絵じゃないかおじさん

言いたい放題、自由きまま、気楽など・・・
ピカ輪世代です。
(傘;傘;)←かさかさ、しわしわ、よれよれまーくです。

仮想はてな・ストーリィ  ぽたら送り 2/後16

2015-02-11 07:54:31 | 仮想はてな物語 

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絵じゃないかおじさんぐるーぷ
                   



白太ちゃんは、その声を聞きつけて、大声を張り上げましたが、
エンジンの音は遠ざかって行くばかりです。
小舟は潮の流れに乗ったのでしょうか。
揺れも少なくなってまいりました。
上下左右には揺れているのですが、
そう苦になるというほどでもありません。



波がポチャン、ポチャンと小舟に当たっています。
おカネ婆さんは、寝たきりでも頭はしっかりとしています。
同乗者の様子を見ておりますと、自分が一番、
その中ではましだと思ったのでありましょう。
必死でみんなに話しかけて慰めておりますが、
返事は返ってまいりません。
しかし、船酔いも吐くものを吐いてしまいますと、
少しは落ち着いてくるのてせしょう。
ぼつぼつと、美代さんが話に応じるようになって
まいりました。



「何日ぐらいで着くんだろうかねえ。無事行けるかねえ」

「観音様がついていて下さるから、きっと大丈夫よ」

「そうだよね。なも、カンボー、なも、カンボー」

おカネ婆さんが祈っております。

そんな話を耳にしますと、私としましても、
この人たちを何とかしてあげたいと思うのでございますが、
一体この先どうすればいいというのでしょう。
私自身も、「なもだ、なもだ」という心境なのでございます。



ああ、阿弥陀様、この私に、何が出来るというのでしょう。
どうか、教えて下さいませ。

        
                                 つづく



仮想はてな 放龍テンプル・ストーリィ  5/後5

2015-02-11 07:53:24 | 仮想はてな物語 

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絵じゃないかおじさんぐるーぷ



この寺とは、岡テンプルを指すのではないでしょうか。栄えとは、境目を指しているに違いないと思いました。その境目に何かヒントになるものを埋めているのだろうと推測しました。


この寺のすぐ西には、治田神社があります。格式の古い神社であります。ともかく、境界線に移動することにしました。サヤカに、リース顔を使って通信を送りました。


「オッさん、どこに動いてもいいわよ。彼らから隠してあげるから」と言ってくれましたので、動くことにしました。キヨヒメも、チターンも、たじたじとなっています。一刻も早く手を打たねばなりますまい。もっと、助っ人を募集するのだったと後悔したのですが、後の祭りでした。


それより早く、ヒントを捜さなければなりません。足がもつれて、思うように走れません。しかし、数10mの距離であったので、境界線まで何とかたどりつきました。


「蔵開くべき世は遥かなり」か。
蔵、蔵、蔵と。どこにも蔵などは見当らなかったのです。
くらひらくべきよははるかなり、手帳を取り出し、ひら仮名書きにしてみました。ゴキオーラも、ポケットから取り出し、一緒に考えさせました。


「ドッさん、こりゃ、わからんでえ」
彼は、私のことをこう呼びます。何度訂正しても直らないのです。頑固なヤツです。さすがは、3.5億歳の石頭と、今では観念して諦めています。


「何か考えろよ」
「といわれてもなあ・・・ くら ひらくべ きよははるかなり」
へんな所で区切りました。ありがたいことに、これがヒントになったのですから、考えてみれば、世の中というところは面白い所です。
「鞍 開く辺 浄は張るかなり」と、私は、漢字を当てました。



鞍、開く辺とは、飛鳥真神原にある飛鳥寺のことを指していたのです。山本雨宝さんの「飛鳥への憧憬」によれば、祟峻天皇元年(588年)、蘇我馬子が創立した寺ということであります。


この地は、もともと湿原地帯で、衣縫の造、木の葉の家があり、
「(こちらに)こないで(木の葉いで)」と、頑張っていたそうですが、鞍作の止利たちに明け渡すことになってしまったとのことです。それにしても、馬の鞍作りが、なぜ飛鳥大仏などを作るようになったのでしょう。きっと仏像に目がクラんだに違いありますまい。冗談こいている場合ではありません。 



私は、すぐさま飛鳥寺へと走りました。サヤカに跨がれば、2~3分もかかりませんが、短い脚で走りますと、20分ぐらいかかりました。年のせいか息切れもしました。


私は、歌の意味をこう解したのです。
この寺(飛鳥寺跡、今は安居院がある)の境界あたりに、埋めてあるもの。これは、イルンカの首塚を指しているのだろうと思いました。浄めは「張る」ことであります。張るというのは、ほっぺを張るように、石の首塚を叩くことなのでしょうか。それとも、注連縄などを張りめぐらすことなのでしょうか。



どちらか分かりませんが、とにかく首塚の傍に近づきました。息切れがして、心の臓がのたうち回っていました。一刻も早く、魂鎮めをしなければならない。


私は、ペンライトを手にしております。サヤカの光は、ここまで届いてこないからでした。
「ドン作、よくわかったな」
空から、あのMキラリーの声が冷たく響いてきました。
「やはり、ここがキーポイントだったのか」
「そうだ」

「Mや、往生際が悪いぞ」
 ゴキオーラが、声を掛けました。
「じぃちゃん・・・」


「じぃちゃんではない。もう自分の身体に帰れ。お前の負けだ」
「・・・・・うん、そうするよ。じぃちゃんも元気でな」


なんちゅう奴ちゃ。もう、ゴキオーラにかかると、一堪りもないんですから。ペンライトで、首塚の上空を照らしますと、キラリと光る渦巻き型をした黒い雲が、2~3回旋回して飛び去っていきました。何ともあっけない幕切れ。これは、やはりゴキオーラの持つ徳のせいなのでしょうか。


後は、ツチグモたちの魂鎮めをするばかりです。
私は、またネットでセンティに助けを求めました。
「ああ、ぶつぶつブッちゃん所のイルンカの悪霊が、逃げていたのね。ちょっと待っていてね」


以下、センティとぶつぶつブッちゃんのやりとりであります。私は、盗み聞きをしました。といっても、テレパシー通信の通信内容が、リース顔から漏れてきたのです。センティが、あわてて、切り替えスイッチを切り忘れたのか、それとも、私に成り行きを聞かせてくれたのか、よく分かりません。智恵のある落ち着いたセンティのことですから、きっと後者の方だと思います。


「ブッちゃん、ブッちゃん、ハロー、ハロー。こちら、センティ」
「ああ、センちゃんかい。せっかく、正月休みに入ったというのに、今時分何の用?」


「あなた所の、すぐ近くの首塚の怨霊が逃げ出しているそうよ」
「えっ、困ったヤツちゃ。誰が、呪文ペーパー剥がしたのだろう。普通の者には、わからないはずなんだが・・・ ちょっと見てくるか。それからな、久しぶりに遊びに来ないかい。蘭奢待(らんじゃたい)クラスのいい香木が手に入ったんだが」
「そのうち寄せてもらうわ。今とっても忙しいの。では、よろしくね」
「はいよ」
「正月サービスも終わったというのに・・・」


私たちが、隠れて見ていますと、あの丈六のぶつぶつブッちゃんが、ブツブツ言いながら、首塚にやってきました。


「よいこらしよっと」
 5段になった石を、上の方から下ろしていきました。そして、懐から、何かを取り出し、境目に貼りつけています。あれが、呪文ペーパーなのでしょう。


「ドゥール、ドゥール、イルンカ・・・」
ブッちゃんが夜空に向かって呪を唱えながら大きく両手を差し伸べました。すると、空からしゅーっと小さな竜巻が下りて来て塚に入っていったのです。その穴を塞ぐように、丸石、台形石、半球石と積み重ねて、
「もう、逃げだすなよ。めっ!」と、言って、ブッちゃんは本堂の中に帰っていきました。


はるとは、貼ることだったのですか。ゴルフのクラブででも、ひっぱたいてやろうかと思っていたのですが、やらなくて、よかった!


ここは、日本型ゴルフの発祥の地でもあるのです。クラブでなんかで叩くと、怨霊につけ狙われて、私は、サヤカに跨がり6道ループ界を逃げ回るハメに陥るところだったでしょう。これも、センティの智恵のおかげです。サンキュー、センティ。


私は、岡テンプルへと戻りました。むーみぃ姫には、黒髪が戻ったのでしょう。美女が二人艶やかな着物姿の笑顔で待ってくれていました。こいつは、春から、おおハッピーであります。


「オッさん、ゴキオーラさん、どうもありがとう」
むーみぃ姫は、少し涙を浮かべていました。

「いやいや」
ゴキオーラが答えます。

「よかったなあ」
むーみぃ姫が、小さくうなづきます。

黒龍とチターンは、戦うだけ戦うと友達になったそうです。黒龍も腹の虫が治まりますと、何で自分が暴れ回らなければならないのかと、気がついたそうです。血の気の多い奴に多く見られる現象でもあります。ツチグモとサワガニも、小さくなって、こそこそと消えてしまいました。


後で、センティに解説してもらったのですが、ツチグモとヤマシィの怨霊は、イルンカの怨霊が飛び出すと、対抗して暴れ回るそうです。二人とも、イルンカに恨みを抱いている者のようですから、当然でしょう。


5重の塔の鎌は、鎌が4本で、鎌し、つまり護従の藤の鎌子ということだったようですね。飛鳥寺は、先の日本型ゴルフ遊びで中大兄皇子と中臣鎌子との結びつけをした寺でもあるそうです。まあ、知らなくても寺名が分かったのですから、いいとしましょうか。


Mキラリーは、放龍テンプルの7つの謎を知り、クイズ仕立てで、私たちをからかったのでしょう。首塚のペーパー剥がしは、彼がやったに違いありません。そうして、ツチグモとヤマシィの怨霊を囲いこみ、むーみぃ姫の黒髪を奪って、岡テンプルの黒龍の頭に貼りつけたのでありましょう。


むーみぃ姫の黒髪は、サヤカが、私のツーリング・バッグの中から、はがし液を取出し、剥がしてやったそうであります。幸いなことに、ヤマシィの怨霊は、事件になるような悪事は働いていませんでした。きっと、この世へのお出ましも1,000何100年振りかなので、戸惑ってしまったに違いあるまいと思われます。イルンカの悪霊が封じこめられたので、おとなしく引き下がることでしょう。


事件の片がつきましたので、みんなと名残を惜しんで別れることにしました。正月休みも、もう終わりであります。また、平凡な会社通いが始まるのかと思いますと、気が重くてかないません。重いのですが、これは飯のタネなので仕方ありますまい。


 * エピローグ

あっ、一つまだ未解決の問題が残っていました。
放龍テンプルのご本尊は?


 けさみれば つゆおかでらの にわのこけ
   さながらるりの ひかりなりけり


 これは、岡テンプルのご詠歌であります。
「るりのひかり」ある国とは、東方浄瑠璃スペース、ヤクシーはんの開拓したスペースを表わしているのではないでしょうか。


まあ、どこの仏国土も、るりのひかりに満ちていますのでしょうけれども、ここでは名前を優先することにしましよう。薬師如来はん、別名、薬師瑠璃光如来ともいいますしね。


つゆおかでらつゆおくてら。梅雨時になれば、池の水は放流しなければ洪水をおこしますね。それで、つゆの寺とは放龍する寺。放龍テンプルも指しているのです。というわけで、薬師仏を御本尊にいたします。これは、ドン作の独断であります。


井戸ッカと、床シーにも、Mの監視から引き上げてもらうことにしました。Mの奴も、クイズが解かれたので、残念がっているに違いないでしょう。次は、どんな手を使って暴れ出すのかと思うと、のんびりと日を過ごしているわけにもゆきますまい。


毎日、本でも読んで智恵の一つもつけることにしましょうか。そうすることが、永遠の凡夫に残された、細い道筋のように思われるからなのです。

                                 おわり


あ@英訳ドン作川柳集942 大しわに小じわ備えてしわだらけ

2015-02-11 07:52:05 | ぶろぐ(迷瞑謎名英訳付き)

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   *  大しわに小じわ備えてしわだらけ






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   大しわに小じわ備えてしわだらけ         ドン作(ちふ+)

            ↓
    Wrinkled with fine lines to large wrinkles  

            ↓           
     大しわに細かい線としわ 
 


                               おわり


仮想はてな Oあゆか
仮想はてな ドン作



あ@つぶつぶ(日々)293 今日もまた日が過ぎてゆく襟ただし

2015-02-11 07:50:56 | ぶろぐ(迷瞑謎名英訳付き)



多層構造ぶろぐ→Multilayer structure blog

ピカ輪世代(世に団塊とも)の一断面を目指して。


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*  English translation 


  293 今日もまた日が過ぎてゆく襟ただし



        ↓
      (ほんやっ君のとある無料の英訳)

    However collar day Yuku past also today
         ↓
      (ほんやっ君のとある無料の和訳戻し)

しかし襟日ゆく過去にも、今日






     この項おわり



つぶつぶ(22”22”)・・・・・


あ@おつとめ113  ドンサク夫  予想リストラ  気もそぞろ

2015-02-11 07:49:01 | ぶろぐ(迷瞑謎名英訳付き)


お薦め世界語=ほじゃけんど=HOJYAKENDO←思わずにっこり、ほっこり
その意味は検索にて→もしかすれば出てくるかも・・・・・



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ドン作雑文集より

 

                               
   *  ドンサク夫  予想リストラ  気もそぞろ




  


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    ドンサク夫  予想リストラ  気もそぞろ     ドン作(ちふ+)

          ↓
    Donsaku husband expected restructuring worried about Sozoro 
  
          ↓
    Donsaku夫が予想Sozoro心配再編