
今年も操船指導を依頼されました。
昨年視ているとどうも操船をちゃんと理解できていない。
特に離岸は・・・解ってません。
車と同じ感覚で扱うとぶつけます。(ここは後に実践編で)
岸壁にぶつけますと船が壊れますので防止策にフェンダーを古タイヤで作ります。
最近は見かけなくなりましたが以前は普通に使用しておりました。
舷にタイヤを吊るすためにロープを加工します。
ロープの端に輪を作る加工をアイスプライス(Eye Splice)と言います。
スプライスは日本ではサツマと言うのが一般的です。
二本のロープを繋ぐと繋ぎ目が太くなります。その形が薩摩芋のようだと言うことらしいです。
三撚りの端末をほどき三本のストランドに分けます。
なれないと端末がバラバラになりますのでテープで捲いてバラケ留めにいたします。
私的にはこのレベルだと不要ですが説明のためにテープで留めました。
赤矢印の大きさのアイを作ります。
赤矢印の両側を反方向に捩り撚りを戻します。
※スパイキーがあると作業が楽になります。このくらいのロープですとプラスドライバーでも充分です。
スパイキーを自作しようかと思いましたがこのレベルのスプライスでは私は無くてもできます。説明用にシノを代用。
シノ(Syinno)で作った隙間に三本のうちの一本を差し込みます。
どれでも良いと言うことではありませんが本日は省略。
(作業にはどうしても両手が必要です。説明に必要な角度を維持しつつ撮影は困難です。
いずれロープワークをじっくりやろうかと思ってますのでその時に詳しく)
残りの二本のストランドを差し込みます。
三本を強く引いて更に差し込んだ方向と逆方向に引きます。
同様に三本のストランドを三回、計九回通せば完了です。
タイヤ四本分終了。ロープの端は船に合わせて加工いたします。
雨がパラつき始めましたので本日はここまでといたします。