保護猫活動する隠居爺の野菜作りとスキーの日記そして病気の記録

冬場の60日以上はスキー、夏場はそのための体力作り&自給用野菜作り、そして保護猫活動と病気の記録も綴ります。

160サファリ 登録ナンバーも“160”

2008年05月02日 | クルマ販売と板金修理の実録
暫定税率の失効を期待して、予備車検で登録待っていた当店シンボルカーの160サファリに1日、ナンバーが付いた。希望ナンバーで当然「160」だ。

期待した約6割に上る重量税の金額落ちは残念ながら実現しなかったが、まあ仕方がない。たまにディーラーナンバーで乗り回していたのだがこれで大手を振って乗りたいときに乗れる。

クルマ歴34年、その間自分のものにした車の数は何台になるのか数え切れない。そんな私がなぜ160サファリに行き着いたのかよく解らないが、ただ“機械”に対する信条にその原因があるようだ。

私が選択する機械は私にとって必要必要最低限の性能や装備を持っていれば充分で、それ以上はいらないしそれどころか邪魔だ。故障個所は増えるし、だいいち使っていない性能や装備は無理に使おうとして気になるのだ。1年に数回しか使わないのならいっそない方がいい。

かつてホンダS600や特注のミラージュのオープンカーに乗っていた頃、いつどこで幌を開けるか閉めるか、開けた時にどんな顔をしていればいいか、私は気になってしょうがなかった。パジェロJトップGAGAは電動サンルーフなのでこれは良かったが、やはりフルオープンの魅力はない。どちらも幌の汚れはとても気になったし、流れる雨水がボディーにも黒い汚れを付ける。だから幌のオープンは満喫したのでもういい。

ベンツGクラスやディスカバリー、チェロキーの時はジープ型でありながら私の走りでは溢れるパワーを持て余した。オフロード車でありながらオフロードを走らないのだからデフロックも不必要だった。冬の雪道だけなのだからフルタイムも要らない。パートタイムで充分だ。

J36ジープは結構気に入ったが如何せん4速はマニュアルと言えど高速は不向きだ。パワーは非力だが私には充分だった。J38で副変速機付に一回だけ商品として乗ったことがあるがこれは良かった。ただ、30系ジープのサスペンションはかなり跳ねるのが許せない。社外サスの入ったものも何台か乗ったが私にはピントくるものはなかった。ただコラムシフトは好きだ。だからあえて言えば160サファリもコラム5速ならいいのに、とは思っている。

160サファリの出力は95馬力(3000rpm)だったがこれは当時はグロス表示だったはずで今なら85馬力ほどなのだろう。出力22kgm(1800rpm)だった。ここにS62年161サファリの5速ミッション、クラッチ、フライホイールを載せ換えたがこれは正解だった。エンジンはまさに私にとっての必要最低限能力だが、これをカバーしてくれるギア比になったようだ。結果、NAディーゼル+5速マニュアルと言う待望のスペックになった。

当初クーラーかと思っていたがどうもエアコンのようで、まあどちらでも吊り下げ式でなく通常の吹出口から風が出てくれればそれでいい。パワステも標準装備だ。時代の変化に合わせてそれなりに軟弱化したことは否定できず“重ステと自然エアコン”はさすがの爺も苦痛になっているのだ。

パワーウィンドウなどは当然付いていないのだが、嬉しいことに「後付け」を確保していたのでこれも装備した。この「後付け」は全て生産中止と相成ってしまったことは返す返すも残念なことだ。パワーウィンドウが装備されてから助手席側を開けて風を入れる快適さを知るようになったので装備したわけで、これも軟弱さの一つではある。ただ、160サファリには三角窓が付いているので状況は違うかもしれない。この窓は今でも優れものだと私は思う。エアコンによって作られた快適さとは全く違う世界を味わうことができるのだ。


とにもかくにも独断と偏見に満ち溢れたクルマ選びの結果、160サファリは135万円の価格表示のある“マイカー”となって普段は店頭を飾っている。積極的には売らないが消極的には売ります、とお客差には申し上げている・・・。
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