今年のゴールデンウイークは休みを満喫できたと思う。
昨日は、六本木シネマートの『香港電影天堂 最終章』を観に行く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/fb/775f242df1681900d3e4cbcd49934c2f.jpg)
ちなみにここの映画館、もうすぐ閉館してしまうらしい。もったいないな・・・。
前日までの旅では睡眠時間がえらく少なかったこともあって、
昼過ぎまで寝ていて、しかものんびりと支度していたので、
16時10分の『燃えよ!じじいドラゴン!』の回にギリギリ間に合った。
往年の功夫スターであるブルース・リャンとかチェン・クアンタイとかが出ている。
見たい!って思った。
けどこの邦題だけみると、ギャグなのかなって・・・思うよね。
とても小さいところで、お客さんはだいたい20人くらいだったと思う。
老若男女いろいろだった。みんな、功夫映画ファンだろうなと思うと嬉しくなった。
燃えよ!じじぃドラゴン 龍虎激闘 日本語付予告.wmv
確かに面白いシーン満載だった。
何度も映画館から一斉に笑いが起こった。何度も吹き出した。
映画館で観るって、こういうとき一体感を感じられて楽しいよね。
60歳を過ぎているというブルース・リャンやチェン・クアンタイのアクション、
体型が変わってはいても、素晴らしく力強く鋭かった。観てて爽快だった。
若いときから鍛えているというのは大事なことだ。
しかし途中から涙が止まらなくなった。
まずは、30年間意識を失っていた師父の意識が戻り、
歳をとってしまった二人の弟子に語りかけるシーンで泣いた。
相当、破天荒な師父(若い女の子をナンパしたりしてる~)として描かれているのだけど、
このシーンの師父は本当に思い遣り深い言葉を2人にかけるのだ。
そして次の日の朝、突然亡くなってしまう。
前夜のあの言葉は、別れの言葉だったことを知る2人。
若者とブルース・リャンが真剣勝負をするシーン。
怪我で不自由な足を引きずり、必死で闘うブルース・リャン。
互角の闘いをするけれど、途中から足が限界を迎える、立てない。
若者ははっとして手を止める。(この若者も、真剣に武術のことを考えている青年として描かれている)
膝を着いたまま、拳で相手を打ち続けるが、力が入っていない。
そのうち、倒れ、大声でリャンは笑い始める。
周囲は一瞬驚くが、相手側の師父とチェン・クアンタイはすぐに何かを察する。
2人の闘いをみていたもう一人の若者は「?」という顔をして理解できないと言うけれど、
相手側の師父は「・・・おまえも歳を取ったらわかる。」と静かに言う。
そしていつしかリャンの声は、押し殺したような泣き声に変わっていた・・・。
ギャグ映画だとばかり思っていたら、
歳を取ることの悲哀や武術家としての矜持、
そんなところまでしっかりと描かれていた。
最後、「・・・おまえも歳を取ったらわかる。」のところから、
もう涙が止まらなくなって、明かりがつく直前に急いでハンカチで目元を拭った。
客席のあちこちから「何度観てもいいよね・・。」という声が聞こえた。
何度も観てるお客さんが多かったのだ。それだけ良い映画だったということ。
1時間あったので、近くにコーヒーを買いにいく。
次は、ジェット・リーと金城武の『冒険王』だ。
映画『冒険王』 オリジナル劇場予告編
こちらも、冒険活劇かなと思ってたら、半分間違っていた。
何と、ジェット・リーは小説家の役!
自分が書いている「冒険王」という小説の中でだけ、
彼は英雄として振る舞えるのだけど、
日常生活では妻と上手くいっておらず、
離婚の危機を迎えてストレスを抱えてイライラしている。
現実の世界と「冒険王」の世界の2つのストーリーが同時並行で進行するという話。
「冒険王」のジェットはいつも通り無敵で、アクションがかっこいい。
ワンチャイシリーズで相手役だったロザムンド・クワンが今回も妻役なのは嬉しかった。
ロザムンド・クワン、ほんと美しい・・・!
中華圏の女優さんの美しさはハンパない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/85/9efdcb77df4cc1fbcec452b40cd36a81.jpg)
通常生活の方のジェットの役が新鮮だった。運転も下手、臆病者・・・。
でもどう転んでも可愛いのが、ジェット・リー。
昔のドラマっぽい映画だったけど、ジェットが可愛いから満足。
ついでに、金城武もとってもキュートだった!
でも映画として上なのは、「燃えよ!じじいドラゴン!」の方かな。
邦題なんとかして欲しいなあ・・・・。
家に帰って、ようやく手に入ったドイツの推理小説作家・ペトラ・ブッシュの『漆黒の森』を読み始めた。
これもまた素晴らしかったのだけど、しかしそれはまた別の話として書こう。
好きなことばかりしたゴールデンウイークだった。
最後は、新旧のドラゴン(功夫スターのことだよ!)にも会えて、大満足!
日々の生活の中にも、ちょっとした満足を毎日入れていきたいね。
昨日は、六本木シネマートの『香港電影天堂 最終章』を観に行く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/fb/775f242df1681900d3e4cbcd49934c2f.jpg)
ちなみにここの映画館、もうすぐ閉館してしまうらしい。もったいないな・・・。
前日までの旅では睡眠時間がえらく少なかったこともあって、
昼過ぎまで寝ていて、しかものんびりと支度していたので、
16時10分の『燃えよ!じじいドラゴン!』の回にギリギリ間に合った。
往年の功夫スターであるブルース・リャンとかチェン・クアンタイとかが出ている。
見たい!って思った。
けどこの邦題だけみると、ギャグなのかなって・・・思うよね。
とても小さいところで、お客さんはだいたい20人くらいだったと思う。
老若男女いろいろだった。みんな、功夫映画ファンだろうなと思うと嬉しくなった。
燃えよ!じじぃドラゴン 龍虎激闘 日本語付予告.wmv
確かに面白いシーン満載だった。
何度も映画館から一斉に笑いが起こった。何度も吹き出した。
映画館で観るって、こういうとき一体感を感じられて楽しいよね。
60歳を過ぎているというブルース・リャンやチェン・クアンタイのアクション、
体型が変わってはいても、素晴らしく力強く鋭かった。観てて爽快だった。
若いときから鍛えているというのは大事なことだ。
しかし途中から涙が止まらなくなった。
まずは、30年間意識を失っていた師父の意識が戻り、
歳をとってしまった二人の弟子に語りかけるシーンで泣いた。
相当、破天荒な師父(若い女の子をナンパしたりしてる~)として描かれているのだけど、
このシーンの師父は本当に思い遣り深い言葉を2人にかけるのだ。
そして次の日の朝、突然亡くなってしまう。
前夜のあの言葉は、別れの言葉だったことを知る2人。
若者とブルース・リャンが真剣勝負をするシーン。
怪我で不自由な足を引きずり、必死で闘うブルース・リャン。
互角の闘いをするけれど、途中から足が限界を迎える、立てない。
若者ははっとして手を止める。(この若者も、真剣に武術のことを考えている青年として描かれている)
膝を着いたまま、拳で相手を打ち続けるが、力が入っていない。
そのうち、倒れ、大声でリャンは笑い始める。
周囲は一瞬驚くが、相手側の師父とチェン・クアンタイはすぐに何かを察する。
2人の闘いをみていたもう一人の若者は「?」という顔をして理解できないと言うけれど、
相手側の師父は「・・・おまえも歳を取ったらわかる。」と静かに言う。
そしていつしかリャンの声は、押し殺したような泣き声に変わっていた・・・。
ギャグ映画だとばかり思っていたら、
歳を取ることの悲哀や武術家としての矜持、
そんなところまでしっかりと描かれていた。
最後、「・・・おまえも歳を取ったらわかる。」のところから、
もう涙が止まらなくなって、明かりがつく直前に急いでハンカチで目元を拭った。
客席のあちこちから「何度観てもいいよね・・。」という声が聞こえた。
何度も観てるお客さんが多かったのだ。それだけ良い映画だったということ。
1時間あったので、近くにコーヒーを買いにいく。
次は、ジェット・リーと金城武の『冒険王』だ。
映画『冒険王』 オリジナル劇場予告編
こちらも、冒険活劇かなと思ってたら、半分間違っていた。
何と、ジェット・リーは小説家の役!
自分が書いている「冒険王」という小説の中でだけ、
彼は英雄として振る舞えるのだけど、
日常生活では妻と上手くいっておらず、
離婚の危機を迎えてストレスを抱えてイライラしている。
現実の世界と「冒険王」の世界の2つのストーリーが同時並行で進行するという話。
「冒険王」のジェットはいつも通り無敵で、アクションがかっこいい。
ワンチャイシリーズで相手役だったロザムンド・クワンが今回も妻役なのは嬉しかった。
ロザムンド・クワン、ほんと美しい・・・!
中華圏の女優さんの美しさはハンパない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/85/9efdcb77df4cc1fbcec452b40cd36a81.jpg)
通常生活の方のジェットの役が新鮮だった。運転も下手、臆病者・・・。
でもどう転んでも可愛いのが、ジェット・リー。
昔のドラマっぽい映画だったけど、ジェットが可愛いから満足。
ついでに、金城武もとってもキュートだった!
でも映画として上なのは、「燃えよ!じじいドラゴン!」の方かな。
邦題なんとかして欲しいなあ・・・・。
家に帰って、ようやく手に入ったドイツの推理小説作家・ペトラ・ブッシュの『漆黒の森』を読み始めた。
これもまた素晴らしかったのだけど、しかしそれはまた別の話として書こう。
好きなことばかりしたゴールデンウイークだった。
最後は、新旧のドラゴン(功夫スターのことだよ!)にも会えて、大満足!
日々の生活の中にも、ちょっとした満足を毎日入れていきたいね。