黒パンダ団 港街支部

掌動などフィギュアのブログです。
旅や酒場放浪記も時々あります。
人生七転八倒。

第4幕  力の2号

2012-05-05 | その他


「貴様が十文字か。」

見るからに威風堂々、強者の風格を備えた戦士がシュンの前に立ちはだかる。
言葉が出ないシュン。

「見かけこそ軟弱であるが、あのクリオス(牡羊座)が認めた男。
 手合わせしたくて見参した。一手、仕合うてもらいたい」

「わかった」

「かかって来いやー、小僧!!」
「おぅーー シーザースチャージ!!!」





元天の川学園主将、全国でも名の知られた 十文字 隼 が突っ込む。

しかし・・・


「この程度か! 所詮クリオスは瞬発力だけの戦士であったか!」
「な、なんだ、この圧力は・・・」

シュンを押さえ込む存在は、今や巨大なプレッシャーを与えていた。
まるで、岩石を支えているような・・いや、戦車を生身で押さえようとする
無謀な存在・・それがシュンだった



「ふん!!!」

軽々とはじき飛ばされるシュン。階段に激突する!!





「きゃーー」





「・・・くっ・・ あ、美羽!! なぜ??」
「クッションくらいなら、と思ったけど・・ちょっと痛かったわ・・」

気を失う美羽。

「女に助けられたな。次はとどめだ。」
「・・ああ、女に助けられたよ。でも女は女でも、美羽は最高の女だ!!」
「その女を守れるかな? 貴様を殺した後、その女もあの世に送ってやるわ。」
「くそーーーーーー」






「タウロス・・その男は『守るべき存在』があったとき力を顕す。・・」



「おおおおお、オレは美羽を、みんなを、守る!!!!」

『いつもはちょっとキザな男が、本気を出す姿を見せようじゃないか。』










無意識に変身ポーズをとるシュン。
一回転した両こぶしが強く握りしめられる。
「へんーー身!」




「な、なんだとーー」



『「俺の名は、仮面ライダー 力の2号だ」』


「シュン・・・」












コメント
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