カタカナで書くと何だか少し妙なこのタイトルは、ピアニストのキース・ジャレットとサックス奏者ヤン・ガルバレクが1974年にECMレコードから発表したアルバム名"Belonging"。このレコードレーベルは創立以後一貫した独特のジャズアルバムを発表してきた。まぁ相当大雑把に言うと、アメリカの主流ジャズとは違って、現代クラシック等のヨーロッパ的要素を含む作品が多い。
テナーサックス、アコースティックピアノ、アコースティックベース、ジャズドラムという編成によるこのアルバムの演奏は、ECMのサウンドとしても少し印象が違う。ビバップジャズでも、スウィングジャズでも、ディキシーランドでもない。確かにヤン・ガルバレクのサックスソロでモロにオーネット・コールマンのフレーズが聴こえる曲があるけど、このビロンギングのカルテットはオーネット・コールマンやサン・ラのような前衛ジャズでもない。
そうかと言って1974年には確立されていたフュージョンと呼ぶには、音色がアコースティックすぎる。ジャズロックの後に流行ったフュージョン(クロスオーバーと呼ぶ人もいた)のサウンドには、それまでのジャズにはあり得なかった様々なエレクトリックピアノやロック系のエレキギターなどが当然のように含まれていた。
アメリカ人のジャレット以外皆北欧人のこのカルテットの演奏には独特な明るさがある。能天気にすぐ踊りたくなるようなカルテットではないけれど、聴いていて楽しい。
全6曲中ジャズ・ビート=スウィングでテーマが奏でられることは無い。アドリブ部分はコード一発か、7thコードでなくトライアドコードで構成されたものだけ。そういうところはかなり「ポップ」に聴こえる。テーマには和音の動きがあるのに、ソロになるとコード一発でアップテンポのスウィングになる曲が一曲だけある。
ドラムのジョン・クリステンセンが叩くドラム、個人的に大好きです。ドラムの音色はもろにジャズ。どんなスタイルのジャズにも似合う。しかしこのアルバムで彼は前出のアップテンポスウィングのアドリブ部分以外、ジャズビートは叩いていない。どの曲でも「~っぽい」ビートを叩いている。ファンクっぽかったりカントリーっぽかったり。特定のカテゴリーに入れにくいけれどグルーヴしている。
テナーサックス、アコースティックピアノ、アコースティックベース、ジャズドラムという編成によるこのアルバムの演奏は、ECMのサウンドとしても少し印象が違う。ビバップジャズでも、スウィングジャズでも、ディキシーランドでもない。確かにヤン・ガルバレクのサックスソロでモロにオーネット・コールマンのフレーズが聴こえる曲があるけど、このビロンギングのカルテットはオーネット・コールマンやサン・ラのような前衛ジャズでもない。
そうかと言って1974年には確立されていたフュージョンと呼ぶには、音色がアコースティックすぎる。ジャズロックの後に流行ったフュージョン(クロスオーバーと呼ぶ人もいた)のサウンドには、それまでのジャズにはあり得なかった様々なエレクトリックピアノやロック系のエレキギターなどが当然のように含まれていた。
アメリカ人のジャレット以外皆北欧人のこのカルテットの演奏には独特な明るさがある。能天気にすぐ踊りたくなるようなカルテットではないけれど、聴いていて楽しい。
全6曲中ジャズ・ビート=スウィングでテーマが奏でられることは無い。アドリブ部分はコード一発か、7thコードでなくトライアドコードで構成されたものだけ。そういうところはかなり「ポップ」に聴こえる。テーマには和音の動きがあるのに、ソロになるとコード一発でアップテンポのスウィングになる曲が一曲だけある。
ドラムのジョン・クリステンセンが叩くドラム、個人的に大好きです。ドラムの音色はもろにジャズ。どんなスタイルのジャズにも似合う。しかしこのアルバムで彼は前出のアップテンポスウィングのアドリブ部分以外、ジャズビートは叩いていない。どの曲でも「~っぽい」ビートを叩いている。ファンクっぽかったりカントリーっぽかったり。特定のカテゴリーに入れにくいけれどグルーヴしている。