見えずとも川柳ならば作れるね

視覚障害者である父を介護して、
もうすぐ丸六年になります。

私も一日中一緒にいるわけではないし、

優しく話し相手になってくれるヘルパーさんも
契約の時間しかいないので、

父が一人でも楽しめる趣味があればと
今まで模索し続けてきました。

でも、何をするにしても、
目が見えないことで、行き詰まっていました。

そんな折、

認知症予防に
昨日の出来事や食事の内容など、
思いついたことを何でもいいから
川柳にしたらといい。

と聞き、これなら視覚障害者の父にもできる
と思いました。

以前俳句までは考えたのですが、
季語の勉強ができないなと諦めたのでした。

早速、次の日、新しいノートを買って
父のもとへ。

私も考えるから一緒に作ろうよ

と誘い、一日一句を目標にして頑張っています。

そして時々、ラジオや新聞に投稿したりして
楽しみを増やしています。


「見えずとも川柳ならば作れるね」