ヤマトの宅急便で孫達からのバースデープレゼントが昨日届いた。
中に入っていた物は手紙と本物のチョコと“紙+毛糸”製ケーキだ。
ご丁寧にプラスチック製フォークまで付いている。
ケーキということが判ったのは、母である娘にTELしたからで、開封した時はそれ
をハート型キャンドルの燭台かと思っていた。
チョコは孫娘も大好きなのだから、多分自分の分はしっかりと食べた後でパッケー
ジしたのであろう。または「あとで食べようね」と我慢させられて急いで私の分
を包んだのか。
それにしても子供たちは甘いものが好きだ。これは防衛本能からきているものだ、
とものの本で読んだことがある。つまり、人間の体に毒になる物には苦いと酸っぱ
い味のものが多く甘いものは少ないので、よりその本能が活性化している子供の頃
は甘いものを好むのだそうだ。歳を取るとそれが衰えてくるので苦いものや酸っぱ
いものが平気になるという。
折り紙で作ったハートは、GW中遊びに来ていた時に盛んに折っていたもので、
幾度となく「ジージにも教えてあげるね」と言いながら“無理やり”折らされた。
振り返ると私自身も「若い父親」の頃、娘達からいくつもこのようなプレゼントを
もらった。
その頃は家庭を顧みず、がむしゃらに働いていた時期で、子供の成長を見守る余裕
はなく、せいぜいが時間を見つけては一緒に遊んでやることが精一杯だった。
だからと言い訳するつもりはないが、そうして娘達からもらった手紙や絵を取って
置くことをしていなかった。
せめて1年に1枚位は残しておいて彼女たちが嫁ぐ際にでも持たせてあげれば記念
になったのに、と思うが、すでに2人ともいなくなってしまった…。