ミンダナオ最終日の午前中はバイクをレンタルして、前回とは反対方向の、サマ-ル島の南部分を探索してみた。このバイクは自分でギヤを操作するタイプで、一速では加速が急すぎて危険なので2速で発進するように心がけた。
バイクはフェリ-乗り場のような要所だけでなく、宿泊先のホテルなどでも貸してくれる場合が多い。今回は、島の周回道路との交差点にバイクタクシ-やトライク(トライシクル)と並んで沢山のレンタルバイク店があるので選択の余地はなく、確か半日300ペソで借りたと思う。
払い過ぎなのだが、日本円で
800円ほどだ。
今年の2月の宿泊はダバオ市内のホテルだったが、その時に、サマ-ルへフェリ-で足を延ばして行ってみたのが上の地図の青い部分だ。今回は、赤の部分の反対側に行ってみた。この地図で示したように、ダバオの町の古い部分は左下の赤枠の所にある。戦前に日本人が2万人近く住んでいた場所だ。
2月に行った時の、青い線の先の場所の画像は以下になる。
悪い場所ではない。陸側の画像は
リゾ-トの入り口付近は
こんな感じだった。ビ-ルを飲んで、日本への出稼ぎフィリピン人と話をしたのも、このリゾ-トだった。
ついでにダバオ旧市街での2月の経験を以下に記述しておく。
例えば、世界最大といわれる中華街も旧市街の中にある。通りを挟んで中華街のすぐ海側はマグサイサイ公園になっているが、ダバオはドリアンの町として有名らしく、コタキナバルに続いて食べてみた。以下の画像のように公園の入口付近には屋台が沢山ある。
ドリアンに関してはウエブ上に無数の記事がある。本当に食べたのか疑わしいものが多い。そして、ドリアンが臭いと言うのはウソだ。確かに匂いはあるが別にどうこう言うような匂いではない
し、敢えて言うならメロンのかすかな匂いだろう。
まあ、確かに今まで新鮮なドリアンしか食べたことはない。屋台で、良さそうなものを指さして、その場で解体してもらうからだ。一房食べて、残りはお店の人にあげてしまう。それは皿に小分けして、売られることになる。
実際にそのように売られているのが当たり前で、1個丸ごと買うのは旅行者だけだろう。皿に乗せて売られているのでも特に臭いわけでもないし、そもそも、腐る前に干からびてしまうようにも思える。
解体後の処理の仕方しだいで、あるいは解体しないで、収穫後、そのまま数日でも放置すれば完熟して多少は臭くなるのかも知れないが、でも、誰が好き好んで古い果物を食べるだろうか?
地元にすれば、唯の果物の一つでしかないし、わざわざ古くて臭いものを屋台に置くこともないだろう。
それに、臭いものが屋台に置いてあれば、匂いでわかるだろう。今まで、一度も臭い場面には出くわした事
がない。 クサヤの干物ではないし、臭ければ食べなければいいだけの話で、大抵は、そもそも食べたことがないか、単に大げさなのだと思っている。
それと、ドリアンに関しては、もう一つの神話がある。アルコ-ルと一緒に食べると腹痛に襲われるというもので、それもウソだ。コタキナバルで実験してみた結果、全然問題はなかった。
ドリアンの食感は、表現するのが難しい。敢えて言うなら、桃かもしれない。桃の種の周りの部分の甘みを抑えて、植物繊維の筋の入ったカスタ-ド的果物、と言えば7割位は表現できたと言えるかもしれない。ドリアンの房の中にも大きな種があるので、食べる部分は思ったほど多くはない。
但し、何度も何度も食べたいかと聞かれれば、答えはNOだ。特に美味しくないのが最大の理由だ。不味くもないが、値段も他の果物と比べればかなり高いし、安くて美味しいものが他に幾らでもあるから、2,3度食べればそれで十分だと思う。
話を中華街に戻すと、入り口は希望が持てた。画像がそれだ。
希望とは、ここならビ-ルと海鮮のお昼にありつけるだろうと思っていたことで、それは、この通りに入って探すこと30分以上、歩いて、歩いて、歩き疲れて汗だくになっても見つからなかった。
理由は簡単だ。ここはとても大きな中華街であっても、中華レストラン街ではないからだ。中国系フィリピン人の大きな集落で、雑貨屋やその他の日用品の店はわんさかある。つまり、人は沢山住んでいて、学校とかは当然ある。でも、他の国では中華街=レストラン街でも、ここでは違う。
まともなレストランは実質上1軒もない。まあ、ジョリビ-とかFF系の店はあるけれど、ネットで見つけたおすすめの海鮮レストランも見つからなかった。期待して行かないほうがよい。
仕方ないので、結局、タクシ-を捕まえて大渋滞の中、SM Lanangという、2月に泊まったホテルの隣にある巨大モ-ルに戻ってお昼を食べることになってしまった。地下鉄が出来れば大分楽になるのだろうが。