絵じゃないかおじさん

言いたい放題、自由きまま、気楽など・・・
ピカ輪世代です。
(傘;傘;)←かさかさ、しわしわ、よれよれまーくです。

仮想はてな・ストーリィ  ぽたら送り 11/前12

2015-02-08 07:17:19 | 仮想はてな物語 
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絵じゃないかおじさんぐるーぷ


 人間以外の目を必要とする動物なら、何年も生きられないので
 ありましょうが、盲目でも生きられるということが、人の世の
 いいところであり、素晴らしいことでもあるのでしょう。

 モノが見えるということは、普通の人にとって
 当たり前のことではあっても、数十万人も、この国にいるという
 盲目の人にとっては、咽喉から手の出るほど欲しい
 人間の一つの機能なのであります。


 私も、医学の力で何とかならないものかと日夜祈り続けて
 おりますが、いくら経っても祈りは通じないようであります。
 こればかりはどうしようもありません。

 いや、私に出来ることなど何一つないと言った方が
 あたっているのでございましょう。
 それだからこそ、多くの事を知り学びたいのでございます。
 皆様のお役に立てるような日など、
 果たしてやってくるのでしょうか。
 今は、ただひたすら努力するのみでございますが・・・


「お美代さんとか言ったね。私は、観在寺という寺の坊主で、
 ありがたい観音様にお仕えしているものだよ」
「これは、お坊さま。初めまして。また、私に何か?」


 声は可愛らしく、穏やかな顔つきをしております。
 きっと大事に育てられているのでしょう。


「壷阪寺の観音さまのお話は、ご存じかな」
「はい、最近流行のお話でございますね。沢市さんのような、
 ご加護がもらえますようにと観音さまのみ名を、
 毎日お唱え申しあげております。
 両親と大和の国の壷阪さまにもお参りにゆきました。
 けれど・・・」


「それは、感心なことじゃのう。それより、
 その観音さまが住んでおられるという国に行って見る気は
 ないかい?」
「えっ、観音さまがいらっしゃるんですか?」


「そうじゃ、インドという海を越えた国にな。
 ぽたらかという八角形の、それは美しい光輝くお山が
 あるのじゃ。よい香りのする草花、きれいな泉、色鮮やかな
 鳥たちのさえずり。それはもう見事なものじゃそうな。

 それに、インドというお国はな、お釈迦さまのふるさとでな、
 そのお足元に観音様が住んでおられるのじゃ。
 その観音さまに直接会って、お願いすれば、
 お前の目など一発で、パッと開くぞ」
「ええっ! ほんとうに。お坊さま、
 いいことを教えて下さいました。
 ぜひ、そのぽ・・とか申す国に行ってみたい。
 どうすれば行けるのでしょう」


 頬が紅潮しております。
「愚僧にまかしておけ、お前の両親にも頼んでおいてやろう」


 ニッと笑った唇からは、いつも出ている下歯が、
 さらに見えておりました。この話は、お美代さんの
 両親から持ちこまれたものです。

 それを、大権和尚の力で説得したようにすることで、
 手数料の何割かのアップになるものですから、
 和尚は、あの手この手で攻めてゆきます。
 だんだん場慣れもしてきているのでしょう。


 本人をその気にさせて扇動するだけ扇動しておいて、
 小舟に乗る気にさせればいいのです。
 舟が沈めば、それで一巻の終りです。
 しかし、クソ坊主に騙されたとは、ほとんどの者が
 思っていないでしょう。

 運が悪くて、ぽたら浄土には行けなかったと、
 溺れ死ぬまでの数分間に、
 思い起こすような余裕があるのかどうか疑問ですが、
 例えそうなったとしても和尚の所為とは、
 恐らく考えないでしょう。


 この世からつまはじきされたり、生きる望みの薄くなった
 者ばかりですので、危険を承知で出掛けて行くのです。
 うすうすと感じてはいるのでしょうが、ぽたら浄土への
 憧れの方がが大きく膨らんでいますから、
 救われているのでありましょう。


 お美代さんの両親にしましても、可愛い娘をぽたらなどというわけ
 のわからぬ、あるかどうかも知れない国に送りたくはなかったの
 ですが、盲目の女が、この世でまっとうに暮らしていけるとは思っ
 ておりません。

 悪い男に騙され身を玩ばれる可能性もあります。
 始終一緒に いてやるわけにもまいりません。それに一生お嬢さま
 ぐらしをさ せるほど裕福でもありません。


 ゆくゆくは自分たちが死ぬ時には、道連れにしようと相談もしてい
 たようです。
 しかし、親として娘を直接手に掛けるわけにもまいりません。
 年を取れば、力も無くなり、そんなことも出来なくなるやも
 しれません。それならば、娘ざかりになるまでに、
 何とかしてやろう ということになったようです。
 年は14才になったばかりでございま す。


 大権和尚の悪知恵努力の結果、今年も何とか円満に、
 ぽたら送りが出来ることと相成りました。


                            つづく





仮想はてな 放龍テンプル・ストーリィ  2/後5

2015-02-08 07:14:11 | 仮想はてな物語 
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絵じゃないかおじさんぐるーぷ




自宅に帰ると、Oさんが餅をつく準備をしておりました。
「この暮れの忙しい時に、ふらふらしてないで、手伝ってよ」
「何を?」
「お餅を作るのよ。それに買物もいっぱいあるし。忙しいのよ」


クイズ解きを考えるのは、夜になりそうです。暮れは何かと忙しいの
を忘れておりました。気はあせっていたのですが、家のことも大事な
ことです。7つもの謎をくるくると頭の中で、コネ回しながら、餅つきを
手伝いました。餅つきといっても、ほとんど機械がしてくれます。


男の私がすることと言えば、餅つき機を運んで来て、餅がつき上がればモロブタにひっくり返すぐらいなものです。昔のように臼でついたりはしないから楽なものでした。その後、車を洗ったり、雑用をしている
と、あっという間に夜がやってきました。



みんなが寝静まるのを待って、クイズに挑戦しました。どこから、考えていきましょうか。やはり順番に追ってゆくのが正当だろうと思います。


蜘蛛が巣をかけないはずがないのです。とすれば、これは巣をかけない蜘蛛を意味するのではないのでしょうか。小学生の次男、休次郎の生物辞典を、ぱらぱらとめくってみました。


やはり、巣をかけない蜘蛛はいました。巣をかけないというより、巣は作るのだそうですが、管状になっていて、木の根元や石垣の下に作るため、目立たないということです。地蜘蛛のことです。別名、土蜘蛛とも呼ばれています。


この土蜘蛛には、思い当たる節があります。古代、大和朝廷に反抗した南大和の葛城地方に住んでいた前先住民のことです。背は低く、手足が長かったそうです。その上、穴の中で生活していたので、土蜘蛛と蔑視されたようであります。



その土蜘蛛族は、大和朝廷のだまし打ちにあい、葛の木で作った網で覆われ、その網の目の隙間から、剣や鎗で串刺しにされて殺されたようでもあります。


深い事情は、今となっては分からないのですが、尋常な殺し方ではないようでした。殺しに正常もクソもないのでしょうが、なぶり殺しにするようなやり方には、憤りさえ感じます。こんな時は、殺した方と殺された方の双方の言い分を聞かないといけないのでしょうが、過去の出来事、どうしようもありません。


勝てば官軍の論理が通る世の中です。それにしましても、Mキラリーと手を組みそうな葬られ方をしています。


ゴキオーラによりますと、鯛石には、子という真新しい字が書かれていたとのことです。


子の鯛石、こたいいし。たいいしこ。たいいしのこ。
そうです。これは、太子の子を意味しているに違いありません。きっとヤマシィのことであろうかと思います。この人は、馬の子軍団のイルンカの意を汲んだ者たちに不意打ちを食わされて、自殺を余儀なくされています。権力闘争の犠牲となったようです。彼の怨霊が、今なお存在していても不思議ではないでしょう。これもまた、Mキラリーの目のつけそうな魂であります。


次は、4本の鎌のささった五重の塔です。これは、簡単には、分かりそうにもないので、次にいくことにします。


ゴキオーラによりますと、3つの伏蔵全部の石の裏には、E+_S3Mと書かれていたそうです。何を意味するのでしょう。これまた、分かりませんので、次にいきましょう。あの立て札の歌も何かあるに違いありません。


片目の蛙ですか。ヨカの池のかためがえる。尻尾が離れている。これも何のことか分かりません。分からないことだらけです。


次。
礼盤の下に汗をかいている。これは、やさしそうです。これは、かくしたということだろうと思います。汗をかく下。隠したと言っているに違いないでしょう。


雨ダレが、穴をあける地面に穴があかない。これは何か特別な工夫をしているためだと思います。現に、放龍テンプルの地面には、いっぱい雨ダレ穴が開いていました。あなあかん。穴が開かないですか。


これだけでは、さっぱり何のことか、分かりませんので、「縄通」ネットで流すことにしました。あまり期待は出来そうにないのですが、それでも、私やゴキオーラたちだけでは、無理というものです。ネットに、放龍テンプルに行った報告と謎解きの進行度合いを打ち込んでおきました。


ほどなくして、キヨヒメからの緊急メールが届きました。それによれば、キヨヒメは、道成寺の南の観音はんのお供をして、ぽたらか寺に行っていたということです。


ぽたらか寺は、観音はんたちのサロンのような所であります。道成寺には、南と北の背中合わせに、2体の観音はんがいますので、北の観音はんに留守を頼んで出掛けたということでした。ぽたらかのお寺は、和歌山県の白浜の近くにあるそうです。キヨヒメは、方向音痴気味なので詳しい場所を聞くのは無理です。川には詳しいのですが、道路のこととなると、もう一つ信用できません。


そのぽたらか寺に行って、留守をしていた間に、むーみぃ姫の髪の毛は剥がされたということでした。むーみぃ姫の普段の姿は人形です。人間に変身することは、最近ではあまりないと言ってました。一緒に、ぽたらか寺に行こうと誘ったそうですが、道成寺で坊さんの講話を聞いている方が楽しいと言って、ついてはいきませんでした。そんなある夜のこと、辺りが急に真っ暗になって、気づいた時には、坊主頭にされていたということです。


毎日、陰気臭く泣くので適わない。オッさん、早く何とかしてやって。私一人で、T拘置所に押し入ってやろうかしら、とも書いていました。
 そうでしたか、やっぱり。キヨヒメは留守だったのですか。Mキラリーの奴め、ずっと機会を伺っていたに相違ありません。一番、襲いやすくて、効果が大きいところを狙い打ちしたのでしょう。



キヨヒメには、もうしばらく辛抱してくれるように頼んでおきまし。それと同時に、拘置所内の奴の身体を誰かに監視してもらうことに決めました。この前は、鏡の精のヤッタールに頼みましたので、そうそう頼むわけにもゆきますまい。奴に気づかれずに、何げなく監視出来る者は、誰がいいのでしょうか。



私は考えた末、奈良県の山辺の道の古井戸に住む哲学蛙の井戸ッカと、床の精、床シーに頼むことにしました。一人では、何かあった時に、Mキラリー相手ではとても太刀打ち出来ないように思ったからです。



青蛙の井戸ッカは、空を飛べるのと目立たないのが、取り柄です。それ以外には、何の能力もないのです。床シーにしても、床が無ければ、力の発揮しようがないのであります。彼も目立たないことにかけては、超一流です。二人とも、こういう仕事には最適であろうと思います。早速、テレパシー通信を利用して二人に頼みこみました。


このテレパシー通信は、「縄通」ネットと相互乗り入れをしています。これも観女センティの改造によるものです。私たちが使う分には、別に使い分けを意識する必要などありません。センティが1,000足らずの手を上手に利用して、瞬時に翻訳を施してくれるので、不便は全然感じません。


テレパシー通信、略して、テレ通は、「縄通」ネットに加入していない者や、緊急に会話する時に使うものです。二人とも「縄通」ネットに加入しているのですが、時が時だけに、テレ通を利用しました。私は、普段、テレ通は極力利用しないようにしています。この利用料金が、メチャ高いせいもあるし、センティを煩わせるのも気が引けるからであります。


この点、「縄通」ネットの方は、緊急性に乏しいので、センティが優先順位を決めて、ゆっくりと翻訳出来るから、気が少しは楽です。二人とも、そういうことで、お役に立てるならと、快く引き受けてくれました。といっても、相手が相手であるので、油断は出来ません。Mキラリーの魔力に負ければ、何に変えられるか、どうされるか分からないのです。



                            つづく


あ@英訳ドン作川柳集939 大しわに小じわ負ぶってしわだらけ

2015-02-08 07:12:53 | ぶろぐ(迷瞑謎名英訳付き)

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   *  大しわに小じわ負ぶってしわだらけ






  (ドン作川柳 → 無料 英訳 → 無料 和訳戻し)

    大しわに小じわ負ぶってしわだらけ        ドン作(ちふ+)

            ↓
     Wrinkled in Bukkake wrinkles negative to large wrinkles 

            ↓           
     ぶっかけにしわは、大きなしわに負しわ 
 


                               おわり


仮想はてな Oあゆか
仮想はてな ドン作




あ@つぶつぶ(日々)290 今日もまた日が過ぎてゆく指折って

2015-02-08 07:11:43 | ぶろぐ(迷瞑謎名英訳付き)


多層構造ぶろぐ→Multilayer structure blog

ピカ輪世代(世に団塊とも)の一断面を目指して。


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*  English translation 


  290 今日もまた日が過ぎてゆく指折って



        ↓
      (ほんやっ君のとある無料の英訳)

    Fold finger day Yuku past also today
         ↓
      (ほんやっ君のとある無料の和訳戻し)

今日も指一日ゆく過去を折る






     この項おわり



つぶつぶ(22”22”)・・・・・


あ@おつとめ110 ドンサク夫 パッと降格 風切られ

2015-02-08 07:09:53 | ぶろぐ(迷瞑謎名英訳付き)

お薦め世界語=ほじゃけんど=HOJYAKENDO←思わずにっこり、ほっこり
その意味は検索にて→もしかすれば出てくるかも・・・・・



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ドン作雑文集より

 

                               
   *  ドンサク夫 パッと降格 風切られ


     肩で風切るなどは、ほど遠く・・・・・・

  


(ドン作川柳 → とある無料 英訳 → とある無料 和訳戻し)


    ドンサク夫 パッと降格 風切られ     ドン作(ちふ+)

          ↓
    Cut and demotion wind Donsaku husband suddenly 
  
          ↓
    突然をカットし、降格風Donsaku夫
 


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