昨日、

の一つとして開催された、

という演奏会に行ってきた。
ブリン・ターフェルは、英国が誇る世界最高のバス・バリトン。ママはこの人の大ファン。儂も、大ファンと言うほどではないけれど、好きな歌手の一人。この人の声は本当に美しい。儂の好みで言うとちょっと甘過ぎると感じなくもないけど、この人のファンにとってはそこがたまらない魅力なのはとてもよくわかる。
そして、期待に違わず、いや期待以上の素晴らしい時間だった。
どれもみんな素晴らしかったけど、儂的にはやっぱり「ワルキューレ」の第3幕のフィナーレが最高だった。昨日はオペラの舞台じゃなくて、いわゆるコンサート形式。それでも、ブリン・ターフェルの姿を見て歌を聴いているだけで、ローゲの炎もブリュンヒルデも見えたよ!
これはYouTubeにあがってたブリン・ターフェルの同曲の演奏会形式の舞台。
Bryn Terfel : Wotan.
Lisa Gasteen : Brunnhilde.
The orchestra of the Royal Opera House, conducted by Antonio Pappano.
BBC Proms in 2005, the Royal Albert Hall.
Lisa Gasteen : Brunnhilde.
The orchestra of the Royal Opera House, conducted by Antonio Pappano.
BBC Proms in 2005, the Royal Albert Hall.
彼はもちろんクラシックの歌手だけど、それだけではない超一級のエンターテイナーだということを、昨日改めて感じた。
ワーグナーの時、ヴェルディの時、ミュージカルナンバーの時、それぞれ声も歌い方も、そして舞台上での動きも違うのに、それらがすべて極々自然に出て来てる。それがとてもスゴイ。心底から歌が好き音楽が好きなんだなと思う。そしてそれを十二分に表現できるだけの音楽性と技術を併せ持つ。
儂に文章力があればもっともっといろいろ書けるのに、それができないのがとてももどかしい。でも、アンコールが終わったら、なんとスタンディングオベーション。これだけでも昨日の演奏の素晴らしさがお判りいただけるかな。
ただ、オケがちょっとだけ残念だった。ブリン・ターフェルが歌った曲はまあ良かった(ワーグナーはもっとうねりが欲しかったけどw)んだけど、オケだけの曲の時にもう少し「前に進む力」のようなものを感じられればと思った。サッカーの試合で言うと「ワクワク感」かなあw。
これ、昨日の会場の東京文化会館大ホールのエントランス。

若い頃は頻繁に通った場所。でも、最後にここに来たのは多分20年位前。普通は、歳とって余裕が出来たらこういう演奏会にも通うようになるのかもしれないけど、儂の場合は逆だなと思ったw。まあ仕事をしてた頃は時間的にも気持ち的にも余裕がなかった(マリノスのコアサポだったということも大きな要因w)し、仕事を辞めた後は、コロナだったりぼあちゃんがいたり、そういったことも関係はしてるかな。
これからはまた少し演奏会に行くかなと思ったけど、家に帰ってみたら、はちゅ達がみんなシェルターから出てて、「ご飯はどうなってるの?💢」な感じだったから、難しいかもw。
と言う訳で、はちゅ達の観察日誌昨日分もまだ書いてませんw。