大阪発達支援センターぽぽろブログ ぽぽろ番

ぽぽろはNPO大阪障害者センターの子育て・教育支援部門です。
大阪市鶴見区今津北にあります。

水曜・学童

2009年01月29日 | 児童デイサービス
 インフルエンザが流行っています。この日はYくんも罹っちゃって休みました。あのかなり有名になってきた東大阪のケンタくんが通う学校も臨時休業だそうです。火曜日なのに用事でご自宅に電話すると彼が出てきてビックリ。「ウラベさ~ん、久しぶり!…クラスで5人も休みで、インフルエンザパニックやねん!向こうの学校に着いた日にまた大阪に帰ってんで!骨折り損のくたびれもうけや!もうまったく!」などとまくし立ててましたが、声の質がとても優しくて、しっかりした感じに聞こえました。思わずお母さんには「退学させられたんかと思いました…」と悪い冗談を言ってしまいましたが…。私より先に健太くんのおばあさんが同じことを言っていたんですねぇ。hiぽぽろスタッフもうがいと手洗い励行で、今のところ昨年末に1人罹っただけで元気です。
 事業の一時閉鎖しなくてすむように願っています。次の土曜日の学童は14人参加予定です。風邪ひかんと待ってるぞー!!

 というわけで今日も、このように公園へレッツゴー!symbol5
 先日の雪の日は公園は貸切でしたが、今日はご近所の小さい子らもたくさん来ており、「君のものは僕のもの!僕のものは俺の物!」とばかり、他人のボールやオモチャで遊ぶもんだから、平身低頭。しまいにYくんが小さい子を相手にののしりあいのケンカに発展し、40分くらいで引き上げました。

 「ケンカ友だち」のHくんとYくんですが、バッターボックスとネクストバッターサークルを地面に書いてあげると、ちゃんと順番を守ってかわり番こに出来ました。だんだんと折り合いをつける力がついてくるものと期待しています。


 Mくんは今日は砂と泥の研究。カニの形になるプラスチックの型はめに泥を詰め込み、公園の真ん中に持っていって、地面の上にャ唐ニ逆さまに置いて型はめからキレイな形のカニさんが現れるのを繰り返し楽しんでいました。


 Mくんはぽぽろから木製の三輪車を持ち出して遊んでいました。後輪がすぐに外れてしまうので「ウ~ン、ウ~ン!」と直させていましたが、その内に上手に心棒を穴に突っ込んで直していました。


 一方、Tさんは小さい子らの療育教室に参加してもらおうと思っていたら急なキャンセル?で一人ぼっちで取り残されました。こんなことなら一緒に公園に行けばよかった!!ジャンバーに着替えようとしているのを引き止めたので、帰ってみると案の定、気持ちが沈んでしまっています。

 しかも、最初に「すもう」を持ってきたのが間違いのもと。これはTさんには分かりにくい。相手の動作を真似することに終始していた先日の自閉症のHくんと同じ結果に。「…??」


 お腹に入れた詰め物のところを押して!と言っても手を当てるだけで「…??」。これぞ本当の「ひとり相撲」!


 大好きなメリーゴーランドもいまひとつ乗ってきません。


 Mくんが繰り返しかける「はらぺこあおむし」のMDを聴きながら歌に合わせて順番に絵本めくり。Tさんが手に持っている白いお人形さんはきっとこの日の彼女の「心の杖」だったのでしょうね。これで、不安定な気持ちを支えていたのだと思います。もっと始まりのときに臨機応変、柔軟にしなくっちゃ。ゴメンね。


 久ーしぶりに吹いた下手なオカリナに付き合ってくれてありがとう。


 4時にやってきたのはYちゃん。以前は入り口のところで逡巡しているところがあったけど、いまはすぐに遊びの中に入ってきます。
 ところが、この日は新品?のかばんの中から取り出したのがお絵かき用の筆箱ではなくて教科書。「訓読すんねん!」と言ってベッドの舞台の上に上がり読み出しました。
 途中、よそ見をすると「こら!聞いて!」と怒られました。


 バルーンでマリつき。


 浮ェりやさんですが、今日は抱っこすべりしないで自分から滑り台の下から這い上がってきました。


 いつもなら大騒ぎするのに、肩車もへっちゃらでした。


 今日の遊びは何故か紙ふぶき遊びに。Yちゃんは指で色紙をちぎって作っていました。


 そして、この仕打ちを見てください!めでたいかな「髪の毛、たくさん はえろー!」と叫びながら紙ふぶきをたくさんかけてくれました。鰍ッ声はスタッフのKです。


 もう部屋の中はぐちゃぐちゃ。ペットボトルを持ち出して紙ふぶき拾いをしました。一人だけ、「イヤァ~!」と言って読書にふけっていたMちゃんも最後にはビニール袋に入れてくれました。(というか、もう一度紙ふぶきをやりたいがために…)おかげで、本当にきれいに片付きました。









支援学校整備費府予算総務部長ゼロ査定

2009年01月27日 | ノンジャンル
 昨日(26日)は大阪府知事室秘書課と府議会全会派への申し入れ行動がありました。主催は大阪の障害児教育をよくする会で支援学校の保護者を中心に約50名が参加。府庁周辺で宣伝活動もしました。私もマイクを握り、代表として秘書課まで行きました。


 橋下知事さんへの要望は①府立支援学校の長時間通学と過密・過大を解消するため計上された府内3地域における支援学校整備費を復活させ、小・中・高がそろった支援学校を施設してください。②橋下知事さんは関係者の保護者に会って支援学校の現状を知り、子どもたちのねがいに応えてください。という2点です。秘書課は「府教育委員会の意見を聞いて検討したい」という答えでした。
 府議会各会派の皆さんは2月議会に向けて非常に積極的・協力的でした。背景には関係者・府民のねがい・世論やこれまでと違う府教育委員会の動きがあるからでしょう。

 ところが、本日(27日)大阪府総務部長による次年度府予算の内示で「ゼロ査定」と発表されました。「よくする会」では再度、知事に対する「復活要求」にすべく要請行動をよびかけています。

 府内の各地域では水面下で様々な動きが出ています。学校幹部関係者から「就労100%をめざす支援学校が○○にできます。」「自力通学が出来て就労を希望する生徒を新しく出来る分教室に入れます。説明会をします。」「(統廃合した)府立高校跡地に支援学校が来る」など、予算(案)すらも確定しないうちから「場所は未定」としつつ水面下で動き出しています。単なるウワサでしょうか?

 昨日、テレビで橋下知事が「ご意見を!」と言われたとたんに一番にFAXが届いたのが府立の支援学校PTA会長からのもの。「小中高のある支援学校を建ててください」の願いが読み上げられ、知事さんが前向きな発言をされたとか。

 関係の保護者の皆さんは座り込みも辞さないという覚悟だそうです。インフルエンザがはやっているこの時期に、そんなことしないですむように、橋下知事さんの英断に期待したいです!!「就労できる生徒」だけ優遇するのではなく、障がいの重い子らも含めて差別なく通える学校をつくってください。


土曜学童・すもう大会?

2009年01月25日 | ノンジャンル
 昨日は土曜学童でした。
 とりあえず、写真で紹介だけしておきます。
 初めての「すもう遊び」です。「すもう」のイメージがわく子らと、なんおことやら分からない子らがいます。
 ちょうど先日、バルーンの空気を抜いて栓が見つからず放置してあったのをお腹に入れて相撲取りらしく?しました。(お相撲さんの着ぐるみやカツラ、行司用のアレは何でしたっけ?…などが欲しいなぁ。教材部長が作ってくれないかなぁ?)繰り返すと、様になってきました。
 戦意はまったくなく線(土俵)の上をぐるぐる回って「のこって」いた子。私の動作の真似っこをして戸惑っていた子。大好きなぐるぐる回しであそんだ子。もいました。
 とにかく、お弁当までの時間を稼ごうとしましたが、時間を忘れるほど盛り上がりました。



ぽぽろドレミファくらぶ(日中一時支援事業)利用予約申込をHpにアップ

2009年01月25日 | 児童デイサービス
 皆さんからご希望の多かった日中一時支援事業=大阪発達支援センターぽぽろドレミファクラブの利用予約申込用紙ぽぽろのホームページに掲載しました。
 今後は毎月半ばに掲載する予定です。申込は直接ご持参いただくか、FAXでお願いしています。注意事項をよくお読みになってお申し込みください。


金曜・学童保育

2009年01月24日 | 児童デイサービス
 今日は23日の療育教室を紹介する予定でした。ところが、いよいよぽぽろのデジカメが壊れてしまったようです。電池を替えても作動しませんhororiおまけに、なんとかパソコンに取り込んだデーターまで誤って削除してしまいました。

 従って、以下の写真は療育が終わってから撮った学童の携帯データです。この日は療育のお母ちゃんがいっぱいいっぱいおしゃべりしたくて、就学前の子どもたちも学童に合流。

 Tくんはお絵描きに熱中。Tくんは幼稚園に加えて最近は主治医お薦めの「教室」に通うようになってストレスもたまっている様子。ぽぽろは彼にとって貴重な場と時間です。スタッフのKが会話しながら書いているところがミソです。以前(1月17日)に書いた「なごみの時間」を大切にしたいものです。


 こちらは学童のYちゃんとYくんに療育のHくんとTくんの弟が加わってボールやミニカーの坂転がし・ジャンプ遊び。
 先ずはHくん。初めてやった私との野球。彼はバットを勢いよく振ってャJンャJンとボールを飛ばしていました。(この写真も消えました)でも、誰かが加わってくるとスーッと一人遊びに戻ってしまいます。とってもうまいのに、運動は苦手意識があって自信がないからでしょうか。
 でも、坂遊びではこんなに大きい子らと熱中しています。

 Yくんはぽぽろでは随分と落ち着いて、カッとなるのを押さえてやりとりができるようになってきました。口癖の「早く!」のいい方ももう我慢できない!という言い方ではなくなってきました。お母さんのお腹に赤ちゃんがいるからかなって思っていました。ところが、この日はヘルパーさんに落ち着いてきましたねと言うと「今日は学校で切れたそうです。3回連続してゲームに負けたそうです」との返事。Yくんはぽぽろと2年のつき合いがあるから、私たちも「落ち着いてくる」のをある意味楽しみにしています。タテ(異年齢)の関係の中で自他を調整する=コントロールする力をつけていくのも学童保育ならではの大切な役割です。
 ぽぽろではこの日も順番も勝ち負けも1番にこだわらず(以前は小さい子にも負けると容赦しなかった)遊びをリードしていました。うまくいったりほめられたときの顔の崩れようは最高!

 そのYくんが来るなりいつも「今日はYちゃんいる?」と聞くほど一緒に遊ぶのを楽しみにしているのがYちゃん。先週は「もど(おう吐)しているけどぽぽろに行くと言っていますが…」と電話がかかってくるほど、金曜日は楽しみのようです。
 Yちゃんも時々何もないようなときに「キーッ!!」という声が出るので、「どうしたんかなぁ?何かストレスたまってんのかなぁ…」と考えています。長い目で見守りたいです。