杵築市のひいなめぐりの後は、
別府温泉に泊まりました。
夕食は蟹食べ放題だったので、
ひたすら黙々といただきました。
温泉で日頃の疲れを癒し、
翌朝は朝日を見ながらの朝食でした。

さて2日目はまず臼杵市へ。
若い頃からずっと…
仏頭だけの石仏(大日如来像)を
見てみたいと思っていました。
国宝 臼杵石仏
臼杵石仏は、凝灰岩の岩壁に刻まれた磨崖仏群です。平安時代後期から鎌倉時代にかけて彫られたといわれていますが、誰がどのような目的で造営したのか、はっきり分かっておらず、今もなお多くの謎に包まれています。
昭和55年から14年間に及ぶ保存修復工事が行われ、その際に永年頭部のみの姿で親しまれた古園石仏中尊の大日如来像も胴と一体となりました。
平成7年6月、磨崖仏では全国初、彫刻においても九州で初めて国宝に指定されました。


【ホキ石仏第二群】
九品の弥陀像
比較的小さな9体の阿弥陀如来像が刻まれている。平安末期頃の作と言われている。

不動明王


あみだ如来坐像



如来三尊像


【ホキ石仏第一群】

阿弥陀如来坐像

地蔵十王像

地蔵十王像
中尊に地蔵菩薩をすえ、冥府にあって亡者の罪を裁き救済する十王像を左右に5体ずつ配している。

錫杖を持たず、右足を座しひだりあを立てている地蔵菩薩は、古い様式で珍しく、光背の彩色唐草紋も残っている。
鎌倉期の作。


大日如来坐像


如来三尊像



愛染明王坐像




愛染明王坐像

修復中でした。
【山王山石仏】
3体の石仏で、中尊には大きな如来坐像を据え、その左右には脇尊としての如来坐像を配す珍しい形式をとっている。

邪気のない童顔が心を和ませてくれる。

「隠れ地蔵」とも呼ばれ、故安井曽太郎画伯が絶賛した像である。

平安後期の作

【古園石仏】


↑右側が、金剛力士立像
大日如来像
私が会いたかった石仏です。

中尊の大日如来像は、切れ長の目に引き締まった口元が極めて端正で気品あふれる表情を作り、各方面から限りない絶賛を受けている。平安後期頃の作。

中尊の大日如来像は、切れ長の目に引き締まった口元が極めて端正で気品あふれる表情を作り、各方面から限りない絶賛を受けている。平安後期頃の作。


大日如来像は、以前、落ちた仏頭が仏体下の台座の上に安置され、長く人々に愛され続け、世界的にも有名だったが、保存のための修復に合わせて仏頭も昔日の見事な姿に復位された。
↓復位される前の様子。

私もこのお姿の大日如来像を想像していたので、本来のお姿になられてるのを見て、驚きました。
仏頭を戻す作業は大変だったそうですが、良かったですね。


最後に案内所に寄ってみたら、
書き置きの御朱印がありました。
せっかくなので、いただいて来ました。



ちょうどこの日は
バレンタインデーの日でした。
念願の臼杵の石仏(大日如来像)に
お会いすることができ大満足でした。