保護猫活動する隠居爺の野菜作りとスキーの日記そして病気の記録

冬場の60日以上はスキー、夏場はそのための体力作り&自給用野菜作り、そして保護猫活動と病気の記録も綴ります。

ワゴンR お待たせしました。それにしてもグレードの多さには参ってしまう。

2008年05月22日 | クルマ販売と板金修理の実録
H12~H13年 ワゴンR 2WD 5MT 白

かねてよりZ様から依頼されていたワゴンRをようやく探すことができた。


それにしてもこの「軽ナンバー1」を謳うクルマのグレードの多さには閉口する。



オートマにもフロアとコラムの2種類ある。普通はあり得ない。

エンジンにも2種類ある。タイミングベルトと片やチェーン方式だ。これも普通は

あり得ない。

せいぜいがNAかターボくらいだ。

白色も年式によってパールとソリッドがある。これは良くある話で低年式ほどソリ

ッドだ。

ドア枚数は3枚か5枚。2枚と5枚はないと思うがこれも定かではない。




中古車業界に長くいても過去に売ったことがあるものとないものの商品知識には雲

泥の差がある。同じ車種でも知らないグレードはたくさんあるし何が標準装備だっ

たか、などはまず判らない。

こんな時はよくヤフーオークションを参考に見る。その車種に詳しい人は世の中に

はたくさんいるようで、何台も同じ車種の同じグレードの商品情報を見ていくと結

構詳しくなれる。今回のワゴンRもエンジンが2種類あることをヤフーで知った。



とにもかくのも、依頼を受けて約3週間でようやくご希望に沿う車を、下回る予算

で見つけることができたわけで、今度の土日にはご成約になると確信している。




別途、H10年ムーヴをD様、H8年ワゴンRをA様と、昨日と今日の2日間で軽では

あるが2台ご成約いただき本当に嬉しい限りだ。


板金修理ではオデッセイのT様、ご主人に内緒で一日で直す、と言う無理難題を

中古部品使用で何とか対応いたしました。見つからないよう祈りつつ、10万円を超

える修理売上をありがとうございました。

















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人身事故車に何を思うか。

2008年05月22日 | クルマ販売と板金修理の実録
M様 アリオン板金修理依頼ありがとうございます。

T様 オデッセイ板金修理依頼ありがとうございます。


このところの板金修理入庫の込み様はここ数年で一番かもしれません。

代車のやりくりも工場長の北沢君の仕事量もいっぱいいっぱいで、

そのため、お預かり日が先になってしまっていることと修理期間が延びていますこ

とを心からお詫びいたします。



昨日ブローカーのN様より画像の人身事故車の入庫があった。

この手の修理は決して気持ちの良いものではない。

このようにフロントガラスは綺麗にくもの巣状に割れるのだが、ほとんどは被害者

の頭によるものなので、その方の髪の毛が付着することが多い。この車にも数本、

長さ5~6cmのやや茶色がかった髪の毛が割れ目に挟まっている。


N君はあえて事故の状況は聞かなかったと言う。

確かにそうだ。

どこに足が当たってどこに腕が当たってどこを怪我して被害者はどうなった、など

知らない方がいい。

何も考えずに直した方がいい。



車検が1年数ヶ月も残った状態で乗り換えられたようだ。

直す我々でさえ気持ちが良くはないのだからオーナーはなおさらだろう。




この車も修理完了の暁には中古車市場に出回っていく。

例え死亡人身事故であろうともその内容を告知する必要はないのだから法律的にも

何ら罪に問われることはない。いわゆる商売上の道義的にも問題あり、とは聞いて

いない。



あなたなら車と車の物損事故により業者オークションの評価点で「修復歴あり」と

なった車と、この車のように「人をはねたが多分修復歴ありとはならない車」のど

ちらなら乗ってもいいと思うのだろうか。

車や鉄製ポール、コンクリ製壁などの硬いものにぶつかって被った破損は、生身の

人間をはねた際の破損よりははるかに大きい。しかし、あえてどちらかを選べと言

われたら“物”の方を選ばないだろうか。


人をはねた車には、たとえ破損部分は全部交換してすっかり元の通りの綺麗な状態

になったとしても「不運」とか「恨み」とか「呪い」とかの得体の知れないものが

張り付いてしまったように感じてしまわないだろうか。

目に見えないものだからこれは取りようがない。


しかし目に見えないのだから黙ってさえいれば分からない。


通常、規定の部分まで破損が達していると「事故車扱い」になるが、達してさえい

なければそうはならない。事故車扱いになるとその車の評価額はかなり減額される

ので、当然小売価格もそれに伴ってかなり安い。ただし「修復歴あり」の表示は義

務付けられる。


多分「事故車扱い」にならないこの車は普通の価格で売られ、普通の価格で買った

お客様は何も知らないままでこの車のオーナーになるのだろう。

“知らぬが仏”とはまさにこのことで、気持ちの上でどうだのこうだのなんて所詮

そんなものなのかもしれないが…。












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