絵じゃないかおじさん

言いたい放題、自由きまま、気楽など・・・
ピカ輪世代です。
(傘;傘;)←かさかさ、しわしわ、よれよれまーくです。

仮想はてな・ストーリィ  ぽたら送り 9/前12

2015-02-06 08:19:19 | 仮想はてな物語 
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絵じゃないかおじさんぐるーぷ





「白太坊はいい子だねえ。坊のような子は、
 観音さまに可愛がられ るよ。お膝にダッコもしてくれるかな。
 ぽたらのお国はな、年中暖ったかいんだよ。
 裸で、いつでも泳げるんだよ。

 それにバナナと言ってな、
 一口食べると、舌がとろけそうになる、
 おいしい果物だってあるんだよ。
 バナナは黄色くてな、坊やの腕ぐらいあって、
 手で皮をむいで食べるんだそうだよ。
 実は柔らかくて、がぶりとかじると、
 もうお江戸が見えるぐらいのおいしさだそうだよ。
 そのバナナが、木にいっぱいぶらさがっていて、
 いくらでも食べていいそうだよ」
「おしょさん、オイラそんな所へ連れてってくれるの」


 言葉が、少しだけ不自由なようです。
 眉は愛敬のある八の字で、眼球はかなり寄っていて、
 赤い唇が印象的でありました。


「そうだよ。坊やは素直なよい子だから、
 観音さまがお出って呼んで下さるんじゃよ」
「わーっ、やったぁ」



 乳のみ児を抱えた白太の母親は、ほつれ毛で隈を落とした
 目に涙を浮かべております。
 ぽたら送りをしても、皆がみんな、死んでしまうというわけでは
 ありません。現に、生きて帰って来ている人もいるということも
 聞かされております。


 観音さまのご慈悲で、白太の頭も人並みに働き出すようになる
 かも知れません。このまま、大きくなっても、他人にいいように
 振り回されて、人間らしい生活など出来るかどうかも、
 わかりません。
 きっと嫁になるような女の子もいないでしょう。
 悪の手先となって人の言うままになり、
 お上のご厄介にならないとも限りません。

 兄弟の足も、引っ張ることでしょう。
 人間として生まれきたのに、家畜のような生活を
 送らせるのには、忍びなかったこともありましょう。
 それに、小作料を6割近くも取られる家計では、
 5人もの子供を養っていくのが、土台無理なのでございます。




 白太にもう少し知恵があり、身体も頑丈でありましたなら、
 町に出して丁稚にでもという手立てもあったのでしょうが、
この子を受け入れてくれるような、おおらかな世では
 ありませんでした。
 白太坊のぽたら送りには、そんな事情もあったようです。
 12才にもなって、満足に弟や妹の子守一つ出来ない
 ものですから、両親も思い余ってのことと思います。



 次は、おカネ婆さんの番でございます。
 1年ほど前に、床についたきり、最近では「死にたい」を
 口癖にしているようです。
 身体が思うようにならないものですから、気むずかしくなって
 いて、とても扱いにくいようです。
 ほっそりとした身体に、落ち窪んだ目が力なくついている
 ような感じでございます。




 下の世話は、嫁の手を借りねばなりません。
 実の娘も、近在に二人ばかり嫁いでいるのでございますが、
 昼間、見舞いに来てはそそくさと帰るようでございます。

 実の親が寝込んでいましても、泊まって下の世話をしようなど
 とは、夢にも思っていないのでしょう。
 自分は家を出た人間なのだから、家の中のことは、
 家の中で始末すればいいと、己の都合のいいように
 割り切っているのでしょうか。


 見舞いの最中に、母親が便意をもよおしてきても、
 嫁を呼びつけるような始末です。
 おカネ婆さんの亭主は、3年ほど前に老衰で亡くなりました。
 それからのおカネ婆さんは、魂の抜けたような生活をして
 おりました。
 病魔は、そんな状態のおカネ婆さんを狙い打ちにした
 のでしょうね。


                                 つづく



仮想はてな 放龍テンプル・ストーリィ  4/前4

2015-02-06 08:17:48 | 仮想はてな物語 
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絵じゃないかおじさんぐるーぷ


 * いよいよ謎解き


南大門の前に鯛石があるというので、探したのですが、見当たりませんでした。自転車に乗った老人がやって来ましたので、聞いてみたのですが、そんなものは知らないという返事でした。白オニに聞きにゆきますと、
「門の石段の真下にあったろうが」と、軽蔑の眼を送ってきました。


すでに回廊の所まで来ていましたので、帰りに見ることにしました。5重塔の宝輪の下方には、東西南北の方向に外向けにセットされた4本の鎌が不気味に黒光りしています。回廊の下の土には、雨だれがかなり大きな溝を作っていました。蜘蛛も、あちこちに立派に巣をかけておりました。3ヵ所にあるはずの伏蔵は、1ヵ所しか見られませんでした。


残り2つは、経蔵の中と金堂のあたりらしいということでした。浴室と書かれた門の前に、伏蔵跡の一つがあります。しめ注縄がはりめぐらされ、



 この寺の栄えを見れば埋め置く蔵開くべき世は遥かなり
                         M


 と、立て札にありました。これもMのクイズに違いないでしょう。



この歌をメモに書きつけておきました。立て札に近寄って、よく見ると、Mのサインの下に定国・・という文字があったので、擦ると、Mのサインは消えてしまいました。白墨で書いていたのでしょう。回廊の中に入って、5重塔を、ゆっくりと見ました。ヒントになるようなものは見当たりません。寺の縁起によりますと、金堂のご本尊は、金銅薬師像のようであります。


縁起とは、こんな所に使っては、仏教を矮小化する恐れがあるので、使ってはいけないという意見もあります。縁起とは、因縁生起の略で、あらゆる存在が互いに関係しあって生起することだそうです。仏教の教えの基本となる思想でもあるといことです。寺の縁起という時には、寺の由来と解するようであります。


薬師像の光背によれば、推古15年(607年)用明天皇の為に作られたと言います。ああ、ここは、ダースのヤクシーはんの寺だったのかと、ひとり納得しました。用明天皇死後、20年は経っています。死後20年も経つのに、病気平癒オーソリティのヤクシーはんに、お声がかかるなんて、凡人の頭では理解しかねます。


直木孝次郎さんは、「古代国家の成立」(中央公論社)の中で、金堂のご本尊は釈迦像だとも言っています。寺が出している本にも、
「本尊薬師が寺に安置された・・・金堂本尊の釈迦三尊・・・」と併記して、平気でいるようであります。


ご本尊は金銅薬師像なのだろうか? 釈迦像なのだろうか?



晩年を法隆寺で隠棲したというかつての天誅組の残党・北畠治房さんは、これを巧みに説明しています。彼によれば、若草伽藍は、推古31年に(623年)に作られた釈迦三尊像をご本尊とする寺で、天智朝に焼失し、いまのお寺は、推古15年(607年)に造られた薬師像をご本尊とする寺で、罹災していないという説を明治33年に出しているそうであります。


私には、よく分かりませんが、本尊の扱い方からしますと、納得できる面が多いのです。ただこの説にしても、金堂の正面に本来お客さんであるべき焼け出され釈迦三尊がいて、東の方に本尊の薬師像が置かれているのが腑に落ちません。ヤクシーはんは、僧侶がもっとも恐れている庇を貸して母屋を乗っ取られるような羽目に陥ったのでしょうか。ご本尊という名誉職に棚上げされ、実権はブツブツはんに取られた感がしないでもないのです。二人の関係が、もう一つすっきりしないのであります。


 ダースのヤクシーはんグループとは、センティの紹介で知り合いました。そう深い付き合いはありません。多分、そのあたりの事情を聞きましても、お寺の中は、治外法権・内政不干渉の建前を重要視するかれらのこと、教えてはくれますまい。もし、聞いたとしても、勝手に想像して頂戴と軽くいなされることであろうかと思われます。


そう言えば、ヤクシーはんのことは、センティは何も言わなかったけれど、何かあるのは間違いないだろうと思います。彼らは、12の誓願を立てて東の方向にある浄瑠璃スペースを開拓した、ご仁のグループであります。ショートク太子が、なむぶつと東に向かって、2才の時、手を合わせた相手でもあるようです。


「西国四十九薬師巡礼」によりますと、ヤクシーはんを、
東方浄瑠璃世界を司る薬師如来は、選んで我々を現世に送り出し、現世における幸せ、即ち、心の悩みや苦しみ、心の病を取り除き、病気やけがから身を守り、健康を与え、更に理想を目ざして修業をつかみ、来世即ち極楽浄土へ送り届ける遣走仏である。


というような捉え方をしているようであります。私は、彼を単なる「極楽浄土へ送り届ける遣走仏」とは思わないのです。これでは、人運びの宅配業者にすぎないではないですか。


かのご仁は日光、月光菩薩を脇侍として抱える偉大な仏はんであるのです。言うまでもなく、日光は太陽の光、月光は月の光を顕しているのです。それらを従えて、小間使いのように使う薬師はんの存在に、太陽・月を最大・最強の神として崇める古代この国の人の頭が、混乱しないわけはないのであります。


仏教伝来と共に、そういう考えも入って来ているはずです。古代の中国や韓国の熱心な仏教信者が、この国の太陽の地位を蹴落とすような論争を挑んだとしても、おかしくはないのであります。その上、金比羅さまを含めた12神将も部下としているような仏さんでもあるのです。



ショートク太子の弟二人は、ヤクシーの熱烈なファンでもありました。このことは、西国四十九薬師の第7番「久米」のお寺、第26番「長安寺」の開山由来が物語っております。坊主は嘘はつかん。つけば、坊主は、地獄送りにされること確実だからです。ただ方便は許されているようですから、嘘が方便として使われることも多いので注意する必要はあるとは思いますが。それに思い違い、伝え誤りがないというわけでもありますまい。


しかし、人を誑かすような学問上の嘘はつくまいと思います。多くの専門家が、太子の時代に薬師信仰は渡来してなかったと言っておりますが、私は、太子の時代から薬師信仰はあったと信じています。信じて騙され、それを伝えたとしても、エンマはんからはお咎めを受けることはあるまいと思います。私は、ヤクシーはんの地位は、もっと見直されてよいと思っています。ただ「病気やけがから身を守り、健康を与え」るというようなことは、彼には、少し重荷になりすぎるとは、思うのでありますが・・・


それにしましても、太子はんは今、東のヤクシーはんの開拓した浄瑠璃スペースに居るのか、それとも、西の方向にある極楽スペース、48の誓いを勝ち取ったシワ取りアミンダはんの所なのか、あるいは、観音はんの生まれ変わりとしての観音はんのぽたらかスペースに行ったのか、一体どこに落ち着いているのでありましょう。


何処にゆこうかと、きっと迷ったに違いあるまいと思います。夢どのは、ぽたらかスペースのイメージに、そっくりのようですから、あそこに行っているのかもしれません。



そもそも聖霊会と称するようなショートク太子の霊を鎮める催しは、太子を矮小化する行為ではないのでしょうか。ショートク太子は、観音はんの生まれ変わりではなかったのでしょうか。観音はんなら、人間社会のトラブルごとなど、大して気にとめはしないはずであります。



例え、子孫に何が起ころうとも、因果の法則で論理的な状況把握がなされているはずであります。それを鎮められる御霊などと捉えたのでは、太子はんに失礼だと思うのです。今は、菩薩か、仏になって、非ループ界(解脱した世界)のエライさんになっているはずです。それを、鎮める対象であるなどという煩悩丸出しの下級な魂に扱われたのでは、太子はんも、どこかのスペースで苦笑しているに違いありません。



鎮めることが必要とされるのは、6道ループ界(輪廻)をさまよえる低級な魂なのです。もしかすると、クゼーの微笑は、その苦笑を表現しているのかもしれませんね。


太子の憲法17条の17という数字は、維摩経の17清浄仏国土から来ているようであります。17清浄仏国土とは、衆生済度の菩薩の行として、84,000の仏国土の中から代表的な仏国土を17個選んだものだと言われています。

                               つづく



あ@英訳ドン作川柳集937 大しわに小じわ靄ってしわだらけ

2015-02-06 08:14:45 | ぶろぐ(迷瞑謎名英訳付き)


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   *  大しわに小じわ靄ってしわだらけ






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    大しわに小じわ靄ってしわだらけ        ドン作(ちふ+)

            ↓
    I wrinkled wrinkles haze in large wrinkles  

            ↓           
    私はしわが多く、しわにヘイズシワ加工  
 


                               おわり


仮想はてな Oあゆか
仮想はてな ドン作

靄(もや)って



あ@つぶつぶ(日々)288 今日もまた日が過ぎてゆく休みいつ

2015-02-06 08:13:16 | ぶろぐ(迷瞑謎名英訳付き)


多層構造ぶろぐ→Multilayer structure blog

ピカ輪世代(世に団塊とも)の一断面を目指して。


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*  English translation 


  288 今日もまた日が過ぎてゆく休みいつ



        ↓
      (ほんやっ君のとある無料の英訳)

    Rest when the day Yuku past also today
         ↓
      (ほんやっ君のとある無料の和訳戻し)

その日ゆく過去も今日休む







     この項おわり



つぶつぶ(22”22”)・・・・・

あ@おつとめ108  ドンサク夫 パッと降格 哀れみ眼

2015-02-06 08:11:50 | ぶろぐ(迷瞑謎名英訳付き)


お薦め世界語=ほじゃけんど=HOJYAKENDO←思わずにっこり、ほっこり
その意味は検索にて→もしかすれば出てくるかも・・・・・



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ドン作雑文集より

 

                               
   *  ドンサク夫 パッと降格 哀れみ眼


  


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     ドンサク夫 パッと降格 哀れみ眼    ドン作(ちふ+)

          ↓
    Demotion compassion eye and Donsaku husband suddenly 
  
          ↓
    突然降格同情の目とDonsaku夫