30 (Sat) Return to Tokyo by Cebu Pacific
Rent a bike for the morning only
~11:00 return pier and ferry/taxi to Davao airport
この日の午前中はバイクをレンタルして、前回とは反対方向の、島の南部分を探索してみたのは前述の通りだ。一言で感想を言えば、この島は潜在的にはボホ-ル島南部に隣接したPanglao島以上のリゾ-トとしての可能性を持っていることだろう。
そのようなリゾ-ト施設の画像の幾つかが次になる。
この左側の画像は一般地元民用の、いわば海水浴場的な場所で、フェリ-乗り場のすぐ近く、ダバオ市街に面した場所にあって、賑わっているように見える。
直前の記事のリゾ-トを海から見たのが次の画像で、 今回は行かなかったが、ダバオと反対側の太平洋を周回道路から見ると次のように見える。
間違いのないように記録に残しておくと、この島はレイテ島のそばの大きなサマ-ル島でなく、ミンダナオ島のダバオのすぐ沖合の小さなサマ-ル島だ。地図を示す。
サマ-ル島は、大きな内湾にある島としては、フィリピン最南部にあると言える。緯度はボルネオ北部のコタキナバルとほとんど変わらないので、気候的にもとても似ているとの印象をずっと持っている。
実際、この地図の一番下のサンボンアンガから定期フェリ-でコタキナバルの反対側にある、サンダカンという町に移動することが可能だ。以下がサマ-ル島の拡大図になる。
この島の特徴は幾つかある。
第一には、フィリピン第三の大都市ダバオ(第二の都市がセブになる、らしい)からフェリ-でわずか5分の所にあること。
最近のニュ-スでは、フィリピン最初の地下鉄が日本の資金で建設されるらしいし、空港もフェリ-ポ-トからすぐ目の前にあるので、大都市の潜在的なアメニティ-はすべて揃っている。日本でいえば、銀座の沖合に伊豆大島が引っ越してきたようなものだ。
パングラオは大都会のセブからはフェリ-で2時間もかかるし、一番近くて大きなタグビラランの町も、所詮は田舎町でしかないので、まともなレストランもない印象を強く受けた。
パングラオにあるリゾ-トは確かに素晴らしいと想像するが、中世イタリアの荘園みたいにそれぞれが孤立して閉じた自給自足的な世界で、中にいれば一応のアメニティ-はあるものの、数日ですぐに飽きてしまうだろう。丁度、日本の賢島みたいなものだろう。何よりも島に高低差がないし、面白みが全然ない。仮に、国際空港が来年完成しても、ダバオには圧倒的な優位性がある。
第二に地理的な安心感もある。
今までの経験からすると赤道に近ければ近いほど雨が少なく天気が安定しているからだ。例えば、サマ-ル島よりほんの少しだけ南にあるボルネオ島、コタキナバルでは3か月の間雨は一度も降らなかったし、ボルネオ島最北部のクダットの町の緯度はサマ-ル島とほぼ同じだ。
ところが、ルソン島のマニラは大分北にあるし、2月の初めの1週間の滞在中、連続の雨だった。
次の地図が参考になるだろう。
第三の特徴としては、比較的でしかないものの、平らでなくて、景観の変化がとても好ましいのは、実際に現地をバイクで走ってみるとわかる。 ただの平らな島でしかないパングラオ島とくらべると中央部が小高い山になっているので、なんとなく涼しささえ感じるし、小さな湖や川や滝
さえあるみたいだ。 非常に好ましい印象を受
ける。 この川と滝は内陸部で、町役場や学校のある地区より少し南側にある。
問題は、然し、ある。
サマ-ル島の多くのリゾ-トは、まだ開発段階で、建物の基礎すら存在していない区画整理の段階の所も多い。 今回、時間的な制約で足を延ばすことが出来なかった南部は更に未開発だと思われる。
それと、ダバオの街自体も、もっと洗練される必要がある。コタキナバルはある程度洗練された部分もあるが、ダバオは依然として大きな田舎町というのが、正直な印象だ。
町の中にも観光対象は少ない。博物館と教会程度しかないような印象を受けた。少し郊外のワニ園とか日本軍の掘ったトンネルとかも行って見たが、つまらなかった。それにタクシ-で移動すると、空港付近から旧市街方面へはどこも大変な渋滞で、早く地下鉄が出来て、ウオ-タ-フロントが整備されればセブやマクタンをはるかに超える一大観光地になると確信している。
ただ、サマ-ル島自体のインフラの開発は急速に進んでいる印象は受けた。
フィリピンでは停電は大問題で、頻繁に起きる。いわゆる長時間のブラックアウトも多いが、短時間のブラウンアウトも多いので、対策を施しているリゾ-トもある。
道路工事は特に内陸部で盛んにおこなわれて
いるし、 周回道路沿いにはリゾ-ト分譲の
看板が沢山目に入る。 また、サマ-ル
の市街地や住宅地部分も、 フェリ-ポ-トと
は離れているが、 公園があったりして、木陰も多く好ましい印象を受けるし、街中には大小のス-パ-などもあるので
、 不便さは感じないだろう。
を得た。
Punta del Sol、やたらにスペイン語が多いのは仕方ない。太陽の場所、の意味だ。
結論から言えばサマ-ルは発展途上ではあるけれど、田舎のリゾ-トではなく、今後も大規模に発展するだろう巨大な(潜在的には)観光地だと思う。何より、ダバオ国際空港が目の前なので、飛行機に飛び乗ればあっという間に成田に帰ってこれるのが素晴らしいと思う。
バイクをレンタル店に返してフェリ-に飛び乗ってダバオに戻った。このフェリ-はいわゆる渡し船で、片道20ペソ(約50円)と大変に安いし、荷物検査とか全くないので便利で気軽にのれるので有り難い。
フェリ-乗り場の中までは普通、タクシ-が入ってこないので、表通りまで歩いてタクシ-を捕まえて空港へまで行ってもらったが、数分に1台は通りかかるものの、空車が見つかるまで10分ほどはかかっただろうか。空港までは多少の渋滞もあるので、矢張り15分程度は楽にかかってしまう。近道はあるが、歩くと30分や1時間は空港までかかってしまうと思う