木星のリベンジです。
と言っても、先日のとあまり変わりませんが、多少はデティールが出たのではないでしょうか。
今回は満月に近い月が近くにあり、非常に明るい空での撮影でしたが、木星だけは月が出ていてもしっかり観測できるのです。
3本の太い筋が見えますが、一番上が「南温帯縞」、2番目が「南赤道縞」、3番目が「北赤道縞」と言うらしいです。本当はもっと沢山のベルトがあるのですが、ピントが甘く映っていません。この写真の場合、下が北みたいなので、天地が逆の方が良いのかも知れません。
南赤道縞の下に青い斑点が3つほど映っています。これは、木星の渦で、長年消えずに残ります。
天文マニアの「星への誘い」さんのページに同じような写真があります。↓
http://www.asahi-net.or.jp/~dy7s-ynym/myhp5426.htm
1999.10となっているので、ほぼ13年前でしょうか。
それで、この模様が実際はどんなのかと言えば・・・・こんな感じです。↓
http://www.asahi-net.or.jp/~dy7s-ynym/jupiter/ju2012.htm
どうやればこんなシャープな写真が撮れるのでしょうね。
今回私は、5枚ほどの映像を、ちょっとずつピントをずらしながら撮影しましたが、どれもバッチリ合うものはありませんでした。
望遠鏡の限界?
でも、それ以前に気になる事が・・・
ずっと前からなのですが、LX90の赤道義で追尾する時に、数秒から数十秒に一度「ジジ・・」という歯車が空回りするような音がして、そのたびに画像が揺れます。(つまり望遠鏡が揺れている)これって不具合では?と思うのです。望遠鏡が揺れていたのでは、シャープな映像は望めないかも知れません。
しかし、LX90のメーカーである、Meadeの日本代理店は数年前に他社へ譲渡され、新しい代理店がどのような対応をしてくれるかちょっと心配ですが・・・調べてみなければ。
<Jupiter>
2012_10_31 22:30 自宅前の道路
MEADE LX90-GPS20 直焦点撮影
Webカメラ ToUcamPro 有効フレーム約1800枚
画像処理 Registax5 Photoshop CS4