大阪発達支援センターぽぽろブログ ぽぽろ番

ぽぽろはNPO大阪障害者センターの子育て・教育支援部門です。
大阪市鶴見区今津北にあります。

支援学校整備費府予算総務部長ゼロ査定

2009年01月27日 | ノンジャンル
 昨日(26日)は大阪府知事室秘書課と府議会全会派への申し入れ行動がありました。主催は大阪の障害児教育をよくする会で支援学校の保護者を中心に約50名が参加。府庁周辺で宣伝活動もしました。私もマイクを握り、代表として秘書課まで行きました。


 橋下知事さんへの要望は①府立支援学校の長時間通学と過密・過大を解消するため計上された府内3地域における支援学校整備費を復活させ、小・中・高がそろった支援学校を施設してください。②橋下知事さんは関係者の保護者に会って支援学校の現状を知り、子どもたちのねがいに応えてください。という2点です。秘書課は「府教育委員会の意見を聞いて検討したい」という答えでした。
 府議会各会派の皆さんは2月議会に向けて非常に積極的・協力的でした。背景には関係者・府民のねがい・世論やこれまでと違う府教育委員会の動きがあるからでしょう。

 ところが、本日(27日)大阪府総務部長による次年度府予算の内示で「ゼロ査定」と発表されました。「よくする会」では再度、知事に対する「復活要求」にすべく要請行動をよびかけています。

 府内の各地域では水面下で様々な動きが出ています。学校幹部関係者から「就労100%をめざす支援学校が○○にできます。」「自力通学が出来て就労を希望する生徒を新しく出来る分教室に入れます。説明会をします。」「(統廃合した)府立高校跡地に支援学校が来る」など、予算(案)すらも確定しないうちから「場所は未定」としつつ水面下で動き出しています。単なるウワサでしょうか?

 昨日、テレビで橋下知事が「ご意見を!」と言われたとたんに一番にFAXが届いたのが府立の支援学校PTA会長からのもの。「小中高のある支援学校を建ててください」の願いが読み上げられ、知事さんが前向きな発言をされたとか。

 関係の保護者の皆さんは座り込みも辞さないという覚悟だそうです。インフルエンザがはやっているこの時期に、そんなことしないですむように、橋下知事さんの英断に期待したいです!!「就労できる生徒」だけ優遇するのではなく、障がいの重い子らも含めて差別なく通える学校をつくってください。