黒パンダ団 港街支部

掌動などフィギュアのブログです。
旅や酒場放浪記も時々あります。
人生七転八倒。

第七幕

2012-10-02 | その他




「お呼びですか、鴻上会長」
「最終チェック中にすまんね、藤堂くん」
「いえ、ちょうど終わったところでした」

凛とした厳しい容貌である。だが、ふともらした表情は優しい。

「実は~ちょっと、困ったことになってね」
「・・・彼の地、ですか?」
「さすがだねー ジャヤースト、ライトーーー」
「後藤隊長、いえ、後藤刑事に何かあったんですか?」

 後藤隊長、と呼ぶ声には尊敬と、寂しさが同居していた。





「んーー火野くんと一緒だから大丈夫だと思っていたんだが・・・
 後藤くんの用意した、コピーセルメダル、では対処できない敵が
 現れたようなんだ・・・困ったもんだよー」

「コピーセルメダルで対処不能…ヤミーではなく、グリードですか?」
「そうなんだよ、出ちゃったみたいだよ~」


「・・出動ですか?」
「可及的、すみやかに、頼むよ藤堂くん。必要な人材、物資など
 全て君の判断に委ねる。その新型スーツもOKだ。」


 鴻上ファウンデーション研究室が全力を注いだコピーオーズベルト。

「コピーコアメダルだけは、まだ予定の能力に達していません。」
「すまんね。そこをキミの能力でなんとかしてほしいんだよー」




「はい、全力を注ぎます。」





























いやー、毎回毎回、オオカミ男が現れたら、気持ち悪いよね~