パエ-リャ

木製カトラリ-

ボホ-ル紀行 (32)

2016-07-07 06:15:17 | Weblog

バイクを返した時点で右側通行の問題からは解放され、エンジン付きのトライシクルに乗ってホテルまで戻ったが(20ペソ、約50円)、既にのどはカラカラ、汗だくの状態で、なんとしてもビ-ルが必要だった。

宿の女将に聞くと、それらしい場所が近くにあるということで、探しに出たが、結局見つからなかった。

                             

この、トライシクルについて、あるブログでは、フィリピンの肥満の原因の一つだとの指摘を見かけたが、そうかもしれない。なにしろ、安いし、細い路地でも大通りでも、どこでも通るので便利だし、ダバオの町の小学校の近くでは、小学生の女の子が一人でトライシクルに乗っているのをたくさん見かけた程だ。

最初にダバオを訪れた時には大部分の原動力が人間だったので、利用する気にはならなかったが、考えてみれば比較的少ない投資でお金を稼げるわけだから、失業率の高いフィリピンではむしろ、積極的に使うべきなのかも知れない。

で、肝心のビ-ルは、なかなか見つからなくて、漸くショッピングモ-ルの最上階の小さな店にあ

ることが判明した。    

この地図の真ん中あたりの丸印の場所だ。大学のそばにも大きなモ-ルがあったが、ここも間口は狭かったが、中に入るとそこそこに大きな建物だった。屋上駐車場を見下ろす通路沿いに小さな、でも確かにビ-ルを 出す店があったのはうれしかった。モ-ルがあれば必ずビ-ルがあるとは限らないからだ。

この画像の部分は通路にゴミもないし、日本のどこにでもある光景だが、下に降りて外に出れば、そこは汚れた通りばかりなので、落差は矢張り激しいものがある

    。 

ビールの後、する事と言えば、スマホなどのブラウズと、夜の海鮮しか思いつかなかったので、店の女の子に相談すると、海鮮レストランはこのモ-ルの中にもあるし、町中にもあると言われて、結局モ-ルの中に留まることにして、最初はスマホのお店を覗いてみた。


売られているスマホには大きく2種類あって、中国製と地元フィリピンの国産品で韓国製は勢いがなかったのが目につく。実は、フィリピンのスマホマ-ケットは半分以上が国産品で占められていて、実際に中国ではなく、フィリピン国内で組み立てられている質の高いものも多かった。ネットで調べた結果だ。


3千円から1万円位で非常に魅力的なフィリピン産スマホがたくさん売られていて、すべてがSIMフリ-だし、中にはデュアルSIMもあるし英語のメニュ-が使えるので素晴らしい印象を受けた。最新のクアッドだし、デザイン的にも素晴らしいと思った。タブレットも同じような価格帯で十分に魅力的なので地元の需要は大きいと思われる。

もちろん、スマホを買ったわけではなく、夕方近くには、少し早いものの海鮮のお店に行くと、

        数人しか客がいなかったが、諦めて着席して、メニュ-を見て、あらためて判断できたのは、いわゆる本来の中華風の海鮮ではなく、あくまでもフィリピン風にアレンジされた、海鮮もどきだということだった。

なので、一番無難なイカ焼きを頼んでみたら、

これが最悪で、タイヤのゴムのように硬かったので半分以上食べ残してしまった。このイカ焼きの注文はウエブ上の東南アジア旅行記に頻出する。大方の人が醤油の味と結びつけるのだろう。次に日にもダバオの屋上レストランで頼んでしまったが、それは最高だった。

      で、今、改めて付近の地図を見ると、海沿いに海鮮レストランがあることが分かる。 ビ-ルを飲んだところの女の子たちが教えてくれた海沿いの海鮮とは、恐らくこのレストランのことで、この地図の左上の部分だ。比較的近いので、そこまで足を延ばすべきだったのかも知れない。次の機会があれば行ってみたいと思う。

考えてみれば、フィリピンではまともな海鮮は2月のメトロマニラ以来、出会っていないのだから。

町は選挙運動の最中でもあり、また何らかのフスティバルも近いらしく、道路はかなりの部分と規模で飾られていて、逆に、そういったことが無ければ、大学などもあるけれど、かなり寂れた町だ

との印象は強く持った。 歩いている人の数は多い。でも、町中の店がすべて古くて、手入れはおろか、壊れても修理されていないために、寂れ

て見えるのだと思う。

台北の繁華街のことを思い浮かべる。台北の繁華街にもところどころに寂れた店は多い。

ところが台北の場合には、汚い店構えのペンキ屋の隣がキンキラ金に輝くルイビトンの基幹店だったりすることがとても多い。つまり、遅かれ早かれ、そのペンキ店は取り壊されて消えてしまうことが観光客の目には一目瞭然なので、通り自体がなんとなく生き生きとして見える。

ところが、タグビラランの町は通りのすべての店が同じ寂しさで、

 そこには今のところ、繁栄の兆しは見られない。その違いがあるのだろうと思う。

Matig-A Seaside Pensione (Tagbilaran) (Pay in peso on arrival) Ref# ******** PIN# *****