絵じゃないかおじさん

言いたい放題、自由きまま、気楽など・・・
ピカ輪世代です。
(傘;傘;)←かさかさ、しわしわ、よれよれまーくです。

仮想はてな・ストーリィ  ぽたら送り 13/後16

2015-02-22 07:41:53 | 仮想はてな物語 


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絵じゃないかおじさんぐるーぷ
                   



寝たきりとは言え、頭は喜助ジィさんや白太ちゃんよりは、
まだしっかりしているし、目も老眼とはいえ、
美代さんに比べると月とスッポンのような違いがあります。
口も達者です。この船では、貴重な存在のようですね。
ご飯の炊き方まで、「始めちょろちょろ、中ぱっぱ・・」と、
叫んでくれているようです。
お嬢さん育ちの秋乃さんにとっては、
とってもありがたいお声のようですね。



朝ご飯も出来上がりましたので、みんなで船倉での朝食が
始まりました。おカネ婆さんは、下の世話のお返しにと、
美代さんに食べさせてあげるというのですが、
高さが合いません。
1~2回箸を運んで、
「手がだるい、こりゃあかんわ。ごめんね、美代ちゃん」
と止めてしまいました。

「いいのよ」
「オイラ、食べさせてあげるよ」

「いいのよ。私、いつも一人で食べていたのだから」


ご飯に味噌汁をかけてもらうように頼んでから、
自力で食べております。右手にお茶碗を持って口にあてたまま、
左手の指でかき込んでおります。
その方が食べやすいのでしょうね。
美代さんの知恵でもあるのでしょう。左手は不浄という国も
ありますが、美代さんの右手は、美代さんにとっては、
不浄なのかもしれません。右手は、下の方でお世話になる
手なのですから。


ご飯は少しシンが残って固く、味噌汁は薄味でしたが、
誰も文句はいいません。
白いお米のご飯は、みんなには大ご馳走なのです。
秋乃さん以外の者は、白いお米ばかりのご飯など口にするのは
珍しかったのでしょう。
稗や粟や麦のご飯が大半だったのではないのでしょうか。



それよりも、秀作さんのあの嬉しそうな顔、
みなさんにお見せしたかった。
生まれて初めて愛する人の手料理を食べる男の人の顔って、
いいものですね。あんな顔、一生続けてあげたら夫婦げんかなど
無くなるでしょうね。本当に、人間っていい表情を
たくさん持っているのですね。


「お姉ちゃん、お代わりっ」

キーやんが、お代わりを要求します。

「おジィさん、そんなに食べて大丈夫?」
「オラ、キーやん。お腹ちっとも太らねえ」

「こいつ、5杯めだよ。もう、止めとき。ご飯は一杯以上、食うもん
 じゃねえ。オイラ、いつも水飲んでるんだ。
 こんな白いママ、何年も食ってねえ。昨日だってお粥さんだったん だよ」


白坊は、一杯だけ食べてから、水をごくんごくんと飲み始めました。

「白太ちゃん、何杯お代わりしてもいいのよ」
「もういいよ。だって、オイラ、アホだもん」


皆は、しゅんとしてしまいました。

おカネ婆さんは、秋乃さんに食べさせてもらって、
一箸ごとに、
「もったいなや」と手を合わせております。

お米と村長の娘さんという、雲の上のような存在が
二つも揃ったので大感激しているようです。

     
                         つづく







仮想はてな お高校生・ストーリィu  11/16

2015-02-22 07:40:13 | 仮想はてな物語 

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絵じゃないかおじさんぐるーぷ
              平成の初めの頃。





 僕は、ファファ・フェースを手に持って、
 皆の到着を待った。


 ススキの穂のオイデオイデは、
 雑草に乗り移る事が出来るし、
 バカーンたちは、小石でも砂利でも、
 石があれば、移動が可能だ。


 ファファ・フェースの眼が光ったので、耳にあてた。
 誰かの通信を傍受した合図である。


「やあ、こんばんわ。オイデオイデだよ。よろしくな」
「はじめまして。お世話かけます」


「いいってことよ。私も、石頭はダイ嫌いなんだ」
「おう、石で悪かったな。このヘナチョコススキめ」


「そういうお前さんは、バカーンはん。
 お久しぶり。相変わらず、口は達者じゃのう」
「口だけではないわい。身体もこの通りよ」


 足元の砂利が、ぴょんぴょん飛びはねていた。
「はじめまして。ありがとうございます。バカーンさん」


「おう。いーヤンも一緒だ。といっても、君には分かるまいが」
「どうも」


「後は、ガラッキーはんだけか」


 東の空から小さな光が、僕たちのそばに降りてきた。
 こぶしぐらいの大きさで、赤や青の5色の球だった。
 これが、ゴウン・ワーパーだろう。


「やあ、遅れたか。みなさん今晩わ」
「おうおう、いらっしゃい」


「まだ3分前です。ご苦労さまです」
「ワシが、ガラッキーじゃ。
 今は、こんなに小さくなっているが、
 ふだんは、5mぐらいの大きさなのだぞ」


 みんなが揃ったので、作戦成功は間違いないだろう。
 僕は、ボン先生の顔写真をみんなに見せた。
 まあ当直は一人なので、間違えることもないだろう。


 夜の学校は、薄気味が悪かった。
 これが僕一人なら、1分とはいられないところだ。
 校舎のガラスが、ときおりキラッと光っていた。
 職員室の灯が、ぽつりと点っている。


 あとは正門近くの門灯が一つだけ光っていた。
 虫の声が、じーっと耳に食い込んでいた。
 月は、雲に隠れてぼんやりと見えていた。
 近くの国道を走る、まばらな車の音が、
 やけに大きく校舎のガラスに響いてくる。


 北西の角に陣取る。
 「型の校舎の一角から、
 懐中電灯を手にした人が出てきた。
 ボン先生に違いあるまい。
 校庭の東の角にある、体育館も見回るはずである。
 僕たちは、体育館の方に移動した。


 ガラッキーが、ボン先生かどうか確認しにいった。
「彼に間違いない」
 いよいよ作戦開始である。


 オイデオイデが、
 ささーっと、あたりを霧が漂う、ススキの茂る野原に変えた。
 バカーンといーヤンが、崩れた墓石を、
 ぽつりぽつりと立ててゆく。
 ガラッキーは、びわ法師に化けている。
 ボン先生が、このスペースに入りこんできた。
 僕は、木の上に登って、様子を見ることにした。


 ジャ、ジャ、ジャラーン。

「しょっぎょうー むじょーの・・・」

 ガラッキーの化けたホー壱が、
 如何にも、無念そうに、声を絞っていた。


 ボン先生は、何事が起こったのだろうと驚いていた。
 顔が引きつっているようだった。


 ホー壱の顔は、真っ黒になるほど、
 ボン字で埋めつくされており、
 両耳は無く、
 その耳跡からは、血が滴り落ちていた。


 白い両の眼が、キラリと光っていた。
 僕も恐くなった。
 事情を何一つ知らない先生は、
 もっと恐くなっているに違いない。


 ゴウンが、
 これもボン字が埋める白黒い着物姿のホー壱を、
 ぼっと浮かび上がらせている。
 先生はそのホー壱を見て、腰を抜かしたようであった。


「お前は源氏の子孫と言うではないか」


 ホー壱が、びわを置いてボン先生にせまってゆく。
 白眼が、金色に変わった。


「そっ、それが、なっ何か・・・あん・・あんたは」


 声がうわずっている。
「耳を返せ」
「えっ、なっ、何のことで・・・」


「耳を返せ」
「なっ、何か、私が・・・」


 先生は、ちらちらと、ホー壱を見ては、
 視線を遠くに外している。


「お前は、源氏だろう。
 お前たちが、平家を滅ぼしたので、
 私の耳は、取られてしまった。
 無くなった耳を返せ」


 ぴゅっと、両手を前に突き出した。


「ひーっ。あなたは」
「ホー壱じゃ」


「もっ、もしかして・・・」
「そうじゃ、あのホー壱よ」


「あのー・・・ 筋ちがいでは・・・」
「何が」


「あなたの耳を直接削いだのは、平氏ではないのかと」
「黙れ。そういう所に追い込んだのは、お前たちではないのか」


「あのあれは、いろいろとありまして、もともと、えー。
 悪いのは、どちらかと言えば・・・」


「ごちゃごちゃ、言うな」
「私に、言われましても、えー、
 ご先祖さまの遠い親戚すじにしかなりませんので・・・」


「源氏の血を、引くのであろう」
「いえ、もういろんな血が交じっておりまして。
 もしかして、平家の血も、どこかで交じっているような、
 気もしないではないのですが・・・」


「侍には、違いないのか」
「そのですね、あの・・・
 これももしかすると、
 百姓の血も少しぐらいは・・・
 どうなんでしょうかねえ・・・」


「この後に及んで、もう遅いわ。お前の耳を、もらうぞっ」

「ひぇーっ。どうかお助けを。この通りでございます」


 ボン先生は、平伏してしまった。

「そうか。そこまでするのなら、
 今回だけは、見逃してやろう。
 二度と源氏がどうだの、侍がこうだのという事が、
 オレの耳に入ってきたら、承知しないぞ。
 わかったか!」
「は、はいっ」


 辺りは、元の校庭に戻っていた。
 ボン先生は、数分もそのままだった。


 声が聞こえなくなったものだから、
 少し頭を上げて、あたりを見回してから、
 すくっと立ち上がり、
 よろり走りで校舎の方に去っていった。
 大成功のようであった。


 僕は、胸がすかっとした。
 これでもう、
 士族がどうの言わないに違いないと、
 思うと痛快だった。


 みんなにお礼を言って別れ、サヤカの所に戻った。
 夜風のさわやかさに酔うようだった。


                   つづく







あ@英訳ドン作川柳集953 大しわや累計小じわでしわだらけ

2015-02-22 07:38:54 | ぶろぐ(迷瞑謎名英訳付き)


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   *  大しわや累計小じわでしわだらけ






  (ドン作川柳 → 無料 英訳 → 無料 和訳戻し)

    大しわや累計小じわでしわだらけ        ドン作(ちふ+)

            ↓
    Wrinkled a cumulative fine lines and wrinkles large  

            ↓           
    累積小じわ、大きなしわをしわ  
 


                               おわり


仮想はてな Oあゆか
仮想はてな ドン作




あ@つぶつぶ(日々)304 今日もまた日が過ぎてゆくえじゃない

2015-02-22 07:37:38 | ぶろぐ(迷瞑謎名英訳付き)


多層構造ぶろぐ→Multilayer structure blog

ピカ輪世代(世に団塊とも)の一断面を目指して。


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*  English translation 


  304 今日もまた日が過ぎてゆくえじゃない



        ↓
      (ほんやっ君のとある無料の英訳)

    It's not whereabouts day has passed today also
         ↓
      (ほんやっ君のとある無料の和訳戻し)

それは、居場所の日も、今日合格したではないだ






     この項おわり



つぶつぶ(22”22”)・・・・・


あ@おつとめ123  ドンサク夫  女子怒らせて  濃濃い茶

2015-02-22 07:36:05 | ぶろぐ(迷瞑謎名英訳付き)

お薦め世界語=ほじゃけんど=HOJYAKENDO←思わずにっこり、ほっこり
その意味は検索にて→もしかすれば出てくるかも・・・・・



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ドン作雑文集より

 

                               
   *  ドンサク夫  女子怒らせて  濃濃い茶



      Mデヤ子ちゃん、ゴメン。
      被害妄想ぎみでして・・・・・・・  


       どこに行くのも、
       マイ茶一番、
       まいちゃん麗番。




  


(ドン作川柳 → とある無料 英訳 → とある無料 和訳戻し)


     ドンサク夫  女子怒らせて  濃濃い茶    ドン作(ちふ+)

          ↓
     Concentrated strong tea offend Donsaku husband women 
  
          ↓
     集中された強い茶Donsaku夫の女性を怒らせる