重松清の短編「まゆみのマーチ」をさっき浴槽で読み終えた。
まゆみは今で言うと何かしら症候群という名前をつけられるような女の子だったのだろう
いつもいつも歌っていた。
それは入学式の日だろうが普通の授業の時だろうが
兄の幸司は児童会会長という立場で妹の行状に立ち向かうことになる
初めは学校側の気持ちだったのだが、自分も世話になった先生が妹にマスクを強要し、帰ってくると口の周りを腫らすことになるその姿を見ると段々と親の気持ちに近くなってゆくことになる。
母は娘が歌うことを一度も止めたことがない。
授業中に口ずさむことを聞かされても一度も叱りはしない。
そして「まゆみが好き、好き、好き まゆみが好きっ好き」といつも歌ってくれる。
兄は優秀で東京に出て立派に出世している。一人息子は有名私学の中等部に入れたのだが勉強で行き詰まり不登校の日々。
その時母危篤の報が入る。
病院で30代で独身の妹と語り尽くす。母のことを。
一晩置いて母が亡くなる。
母の遺体を挟んでまたまゆみと語り合う。
「俺も好きって歌ってもらいたかったなぁ」
「お兄ちゃん、お母さんはよく歌ってたよ 幸司が好き、好き、好き 幸司が好きっ好き って」
親は子どもが好き。
もう紛れもない事実。
幸いにも僕はそれを知っている。
でも世の中にはそれが届かない親子がいることも知っている。
好きだけど好きとは言えない。 態度でわかる親子もいるけど感じられない親子がいるのもたしかなこと。
僕も子供のことが大好きだけど口に出したことはない。
伝わってるといいけどなぁ・・・
まゆみは今で言うと何かしら症候群という名前をつけられるような女の子だったのだろう
いつもいつも歌っていた。
それは入学式の日だろうが普通の授業の時だろうが
兄の幸司は児童会会長という立場で妹の行状に立ち向かうことになる
初めは学校側の気持ちだったのだが、自分も世話になった先生が妹にマスクを強要し、帰ってくると口の周りを腫らすことになるその姿を見ると段々と親の気持ちに近くなってゆくことになる。
母は娘が歌うことを一度も止めたことがない。
授業中に口ずさむことを聞かされても一度も叱りはしない。
そして「まゆみが好き、好き、好き まゆみが好きっ好き」といつも歌ってくれる。
兄は優秀で東京に出て立派に出世している。一人息子は有名私学の中等部に入れたのだが勉強で行き詰まり不登校の日々。
その時母危篤の報が入る。
病院で30代で独身の妹と語り尽くす。母のことを。
一晩置いて母が亡くなる。
母の遺体を挟んでまたまゆみと語り合う。
「俺も好きって歌ってもらいたかったなぁ」
「お兄ちゃん、お母さんはよく歌ってたよ 幸司が好き、好き、好き 幸司が好きっ好き って」
親は子どもが好き。
もう紛れもない事実。
幸いにも僕はそれを知っている。
でも世の中にはそれが届かない親子がいることも知っている。
好きだけど好きとは言えない。 態度でわかる親子もいるけど感じられない親子がいるのもたしかなこと。
僕も子供のことが大好きだけど口に出したことはない。
伝わってるといいけどなぁ・・・
>親は子どもが好き
真理です!!
こういう、ほのぼの親子の物語、大好きです
それでも最後までは書いてないのでご容赦願います。
好きですよね。間違いないと思います。
泣かされました(笑)