絵じゃないかおじさん

言いたい放題、自由きまま、気楽など・・・
ピカ輪世代です。
(傘;傘;)←かさかさ、しわしわ、よれよれまーくです。

仮想はてな・ストーリィ  ぽたら送り 5/前12

2015-02-02 07:58:33 | 仮想はてな物語 
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絵じゃないかおじさんぐるーぷ
                   

 観在寺の大権和尚は、そんな昔話を利用することを
 思いつきました。
 その頃は、明治のご一新で神仏分離令が出され、
 仏教者の力も弱まっておりました。
 若い頃、町へ出ると、坊主であるということだけで
 石などもぶつけられました。
 何から何まで、神さま、神さまで、
 仏さまは小馬鹿にされておりした。


 特に、この地方では何かにつけて熊野の権現さまなのでした。
 和尚にしましても、自己主張がしてみたかったのでしょう。
 自分の信仰する世界を人々に認めてもらいたかったのだと
 思います。認めるまではゆかなくとも、敵視だけは避けて
 欲しかったのかもしれません。
 そこで、和尚は、死を待つのみの人々に目をつけました。
 そして、村長の欲造にぽたら送りを提案したのでありました。


 葬式だけのつながりでは不満だったこともあったのでしょう。
 村長と言えば、村で一番権力があり、信望もあります。
 村長に認められ、重んじられることが、自分の地位の
 向上にもなるのです。
 村長も、寝たきり老人が出たりしますと、小作料を負けてくれ、
 金は貸してくれ、合力には出られないなどと、
 うるさくてかないませんでした。


 そんなわけで、本人も納得し、家人からも喜ばれ感謝される。
 引いては己の懐にも利するという大権和尚提案の
「ぽたら送り」に相乗りすることにしたようです。
和尚にしましても、始めは悪気があってしたとは思いません。
生きながら苦しむ人に夢を与え、あの世に納得してゆかせようと
思っていたはずなのですが、ぽたら送りが、1回・2回と重なって
ゆきますと、だんだんと感覚がマヒして来たのでありましょう。



                                つづく




仮想はてな・ストーリィu  流極楽スペース崩壊篇   9/9

2015-02-02 07:57:30 | 仮想はてな物語 
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      絵じゃないかおじさんぐるーぷ
                   平成はじめの頃です。
  


 また、風多弄が語らせてもらいます。


これらは、無論暗号通信が利用された。ヨミビガーの目を誤魔化すためである。それから、数時間後のことである。センティさんから、いいアイデァが浮かんだと言ってきた。ヨミビガーに見られると、不味いのでリース手をワープロ・この私の傍に置いてくれということだった。ゴキオーラは、その手を、家の外の少し離れた公園に連れてゆき、土文字を書かせたようだった。



 じぃさんは、帰ってくるなり冷蔵庫を開けて、ビールは飲むわ、ウィスキーはあおるわもう飲み放題をしていた。彼にとっては、アルコールといえども、ジュースの類のようなものである。まあ、1,000リットルも飲ませれば酔うのだろうが、少々のアルコールでは堪えない。



ものの数分も立たないうちに、流家からアルコールというアルコールは、ものの見事に消え去ってしまったのだ。さすがは、意地きたないごきぶりじぃさん。立派なものだ。


そのうち、あゆかさんがふらふらと二階から降りてきた。トイレにゆきたくなったに違いない。トイレから出てくるなり、ビールを探し始めた。



「ちっ、一本もない」
 また、二階へ上がっていった。休人の寝ている部屋に入るなり、枕を蹴飛ばして、
「おい、ドン公。起きろ!」
「な、なんだい」



「ビール、欠かすなと言っていただろ。一本もないじゃないか」
「えっ、7本はあったはずだけど」
「寝る前には、2本しか飲んでないぜ」
「そんな」



「そんなも、クソもあるか。見てこい。無ければ、買ってこい
「いま何時だと思っているんだい」

「時間! 明日は休みだろ。それに結婚したての頃、しょっちゅう午前様してたのは、どこのどなたなんだ。えっ!」
「今ごろ、そんな昔の話、持ち出さなくっても」



「バカメっ! 女は執念深いのが、分からんのか。やられたことは、いつか仕返しをしてやろうと、そればかり楽しみに生きているんだ。まだまだ、お前が犯した罪は償えてないぞ。こんなものは、序の口だ。はよ、せんかい」
「こんな夜中に、もっと静かに話したら。近所の手前もあるだろ」

「近所って! そんなものはなあ、よその家のごたごたは喜ぶものなんだ。私らが何時、離婚でもしないかと楽しみに待っているんだ迷惑もクソもあるか。今頃は、聞耳を立てて騒ぎが大きくならんかと、心待ちにしているんだ。もっと大声で叫んでやろうか」



「行くよ。行けばいいんでしょ。大人しく待っていてよ」



しぶしぶと、休人さんが着替えをし始めたセンティさんの作戦とは、これだったのか。流家から、酒屋の自動販売機までは、300mぐらいである。途中に空き家が曲がり角にある。





ゴキオーラじぃさんと、さやかちゃんは、このことを予想して待ち伏せをしていた安人さんが、曲がり角を曲がるやいなや、12本のリース手を使い、またたく間に、安人さんをバイク乗りの格好にしてしまった。


黒いヘルメット、革のジャンバーに、革ズボン皮の手袋、ロングブーツで身を固めさせた。後は、12本の手が、バイクを運転するのみである。



「おっ、おい。さやか、ゴーキオーラ、いったいこれはどういうことなんだい?」



ゴキオーラが、センティさんに教わったことを告げた。休人さんも、親愛なるセンティさん、守り神ゴキオーラ、さわやか・サヤカちゃんの3人の協力態勢で事が運ばれているので納得したようだ。そうなれば、運転は、リース手に頼らなくてもよい。


天の香久山に寄り、ゴキオーラの用意した榊と真名井の水を、リアシートに固定し、一路、黄泉の入口のあるという鳥取と島根の県境へと急いだ。




 休人さんは、小便をしたところを思い出そうとしたが、すっかり忘れてしまっていた。その点、さやかちゃんは、もの覚えがいい方である。彼女の記憶力のお陰で、浄めの儀式も無事終わった。ヨミビガーも、汚れを清めてくれるので、悪い気はしなかったのだろうぜんぜん邪魔はしなかったという。


彼が、本当に起こっていれば、休人さん、ゴキオーラじぃさん、さやかちゃんの安全は保証されなかっただろう。しかし、センティさんは、そのことを見抜いていた。もしヨミビガーと本格的に対決するのなら、それ相応の人選もしてくれていたであろうが、今回は平穏に回避できたようである。





 * エピローグ

この事件のお陰で、流極楽ファミリーには癒しがたい傷が出来てしまいました。


けれども、たかが小便ぐらいで、流家に家庭崩壊の芽をそのまま置いておくのも忍びないということで、センティさん、ゴキオーラさん、さやかちゃんは、3人で協議して、鏡の精でもあり人間の心も少しはコントロールも出来るというヤッタールさんと、熊野灘の海底に棲む人の心の精の乙香さんの二人に頼んで、この間に生じた一切の記憶を、関係者一同から消してもらうことにしたそうであります。


そんなわけで、今朝も、
「みんなー、朝よー。起きなさーい」
 明るいあゆかさんの声が、さわやかに流家に響いております。


あっ、ここで二つばかり大事なことを思い出しました。
ゴキオーラのじぃさん、やっぱり書きつけものをクリアーするのを忘れています。
休人さんに、じぃさんが書いたものを読まれるとまずいので、
私、風多弄が消しました。

それと、クイズの答えでしたね。

じぃさんに烏の羽を数本、持ってきて貰って、
裏にセロテープを貼り、それにプリントしてやりました。
もちろん、暗号は私が解読してあげました。
じぃさんは、プリント羽を家の外で、真っ白い紙に写しとったのです。
インクが滲み出やすいように、羽に蒸気を当ててもらい、
適当に湿ったところで、真っ白い紙の上に乗せ、
木槌でとんとんと軽く叩いてもらったのです。
私も、反対に文字をプリントするのは、初めてのことなので、
かなり苦労をしたのでありました。
これは古典を参考にしました。
以上であります。


では、またいつかお目にかかります日まで
ご機嫌よろしゅう、さようなら。



                               おわり



あ@英訳ドン作川柳集933 西に北東大風南もや

2015-02-02 07:54:51 | ぶろぐ(迷瞑謎名英訳付き)


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   *  西に北東大風南もや







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   西に北東大風南もや         ドン作(ちふ+)

            ↓
    Northeast strong wind south west or, occasionally,  

            ↓           
     北東強風南西または、時折、 
 


                               おわり


仮想はてな Oあゆか
仮想はてな ドン作



あ@つぶつぶ(日々)284 今日もまた日が過ぎてゆく無事祈り

2015-02-02 07:53:11 | ぶろぐ(迷瞑謎名英訳付き)


多層構造ぶろぐ→Multilayer structure blog

ピカ輪世代(世に団塊とも)の一断面を目指して。


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*  English translation 


  284 今日もまた日が過ぎてゆく無事祈り



        ↓
      (ほんやっ君のとある無料の英訳)

    Safely prayer day Yuku past also today
         ↓
      (ほんやっ君のとある無料の和訳戻し)

安全に祈りの日ゆく過去にも、今日






     この項おわり



つぶつぶ(22”22”)・・・・・


あ@おつとめ104 ドンサク夫 パッと降格 ヒラの椅子

2015-02-02 07:51:47 | ぶろぐ(迷瞑謎名英訳付き)


お薦め世界語=ほじゃけんど=HOJYAKENDO←思わずにっこり、ほっこり
その意味は検索にて→もしかすれば出てくるかも・・・・・



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ドン作雑文集より

 

                               
   *  ドンサク夫 パッと降格 ヒラの椅子



     話変わるけれど、
     仏さんや菩薩さんの台座、
     やはりあるんですよねえ・・・・・・



  


(ドン作川柳 → とある無料 英訳 → とある無料 和訳戻し)


     ドンサク夫 パッと降格 ヒラの椅子    ドン作(ちふ+)

          ↓
     Chair of demotion Hira and Donsaku husband suddenly
  
          ↓
     降格比良と突然Donsaku夫の椅子