パンと雑貨と音楽と

かつて須坂市役所の隣にあったパン屋「こるぷ」のオーナーねぼすけパン屋のブログ再開いたします。

須坂産米粉パンの供給についてのこるぷの結論

2009年12月07日 | グルメ
先週金曜日の記事「アキレテモノモイエナイ」にコメントいただいた「三つ葉」さん、「クローバー」さん、コメントありがとうございました<m(__)m>。
パンという食品に対しての僕達の気持を理解していただける方がいてくれたこと、何よりの励みになりました。

市役所の方とは本日夕方ですが,ようやく話をすることができました。
市役所の方も僕が須坂市長あてに送付したメールを読んでいただいたようで須坂市農林課の課長さんも出向いていただき準備不足の状態で不信感を抱かせてしまったことなどについてお詫びの言葉を頂きました。また、様々な観点から当店が今回の試みに参加することを辞退することについての理解もしていただきました。
須坂産米粉のパンが市内の保育園の子供たちのの口に入ることがゴールではなく、そこがスタートなのだと僕は考えています、市役所の方は米粉の活用法を見出すことがゴールだと考えていたような気がしました。この考え方の隔たりは大きかった・・・(--〆)
そして、やはり園児達みんなが安全に食べられるパンを提供しようという意識において、行政も民間の(今回に関してはパン屋さんですが)業者も百点満点を目指そうという気持ちがまだ足りないのかな?とも感じました。
「心への道は胃に通じる」いろんな解釈のある言葉なのですが・・・。たとえ、給食で食べるたった一つのパンであっても様々な食物アレルギーで食事を制限せざるを得ない子供たちがたくさんいます。「友達とおんなじ給食が食べられない」本人には何の罪もないのに食べてはいけないものがある。そんな理不尽な思いをさせることを減らしていくのは食品を製造販売している僕らが当たり前に取り組むべきことだと思います。子供たちみんなが同じ物を食べられる方がいいにきまってるんです「このパンおいしいね!」ってみんなで笑顔で食べられればやっぱり楽しいし、心も豊かになるのではないでしょうか?
「みんなで笑顔で楽しく食べる」これ以上の調味料はありませんよね?


今回は残念ながら不参加とさせていただきましたが、今後も協力できることがあればよいと思っています。市の方でも計画・実行・検証の順番がごちゃごちゃになってしまっていたことについては認識してくれているようなので今後の米粉利用の促進に向けての様々な試みに活かしていただけたらと思ってます。
今度は須坂産の小麦とか使ってみたいな~。

少しづつでもいいからパンを食べて笑顔になれる人を増やしたいです