大阪発達支援センターぽぽろブログ ぽぽろ番

ぽぽろはNPO大阪障害者センターの子育て・教育支援部門です。
大阪市鶴見区今津北にあります。

HP更新しました!!

2009年01月17日 | ノンジャンル
 ホームページ更新しました!
 newはトップページに羅列しています。

 「ジェネレーションギャップ」の前に今日の学童保育の記事を載せています。
 題して「至福(なごみ)のひと時」!学童保育の意義に触れています。

 今日は阪神・淡路大震災から14年目の日。通勤途上で思い出しました。
 3日目から神戸市立盲学校体育館に寝袋一つで泊り込み、炊き出しや避難所周りをしたことを鮮明に覚えています。
 私は当時、全日本教職員組合障害児教育部近畿ブロック部長という似合わない役をしており、近畿の障害児学校の教職員の皆さんに呼びかけ救援活動のまとめ役をしました。

 炊き出しの道具は学校の厨房で不用になった給食用の大鍋2個とプロパンガスを持ち込みました。温かいものが食べられなかったので、豚汁500杯があっという間になくなりました。アウトドア派の教職員がテント張りなど大活躍してくれました。

 もう一つ、学校や家庭を守ることで精一杯の現地の教職員を励ましたことがありました。全国から交通がマヒしている中を続々と集まってきた教職員の多くは40代~50代の者たち。つまり、重い障がいのある子どもたちが学校に行けなかった時代に、一軒一軒家を訪ね就学を「猶予・免除」(教育権を剥奪)されている子どもたちを集めて、自主保育をしながら養護(支援)学校の義務制度化を実現する運動で大きな役割を担った仲間でした。彼らは、一気にすべての避難所を回りました。そこには障がいのある子どもたちはほとんど居ませんでした。居れなかったのです。居ても保健室で過ごしていたり、すぐにどこかに場所を変えたりしていました。私たちは二人一組で丁目ごとに分担して2日間で神戸市内の被災地すべての区域を回りました。彼らは崩れかかった家の中や自家用車の中に家族といました。それを教えてくれたのはご近所の方たちでした。地域のつながり、地域づくりが如何に大切かを教えられました。役所は個人情報ということでなかなか名簿を出しませんでした。私たちはお会いした方々から個別の要求や全体的に必要なことをすぐに役所に持ち込み解決するという活動をしました。こういうことが出来たのも、地域に出かけ当事者や家族と一緒に学校をつくってきた、教育を受ける権利を実現してきたそんな経験を持つ集団だったからだと思っています。

 ぽぽろに集うスタッフたちもその時代を駆け抜けてきた人たちだと思います。どのように次代を担う現場の皆さんにそうした経験を伝えていくか、大きな課題です。


ジェネレーション ギャップ?

2009年01月17日 | 児童デイサービス
昨日、わけのわからない遊びと表現されていたのは・・・・


DSの迷路ゲームの再現なのです。(何のソフトかは私もわかりませんが)

Tくんがぽぽろでこの遊びをするのは4回目。

始めのうちは、私もただの迷路かと・・・

お母さんに「最近、迷路行きました?」と聞くと、

「行ってないです。」「あっ!そういえばDSで迷路みたいのやってました」

ということでDSの迷路ゲームの再現だと判明。

すごくよく出来ている迷路で、

分かれ道では「どっちかなー?」と迷うとTくんが「こっちです!」と正解を教えてく

れたり、

わざと間違うと「ブッブー!!違う違う。こっちこっち」と教えてくれます。

その他にも、長い棒が2本動いていて挟まれないように通り抜けるとか、

ジャンプしてフープに入るとゴール!!(クリア)

1度ゴールすると、積み木の場所が移動し、どんどん難しくなっていくのです。


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先日の療育教室の時も、こんな事が。

Tくんが作った迷路の横で、ねずみばあさんをやっている小学生のお兄ちゃん達。(こ

の日は、療育教室、学童合同で遊びました)

たくさんのおにいちゃん達がグルグル走り回っていたので、危ないと思ったスタッフが

Tくんの作った迷路の一部(ラップの芯のもーっと長いやつで、挟まれないように通り

抜けるものに見立てている)を片付けてしまいました。

「あーもう!!だめ!だめ!」慌てて元に戻すTくん。

きっと、(ラップの芯、邪魔だなー)と思って、もちろんDSの迷路の再現だなんて思わ

ずに・・・


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そして昨日。

毎回、迷路遊びに付き合っていた私を誘って、スタート。





「20だよ」「33」「次は4だよ」と言うTくん。

きっと、DSの1面、2面、3面・・・という風になってるんだろうなあ・・・

昨日の話からも分かるように、療育教室のリーダーは、「なんのこっちゃ?」

と思っていたようで

迷路遊びは4回目なので、てっきり分かっていると思って私。

やたらと、Tくんへ「終わりにしよう」と声を鰍ッていたので、

今日のねらいは、

Tくんが自分で気持ちを切り替える事かと・・・

(でも、最後の面まで行かないと切り替えられないだろうなあ)

でも、
「これで終わりね」と言われてからは、最後の面に出てくるらしき?敵(バット)

が登場。

そして、私がゴールしようとすると

まだ続けたかったのか?それとも、最後の面ではゴールが逃げるのか?

Tくんはフープを持って逃げ回っていました。




療育教室が終わって、何気に話をしている中で

「えっ!!DSの迷路ゲームの再現だなんて知らなかった!!ショック・・・」

と落ち込むUリーダーdown_slow

「そもそもDSって何!?」

という事で、一からDSの説明。

百聞は一見に如かずということで、本日、我が家からDSを持ってきました。

マリオカート、スーパーマリオ、脳トレにチャレンジ。

マリオと一緒に自分の体も一緒にジャンプしてました。niko

以下はその様子。あえて見たい方は右下の「続きを読む」をクリックしてください。


「肩こったー」「胃が痛い!!」とぼやいていましたが、ちょっと楽しそう↓






ぽぽろに相談に来られる方の話の中にも、「DSするんですけど・・・」とか「DS持って

ないけど、友達が持ってて・・・」とよく話題になります。

ぽぽろのスタッフは、ちょっとだけ年配なので、きっと「なんのこっちゃ?」と思っているんだろうなー

こども達の間で流行っているものを知るのも必要だなーと思った出来事でした。



 Kさん、解説と実物をありがとう!!アナログ人間にもようくわかりました。
 白石先生も言いました。子どもの文化から出発することの大切さを。
 お互いにはまりこまないように気をつけましょうね。(ぽぽろ番)


至福(なごみ)のひと時

2009年01月17日 | 児童デイサービス
 おはようも言わずにプレールームに飛び込んでくる。そこにあるはずのものがなかったときのショックは大きい。一度は家族で帰ってしまったSくん。今日はすべり台を見つけ真っ先に登りました。よかったね。

 Sくんは来るなり「ネズミばあさん」と小声でささやいています。大好きで家でも言っているようで、お父さんが「それ何?」。 


続きを読みたい方は右下の「続きを読む」をクリックしてください。
 Yくんも大好きで早からかぶっています。



 冬休み冬眠していました。「今日は絶好調です」とHくんのお父さん。お迎えのお母さんに聞けばKちゃんも身体をもてあまし気味だとか…、ゴロゴロしていましたがホラッ、いつの間にかネズミばあさんの横についてしっかり走りました。

Rくんも始まるやじぃっと「待て待て!」の声がかかるのを背中で聞いています。声がかかるや早い早い走りだします。


 今日は午前中によく遊んだのでお弁当の早かったこと。

 ということで、12時45分には公園に向かってレッツゴー!!
 これは砂遊び組みです。Mくんは砂をかき集め、握っては飛ばすという遊びをくり返しました。



 この二人は黙々と砂に向かいました。
 これは砂山にトーマスが突っ込んでいますが、トンネルかな?

 この怪しげなダースベイダーのような二人はKちゃんとYくんです。


 この砂遊び、至福のひと時。白石先生が講演の中で触れられた学童保育ならではの「なごむ時間」の保障ですね。学校ではゆとりの時間が短かすぎるし、「こだわり」「常同行動」にあまり価値を見出してもらえないかもしれない。少しは明日へのエネルギーになったかな?


 今日も犬さんが登場。初めての犬ですが、Hくんの馴れ馴れしいこと!優しい犬さんとお兄ちゃんでよかったね。家で犬を飼っているMくんも座り込んで顔を見合わせていました。お休みの日にSOSに応えてきてくれたボランティアのT先生、ありがとう。本当に今日は助かりました!


 以下は至福のブランコのひと時。Rくんなどはずっと1時間15分も乗っていました。
 Hくんは、この後ちゃんと靴を履きジャンパーを着ました。自分で加減してんだ。


 恥ずかしい!甘えたの僕を写さないで!おんぶや抱っこに肩車…の○○くん。