かめさんの輪(かめりん)♪

カメ好きです。活動している方をお手伝いしたり、学んだ情報を共有しています。どのカメさんもしあわせにと願っています。

<ありがとうございました。>安威川フェスティバル2016・大阪府茨木市レポート。

2016-10-18 03:19:03 | 野外(川・池)のカメ調査レポート
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↑2016.夏 ミドリガメ・きーちゃんの作品。ぶりくらへGO~♪(腹甲の脱皮)

秋は、各地でいろんなイベントがありますね。お祭り、発表会、コンサート。。
こないだ山歩きされる、というお話をきいて、私もちょこっとハイキングくらいは行こう、と
思いました。

今回は、私ははじめて参加させていただいた「安威川フェスティバル2016」レポートです。(すみません、以下カメさんブースのみのレポートです
お野菜販売、ごはんやスイーツ販売、高校生のブース、どのう作りやバッジ作り体験
そのほかいろんな(一日会場にいる子も)廃材を利用した演奏など、たいくつしない催しものも
たくさん。

なんとか道を尋ねつつ、現地に到着。山間にある会場で、当日は駅からの無料送迎バスも。

この日は、「和亀保護の会」のカメの生態展示ブースのお手伝い。
会の方が、どうしても(委託調査)当日はりまのため池の池干しに参加しないと
いけないので、私がなんちゃって会員(?)←どさくさ で前半はひとりで参加。
と言っても、前夜にお借りしたカメさんを、会場で用意してくださっていた容器に入れたり
展示物もすっかりできあがっているものを貼ったりと楽な、(いっそカメ好きにとっては楽しい)作業です。

こんなかんじで。かめさんは3種、左から机上には「イシガメ」「クサガメ」「アカミミガメ」の男女の成体を展示。
机には、環境省さんが作成されてるポスターを活用。足元のたらいにはクサガメ、ミドリガメ(アカミミ)のふれあい用たらい。


テント右側には先日、助成金で作っていただいたという布製の「アカミミガメ」についての野外活動の
説明ポスターを。
(環境省さんの印刷関連は、お借りしてぶりくら2016の会場に展示予定です^^。)
防除と活動の説明はどこかにうまく貼れるようにしたいです。。








(※以下、アカミミさん防除関連の記事、表現がふくまれます、ので、無理な方はここでストップか読み飛ばしでおねがいします)






右の画像の展示物の内容は、(兵庫県加古川市)

地元の方がアカミミさんを防除する工夫をしているため池のわな作りや、れいとうこに入れたあとの
アカミミガメさんを堆肥にしているようす、ため池でとれたかめさんの甲羅をひらいてさばいて
からあげにするようす、の画像などの展示です。
ただ「防除する」ということではなく、命を粗末に扱わず有効利用できないか、という取り組みです。
これはうまく活動をまとめている展示物なので、2~3人は大人の方が目にとめて質問をしてくださると
いいかな、と思い。
10人くらいは声をかけてくださいました。子供はふつうに聞いてる子がほとんど(内心はさておき)
「こわい」と言った子がひとり。
はりまでは、「ため池文化」が昔からあるので(別記事にあります)「命をいただく」ことや
こうした活動にも積極的、かつ複数、工夫を重ねて参加されているところは本当にすばらしい、と
感じます。
野外での活動イベントの際には「こいつらがふえて・・」とアカミミさんは「こいつら」扱いの声がちらほら。。
(私はもちろんどの色のかめさんもだいすき。そしてどうやら自覚はなかったのですが
クサガメ、アカミミガメ、イシガメが大好きなようです)あえてまたおなじことを書きますが
かめさんはぜ~んぜん悪くないですし、ね。
かめ好きとしては、いとしさと痛みがかならず日々同居しますが、どんなことにおいても
表裏は一体、楽しいことのうらには影があったりする(経済至上主義社会においてはとくに)
よね、と感じつつ。。
せめてしっかりと愛でて、どのかめさんにも「だいすきだよ」と伝えて扱いたい、と思っています。
今季やっと一回目の池干しに参加できそうなので、またレポートさせていただこうと
思います。


                


で、10時スタートのはずが、9時にはもうぞろぞろ。。お客さんが。なので、ここから自分たちの
ブース画像しか撮る余裕がなく。
ぞろぞろぞろぞろ。。次々とやってくる、「ちいさいおともだち」がかめたちをどんどんさわりに
きてくれるので、アクシデントが起こらないようはらはら。。しつつ、パネル画像や実物での
幼体、成体展示を見てもらい

「安威川にいるかめさんのしゅるいのみわけかたとなまえ」

「おすめす、ちびのころはわからないよ」

「おおきくなると、クサガメさんとアカミミガメさんのおとこのこは、お顔のもようがなくなるよ」

「いしがめさんは、おおきくなっても色のくべつでは、男の子と女の子にはちがいはないよ、どう
やってみわけるのかな?」
(おしっぽの太さを説明。ときどき総排泄口の話も親ごさんにむけて)



※しっぽの太いほうが男子。生殖器が中に入ってるから。(ついでに)女の子は、にわとりや
とりさんといっしょで、総排泄甲口(おしりの穴)からたまごを産みます。とか
交尾していなくても「無性卵」をうみますよ、とか。

あんまりにも小さい子がほとんどで、触りたいのがとにかく一番といったかんじだったので、
そんなに質問はなかったのですが、ときどき私がこたえられる程度のいい質問があって
面白かったです。
「かめさんは、いつ寝るの?」といういい質問には、ちょうどいいパネルが。

また追記、画像を足しますね。(パネルを検索したのですが、出てこず~)


アカミミガメさんを川に「かえなくなっちゃった」って捨てるとね、なつとかにたまごをうむんだけど

いっぴきで50個くらいたまごをうむんだよ

そして、その次のとしも50個うんで、またうんで。。


こんなかめさんが、わぁ~~っ!とふえちゃうんだよ。

みししっぴあかみみがめさんは、わにのいるようなかわで生活しているから、逃げないといけないし
とても泳ぐのが上手。
でも、日本のかめさんは、どんくさいので、この子たちがふえるとごはんをたべれずに
どんどんへっていっちゃうんだよ。
だから、この川では見つけたら「ごめんさない」って、(ジェスチャーで、とりのぞくしぐさ)


大人の方には、右のとなりの展示をさし示して。。

「ここの3種類は、女の子のほうが男の子よりもそだつとおおきくなって、おなかにいっぱい
たまごをかかえるんだよ」

(人間のようにおなかがふくらまないからね)



「アカミミガメさんの男の子は、爪がながくなって、女の子に『けっこんしてくださ~い』って
長い爪をぴろぴろ~(ジェスチャー)ってするよ」
「池や川で、春なんかにぴろぴろ~ってやってたら、男の子だよ」

(ときどき威嚇も。女子の場合は威嚇ですよね?ぴろぴろにも、いろいろあるのかしら・・・^^;?)


↓ちょっと脱線しますが。。
。。私はこのあたりはすべて、同じ年に飼育をスタートしているちょっぴり先輩なアカミミガメやクサガメ飼育者さんの
達筆な楽しいブログ記事と交流でほとんどお勉強させていただき、今に至ります
飼育法は、本が基本、アレンジはブログの方の記事と交流なしではこれませんでした。
そして、飼育本は数冊購入し、「みずかえは夏は毎日、ふつうは2~3日に一度」と
書いてあったので、最初は「無理」と思いました。
毎日のように本とブログを読むようになり、「仕事が落ち着いたら飼おう」とだんだん
決心を固めてゆき、そして飼育用品を少しづつそろえて本を購入して3ヶ月後、
さいごにかめさんをえらびに行ってお迎えしました。
自分の年から考えて、かめさんの寿命も逆算、ぎりぎり飼育できるかな~と。
※当時飼育本には「30年生きる」と書いてありました。しかしどうも個体差、環境差はありますが
5~60年は生きるよね、という見解に至っています。実際60歳の子がいる、と
少ないですが2頭は確認しています。。
(なので、100歳まで元気にみずかえをがんばります・・・!!)
かめともさん、5~60年のおつきあいを今後ともよろしくお願いいたしますっ

そして現在、立派におたまごを産む、おおきな8さいのクサガメ女子に成長してくれました^^。
しかし、失敗も多々。。そして、やってはいけない「迷子」にまでさせてしまい、
お世話になっている方々にも、見ず知らずな方々にも本当にお世話になり、見つかって
今に至ります。。皆様、本当にありがとうございます
かめさんいっぴき育てるのにも、いろんな方のお世話に囲まれ、そしておうちの
環境も、そのたったいっぴきのためにお引っ越しの物件の条件を「かめ中心」に
されている「かめばか」さんの、なんと多いことか。。ですね。
日々かめさん自身を観察し、かめさんからも教えてもらいながら
たくさんの大先輩やかめばかさん(ほめています)がいて、飼育やこの活動、ブログ
そして私の毎日の生活は成り立っているのです


              

また脱線しましたが。。

えんえん15時までしゃべってました。(イベントは、のどあめ必須ですね。。←昔ながらのやつ)
何度もやってくる子、10~15分離れず触っている子もたくさんいました。かめさん大人気。
「そおっと(扱って、さわって)ね。」といいつつ。
お子さんはかめの爪が痛いらしく、もちあげて「いてっ!」と言って落っことすので。
もったら痛くてびっくりしちゃうんでしょうね。手のひらにのせてあげても「いたいっ」と
言っていましたので、そうなんだ。。と思いました。

「なんでつめが生えてるの?」には、会長が

「(川のパネルをみせて)こういうところをのぼるのに、爪がないとのぼれないやろ?」と。
さすが。。と感心しつつ、私も次の子には「もし、爪がなかったら、こういうところに
のぼるとき、どう?」となげかけてみたりしていっしょに楽しみました。

かめさんは本来、触られる=(イコール)捕食者に捕えられる、という危機感があるので
触られるのは喜ばない、ですが、(飼育下では「馴れるのではなく、慣れる」ようですが)
個人的には、あの「ジャポニカ学習帳」事件のように、常日頃から昆虫などに慣れ
親しんできていない人が大人になると、自分の常識が狭まり排他的になり、「気持ち悪い」

さまざまな「自分以外のもの」を排除してかかる、という怖い世の中になっていくと思うので
まずは「ふれて」から、関心をもっていく、「となりの住民(かめさん)」に親しみを
覚えてもらう、というワンステップめ、というのがこのブースの目的だろう、という
ことで、なんとか楽しんでいただけたかな?楽しかったね、になってるといいなと思いつつ。
あわよくば「かわいいね」の先も今後期待しつつ。




そしてお片づけ。水を抜きます。後半は会の方と合流して、片づけの時にやっとお互い話ができました。
イベントのときは、ほんとうにおしゃべりの余裕なしです^^;。

あとは3人ほど男性が「クサガメは、日本のかめじゃないんですか」とか。

まだ研究途上のようですが、どうも(人がひいた「江戸時代」が外来種かどうかのボーダーライン)
クサガメは江戸以降に持ちこまれた種、ということでグレーゾーン、ということ、
クサガメとイシガメがたくさんいる場所ではあまり問題はないようですが
少なくなると、「種をのこさなくちゃ・・・!!」とクサガメとイシガメは
交雑してしまうこと、アカミミガメはこの2種とは「人とチンパンジー」くらい
遺伝子がちがうので交雑しないこと、アカミミガメと比較するとクサガメは
イシガメにとっては侵略的ではないのでゆるやかな共存をしてきたこと、などを
お話しました。

(またほかにも思いだしたら書くかもです)


(実は)京田辺の活動されてる方からお借りした、という池のクサガメちゃんたち。
並べていると、ずっと触っているような子にはおとなしいからかクサガメのほうが人気でした。


アカミミガメの子供。逃げ惑っていました。本当におつかれさま。ありがとう。



そうっとね、やさしくね。ありがとう^^。


実は遺棄イシガメ(大正川に業者が遺棄した個体)の女子。右の後肢がありません。
とても元気になっていました。よかったね。ほんとうに。



心配していた天候にも恵まれ、いい一日でした。↑テントもありがたかったです。いたれりつくせり。
来場者は1050人(前年1300人)、近くに新しい団地や家がどんどんできているそうで
小さいお子さんと若いご夫婦が本当にたくさん来てくださっていました。

最後になりますが、地元のボランティアスタッフさん、主催者さま、関係者さま参加者さま
本当に親切にしていただき、お手伝いもしていただきありがとうございます。
和亀保護の会の方、すべての方に、このような素敵で楽しい企画に参加させていただけましたことを
深く感謝いたします。
また来年もあれば、参加させていただきたいです^^。ご協力、本当にありがとうございます。


~おまけ~

ちょうど撮影時にひっくりかえった「なるとくん。」徳島出身クサガメ黒化(こっか)男子。
(かめ界では有名な)矢部先生が、産卵の研究か何かの際に、うっかり孵化してしまったので会長さんが引き取って
今に至るそう。
なるとくんも、おつかれさま~^^。(プニのおおきさは、飼い主の、、愛?)


会のメンバー、別ブースで大活躍の地元や大阪拠点に活動をされていらっしゃる川でもおなじみの方々と。

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次回は池干しレポート、かな。。?
。。。の、前に、ぶりくら準備もがんばります・・・!!


2 コメント

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お疲れさまでした。 (クロカメ)
2016-10-18 14:03:36
 良いイベントですね。外来種の基準って確かに難しいですね。僕自身は、この基準にとらわれる事無く、今は、カメという生き物をもっと知ってもらう、ここから始めないといけないと思っています。その点では、カメにとっては、かなりのストレスになりますが、まずは、見てもらうというところから始めることが大切だと思います。僕も、微力ではありますが、頑張ります。
 追伸、西堀先生、以前にお会いした時と、お変わりなくて、安心しました。
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ありがとうございます^^。 (ぽちこ)
2016-10-19 15:39:58
>クロカメさま~
こうして大好きなカメの活動にたずさわったり、知識を得る機会などに恵まれ、本当にありがたいです。
かめともさんに教えていただき、会の方の活動で教えていただき、参加者さんの質問でまたあらためて考える機会を得て、私も少しずつでも何かできれば、と思います。
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