4本のインプラント治療が全て終わって
すでに1年5か月が過ぎました。
使い心地は絶好調
で
3か月ごとの検診&メンテナンスのおかげもあって
もしかした今までの人生の中で
今が一番、歯と歯茎の調子が良いです。
それというのも、そのたびに歯石の除去と
X線による根っこの骨の様子、さらに歯周ポケットの深さを測定され
歯ブラシでの磨き方までチェックされるためです。
様々な菌の温床となる歯石は
唾液に含まれるカルシウム分が石灰質となって付着するもので
付き易い人と付きづらい人がいるようですが
歯磨きだけで完全に取り除くことはまず不可能、と教わっています。
いつもお世話になっている歯科衛生士のAさんは
さすがに自分ではできないらしいのですが、付き易い体質のため
1か月ごとに歯石を取ってもらっているそうで
なぜか乳歯のように小さな歯の持ち主なのですが
とても歯と歯茎が綺麗です。
ちなみに、私は必ず
こうして歯科衛生士の口の中を見せてもらって
その人の信用度を自分なりに推測します。
“医者の無養生”は有名な言葉ですが
そので働く彼女たちも同じ無養生なら
言っていることを信じろ、と言われても
それはちょっと無理な相談というものですから。
ところで、昔の歯科での治療と比べて
時代が変わったなぁ、と一番感じるのは
「咬み合わせ」と「歯茎」いう言葉がとにかく頻繁に出てくることです。
かつては、虫歯が痛い時にしか歯医者には行きませんでしたし
最後は抜けば終わりで、このふたつの単語を聞くことは
特に「咬み合わせ」は、まずなかったと記憶しています。
インプラント治療の際、同時に調整してもらった「咬み合わせ」と
歯ぎしり対策用の「ナイトガード」の効果もあって、ここ1年ほどは
歯周ポケットの測定値はすべて2~3ミリのまま安定しています。
深さ5ミリで“歯周病になりかけ”と言われていますが
治療以外の個所で治療前に5~8ミリあった数か所も
現在は3ミリ程度に改善したのですから、こちらの面からも
この治療を受けて良かった、と思わずにはいられません。
ただ、時代的にもっと早くこうした治療方法が普及していたら
保険“不適応”で1本30万円もかかるインプラント治療そのものを
しなくて済んだのかもしれません…。