plainriver music: yuichi hirakawa, drummer in new york city

ニューヨークで暮らすドラマー、Yuichi Hirakawaのブログ

ライブの掛け持ち

2006年05月05日 | 音楽
昨日は2カ所でギグがあった。掛け持ちってことで慌ただしいが、そこはフリーランスの身。頂いたギグはスケジュール上可能な限り引き受けることにしている。

一つ目はジャズ・ヴォーカリスト、クリーヴ・ダグラスさんのステージ。場所はマンハッタンのアッパーウエストサイドにあるシュガー・バーというお店。二つ目のギグは、グリニッチビレッジのアーサーズ・タバーン。シュガー・バーでは8時から1セットだけということだった。終了後油を売らずにとっとと楽器を片付ければ、10時から始まる次のギグには余裕で間に合う。

シュガー・バーでのギグは、ステージ自体とても楽しくお客さんの反応も良かった。なんでもクリーブさんとギターのトニーさんは前々日シカゴで行われた第32回デューク・エリントン記念コンサートに出演したばかりだったそうで、この日のステージでもエリントンの曲を数曲演奏した。そのうち一曲はエリントンの息子、マーサー・エリントンからクリーブさんに贈呈された"I didn't know about you"。ギターのトニーさんがアレンジした。このバンドならではの貴重な体験でした。

万が一このステージが長引いた場合、途中で退場させて頂くことは了承済みだった。実際、30分遅れて始まったので、ステージ途中でシンバルとスネアドラムを片付けて退場することになってしまった。この日初めてご一緒したパーカッションのヤマザキ・ケンさんをはじめバンドメンバーには負担をかけてしまいました。すみません。

シュガー・バーを途中退場し、アッパーウェストサイドから地下鉄に乗ってグリニッチビレッジに30分弱で到着。いつも一緒にやっているブルースバンドだけれど、この日はいつもより音量が大きかった。シュガー・バーでの音量が目盛りで3、アーサーズでいきなり8、という感じ。でもドラマーとしてはジャズのビートとブルースのシャッフルビートは相通じるところが多いので、あまり違和感は無い。ていうか違和感がありすぎたら僕はとっくに廃業してます。

デューク・エリントンの曲を演奏したこの日、アッパーウエストからグリニッチビレッジへ移動するために乗った地下鉄は2トレインでした。Aトレインだったら良かったんですが・・・。