
・「定住者」だとあまりにも要件が緩すぎる。そこは大反対よ。
…諸氏、ちゃんとそこ分かってて反対してるよね?@YukiKanmuri

・外国人に地方参政権を与えれば、自民党の地方議員が居なくなるの茂木は理解してないな。
立憲、社民党、共産党の地方議員ばかりになる。@wolk747

・茂木氏のサイト、この記事だけ日付がないのですが、「e-デモクラシー」で検索するかぎりでは20年くらい前のもののようです。
でも、とくに修正もなしにそのまま公開しているので、今でも同じ考えだと捉えられてもいたしかたないですね。@oktopus59

・それが22年前のものだと書いているんですよ。
eデモクラシーの転載ですから。
茂木さんの落ち度として「Webに置きっぱなし」なのは確かにNGですが。@gominkan_pete

・承知です。政策に全部納得する訳ではないが、平木候補に投票します。ただ、立憲が推薦したとのこと…不安は残る@2_q6q

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私は日本には移民はなじまないと考えます。
もちろん働き手不足の問題もあるかとは思いますが
「そもそも日本という国に魅力がなくて労働者からもそっぽを向かれている」
「産業資本家による『移民を入れるぞ』が、労働者の賃上げ要求に対する脅し」
などのようにちぐはぐになっている現状も、まずは国内の雇用環境が良くなってからと筋を通すべきで
一足飛びにだから移民だ、に走るというのは水気のない雑巾をさらに絞るがごとくのようなものであまりに短絡的に過ぎると思うのです。
どれだけのコストカットをしてきたのか、どれだけ労働環境を食い物にしてきたのか、冷静になって考えてみてほしい。
喜ぶのは資本家・グローバリストだけ。
大体円安のときに何を好き好んで自分を安売りしなきゃなんないんでしょう。
どうせ数年後、日の丸半導体がめでたく稼働、なんて浮かれていると報復的に円高に逆戻りして
そうなれば黙っていても外国人労働者は増えていくよ。という構図が浮かんできます。
なにも無理していい顔する必要などないのです。

外国人参政権にしても、きちんと手続きを踏んで日本国籍を取得したのならともかく
国籍利便性をダブスタされるがままのただの定住者というだけでもろ手を挙げて参政権を付与するのには納得がいきません。
理解尊重して日本人と共に生きたい、行きたいと望む高邁な理想も大変立派なことでありますが(実際に一定数はいると思う)
泥臭い運用場面においてはは悪用されるリスクを投げっぱなしにして、半ば強引に事を進めることには異議を唱えたいと思います。

…というわけで自民党・茂木幹事長についてリサーチをしてみたのですが、ネットを見た限りでは
一時期外国人参政権賛成派だったというものの
現在ではそれを撤回・修正しているという確かな確証は得られませんでした。
現状、曖昧な状況で宙に浮いているので、茂木氏あるいは関係者の方はすみやかにオフィシャルなステートメントを出していただきたいなと思います。
もちろん参政権反対をはっきり明示しないのであれば、玉虫色含みも含めて参政権推進派と受け止められても無理もないので投票行動にも反映させていきたいと思います。

はっきり言わないのがいけないんだからね!

もし茂木氏が外国人参政権への見解を選挙期間内に新たにした場合は、間に合うかどうかわかりませんがこのブログでも続報を投下していこうかと思います。
投票しないのは白紙委任状を渡すのと同じですので…皆様におかれましても各地域ごとの事情もあるかとは思いますがめいめいの関心分野を熱心にウォッチしていってください。
自民党茂木派の地方議員のリストが欲しいな・・・今回は時間がなかったのでそこまで調べきれませんでした。

それでは、(桜餅でも食べながら)よい出会いの季節をお過ごしください。
今回は以上です。


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