絵じゃないかおじさん

言いたい放題、自由きまま、気楽など・・・
ピカ輪世代です。
(傘;傘;)←かさかさ、しわしわ、よれよれまーくです。

仮想はてな・ストーリィ  ぽたら送り 6/後16

2015-02-15 07:33:28 | 仮想はてな物語 


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絵じゃないかおじさんぐるーぷ
                   




その時でした。

白太ちゃんが、
「忘れものした。おしょさんに、頼まれてたんだ。
 ぽたらの国に置いて来てくれって」

この私のことであります。
悪和尚といえども、燃やしたり川に捨てたりすることは
出来なかったのでしょう。
これで、私もみんなと行動を共にすることが
出来るようになりました。
白太ちゃん、あなたは何と素直なんでしょう。
言われたことは、忘れないのね。


「これから、どうしょう?」

「私、秀作さんと一緒にいられるなら、どんなところでもいいわ。
 でも、こんな船では遠くまでは無理ね。叔父さんも言っていたわ」
「叔父さんって?」

「この船用意してくれたの。父の弟なの。養子に行っているの
 だけれど、大学も出てるのよ。ぽたら送りなど反対してるわ。
 だけど、こんなことわかると、お父さんたち死刑になるかも
 しれないでしょ。だから、黙ってるの。何とか止めさせたいとも
 言ってたわ」
「あの人たち、どうする」

「村に連れて帰るわけにもゆかないわね」
「俺、母さんたちに会いたいんだけれど、すぐには帰れないね」

「私、秀作さんの子供たくさん産むわ。そして、
 お母さんたちに見せてあげるの。私、幸せよって」

「あ き の」

船の舵を取りながら、二人は・・・
野暮ですね。そっとしておいて、あげましょう。
それより、
この場を離れて船倉の中を、見てみることにいたしましょう。


秋乃さんさんが持ってきた船酔いどめの丸薬・清心丹が、
二人の子供たちに効いてきたようです。
男は男同士、女は二人がいつのまにか、
うちとけて親しくしております。


それぞれが、お互いの中に自分の姿を見いだしたのでしょうか。
喜助ジィさんは、身体は70歳を越しているとはいえ、
頭の中は、5~6才のようであります。
お話だけ聞いておりますと、白太ちゃんが兄貴分のような
感じがします。



「キーやんと呼んでね」
「いいよ、キーやん。オイラは、白坊でいいよ」


喜助ジィさんも、久しぶりに話の通じる相手が出来たようで
大喜びのようです。白太ちゃんにしても、自分を兄のように
扱ってくれ、一目置いてくれるキーやんが、
すっかり気にいっております。


おカネ婆さんは、可愛くて優しい盲目の少女にすっかり同情して
心を開いております。美代さんも、寝たきりでも経験の
豊かなおカネ婆さんの話に聞き入っております。
他人とそんなに長く話などしたことなかったものですから、
面白くて仕方ないようです。


「こらーっ。お前ら、どこにションベンしとるんじゃ!」

男二人が、船倉の隅に小便をし始めたのです。
喜助ジィさんが、その声に面白がって、おカネ婆さんたちの方に
向かっておシッコをしながら歩いてきました。
ちょろちょろと年寄の小便は長いものですから、
かけられる方はたまったものではありません。


「そんな粗末なものを出しおって、こらクソ、モーロク!」

        
                                 つづく




仮想はてな お高校生・ストーリィu  4/16

2015-02-15 07:31:53 | 仮想はてな物語 


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絵じゃないかおじさんぐるーぷ
              平成の初めの頃。




 * ミニ・サヤカの霊力


 オッさんの勧めで、50ccのオン・オフ兼用の、
 バイクを買う事にした。
 中古で、メーターは3,000kmに上がっていたが、
 そう見くびったものではなかった。


 10万円足らずだったが、
 頭金は親に前借りし、
 バイトをして、支払うことにした。


 母には、大反対されたが、
 親父とは、交通規則を絶対守るという条件で話がついた。
 どうせ将来車に乗るのなら、若い内から、
 練習がてら、道路の感覚をつかんでおくのもいいだろうと、
 言ってくれたのだ。


 制限速度以下で走れ、
 車間距離を取れ、
 雨の日は乗るな、
 追越しはするな、
 暴走する者の挑発には乗るな、
 街中は、子供の飛び出しがあるので、
 20km以下で走れと、
 いっぱい注文をつけられた。


 バイクを買ってもらえるならと、
 僕は、親父と約束を交わすことにした。
 僕も、バイクに名前をつけることにした。
 流さんにあやかって、ミニ・サヤカと名付けてやった。
 白い車体をした、可愛いバイクである。


 オッさんのSサヤカさんは、
 話が出来るそうである。
 僕も、ミニ・サヤカと話が出来ないものかと、
「縄通」ネットで相談したところ、
 エンオッズという人から、魂を入れてやるから、
 奈良県の葛木山に来いという連絡が入った。


 それで、夏休みを利用して、出掛けることにしました。
 迎えには、大阪の万博公園に住むという、
 太陽の塔のタイタイさんが、
 やってきてくれる事になりました。


 僕は、現実と幻の世界との区別がつかなくなって、
 頭が変になりそうです。
 これは、ずっと夢見ているのではないかと、
 思ったりもしています。


 待ちかねていた、夏休みがやってきました。
 一学期の成績は、まあまあでした。
 予習や復習をしていれば、何とかなるものですね。
 赤点が無かったのは幸いでした。
 物理や化学は、苦手な科目で、欠点スレスレでした。


 母からは、休みに入ればすぐに帰りなさいと、
 言われているのですが、
 奈良県に出掛けなければならないので、
 クラブとバイトで、忙しいからと、
 断って置きました。


 実際は、何のクラブにも入ってないのですが、
 母たちには、「縄通」ネットの事を、
「パソコンの同好会」に入っていると教えてあります。


 いよいよ、葛木山に行く日が、やってきました。
 三津の浜でタイタイと待ち合わせをする事になりました。
 額田王の歌で知られた所です。


 僕は、白をベースにした革のつなぎ、ゴーグル、
 白いグラブに、白ブーツで、完全防備をしていました。
 そんな格好で、じっとしていますと、
 汗が、にじみ出てくるのですが、
 つなぎのチャックを、少し開けて走っていますと、
 涼しくて、いい気持ちになります。


 この街は、10分も走れば、
 人通りの絶えた道路に出ます。
 ときおり、4輪車が走る程度です。
 夜が遅いせいでもあるのでしょう。
 トレード・マークの蛙の声が、
 道路わきの田圃から、騒がしく聞こえてきました。


 早苗のすき間から、黒っぽい水に月が光っておりました。
 約束の時間は、11時でした。
 少し早めにつきました。


 砂浜に、ミニ・サヤカを手押しで連れて行き、
 青黒い波間にヘッドライトを、当てて置きました。


 ザザーッ、ザザーッと、
 不気味な拡がりの向こうから、
 波が休む事なく押し寄せていました。


 月が雲間に隠れたり顔を出したりしながら、
 ゆらゆらと、動いているようでした。
 そのうちに、しゅーっとする音と共に、
 あのタイタイさんがやってきたのです。


 中学校の修学旅行で見た姿のままでした。
 大きさは、かなり縮んでいたのですが、
 両手は動くようでした。


「かはづ君だろ」
 人間の言葉で話しかけてくれたのです。


「はっ、ハイ。タイタイさん? ですね」
「そうだよ。待ったかい」


「いいえ。よろしくお願いします。
 あのこれ、お礼と言っては、何ですが・・・」


 日曜日に、家に帰った時、弟の小学生の明から、
 ファミコンのゲーム・カセットを、貰って来ていたのだ。
 一緒に家に居る時は、ケンカばかりしていたのだが、
 僕が、家から出るようになると、
 明の僕に対する態度も変わってきて、
 素直に接するようになってきた。


 僕も、おそらく明に対して優しくなったのだろう。
 離れて暮らしていると、
 家族がなつかしくなるからだと思う。


「何だい」
「あなたが、ファミコンが趣味だと聞いておりましたので」


「おおっ、気を使ってもらって、悪いなあ」
 タラリと涎を流しそうでした。
 大きい身体に似合わず、可愛げがあります。
「はやく入れや」


 口をパカッと開いてくれたので、
 急いでミニ・サヤカと共に乗りこみました。
 中は明るくて、バイクを固定出来るようにもなっていました。


「行くぞっ。しっかりつかまっとれよ」


                       つづく




あ@英訳ドン作川柳集946 大しわに小じわ濡れ手でしわだらけ

2015-02-15 07:30:27 | ぶろぐ(迷瞑謎名英訳付き)


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   *  大しわに小じわ濡れ手でしわだらけ






  (ドン作川柳 → 無料 英訳 → 無料 和訳戻し)

    大しわに小じわ濡れ手でしわだらけ        ドン作(ちふ+)

            ↓
    Wrinkled with fine lines wet hand on a large wrinkle  

            ↓           
    大しわに細かい線ぬれた手でしわ  
 


                               おわり


仮想はてな Oあゆか
仮想はてな ドン作



あ@つぶつぶ(日々)297 今日もまた日が過ぎてゆく惜しげなく

2015-02-15 07:29:08 | ぶろぐ(迷瞑謎名英訳付き)


多層構造ぶろぐ→Multilayer structure blog

ピカ輪世代(世に団塊とも)の一断面を目指して。


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*  English translation 


  297 今日もまた日が過ぎてゆく惜しげなく



        ↓
      (ほんやっ君のとある無料の英訳)

    Lavishly that day Yuku past also today
         ↓
      (ほんやっ君のとある無料の和訳戻し)

惜しみなくその日ゆく過去にも、今日






     この項おわり



つぶつぶ(22”22”)・・・・・


あ@おつとめ116  ドンサク夫  女子怒らせて  ごみ入り茶

2015-02-15 07:28:04 | ぶろぐ(迷瞑謎名英訳付き)


お薦め世界語=ほじゃけんど=HOJYAKENDO←思わずにっこり、ほっこり
その意味は検索にて→もしかすれば出てくるかも・・・・・



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ドン作雑文集より

 

                               
   *  ドンサク夫  女子怒らせて  ごみ入り茶



      Mデヤ子ちゃん、ゴメン。
      被害妄想ぎみでして・・・・・・・  



       どこに行くのも、
       マイ茶一番、
       まいちゃん麗番。



  


(ドン作川柳 → とある無料 英訳 → とある無料 和訳戻し)


    ドンサク夫  女子怒らせて  ごみ入り茶     ドン作(ちふ+)

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    Trash into tea offend Donsaku husband women 
  
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    お茶にゴミ箱Donsaku夫の女性を怒らせる